写真家・芝田満之を知っている?
サーフカメラマンの先駆者が見た海景色!
波乗りする人にとっては、家にいるときにだって海を感じていたいもの。たとえば、海の写真を自分で撮影してリビングに飾ったり、な~んて人もいるのでは? リラックスするときに素敵な海の写真があると、やっぱり癒されるし、とっても落ち着く。
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だが、もっと素敵な海の写真が欲しいというのであれば、この写真家の作品を手に入れてみては?
芝田満之はご存じだろうか? 彼は日本のサーフカメラマンの先駆者的存在。海外を飛びまわって撮った写真は、国内外問わず話題を呼んでいる。彼の写真の特徴は、美しい光と、ドラマチックな瞬間を切り取った、ロマンティックな情緒を感じさせるところ。もちろん波乗り好きの中でも有名で、歴史に残る大作といってもいいほどの作品が多数残っている。ひょっとしたら、知らないうちに彼の写真を見たことがあるかも⁉
彼は一年中のほとんどを海のそばで過ごしている。ベースとなる湘南の海という題材は、まさにライフワーク。その湘南の海へ“ありがとう”の気持ちをこめて、写真集『ソルトウォーター・スカイ』を発表し、大きな話題となった。その発刊から7年が経った今年。前作発表以降、7年間に撮り下ろした新しい写真集『コーリング・ザ・シー』がいよいよ待望のリリースとなる。今回の写真集も、芝田満之らしく、優しくて華やかな色使いで、崇高さを感じさせる。さらに今回は、作家である池澤夏樹とのコラボレーションが実現。“大事なのは、空気がだいたい透明であることだ”と、エッセーはこんな言葉ではじまっている。写真集にあるドラマを一段と盛り上げてくれるとともに、繰り返し写真集のページをめくってみたくなる1冊に仕上がっている。
2月23日発売の『コーリング・ザ・シー』。税込み価格4860円(ブエノ・ブックス)
前回よりバージョンアップし、さらにエッセーがついていっそう繊細な表情を出している今回の写真集。海好きじゃなくてもリラックスタイムに見れば、グッと癒されるはず!
芝田満之
1955年埼玉生まれ、神奈川県・葉山在住。アサヒカメラの“’80年代日本の写真家”にも選出されるなど、サーフィン界のみならず、様々な分野から支持されている。広告を中心に雑誌のエディトリアルや映画・CMなどの映像も多数手掛ける。
●ブエノブックス
URL:www.buenobooks.com