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CULTURE カルチャー

2021.02.19


緊迫の銃撃戦に息をのむ!『この茫漠たる荒野で』

現在、ハリウッド大作の劇場公開が少なくなっているというのはお気付きだろう。なんてこともあり、アクション系はもちろんのこと、ハリウッドお得意の“スケール感のある映像”、“深いテーマ”、“スターの名演技”が合体したエンタメ作品を観たい欲求も高まってきているはず。ネットフリックスの『茫漠たる荒野で』は、そんな気分に十二分に応えてくれる力作だ。

 

 
『この茫漠たる荒野で』
胸アツなポイントは?
“退役軍人と少女の絆に感動する!“



舞台は南北戦争が終わってから5年後のアメリカ。トム・ハンクスが演じる主人公のキッド大尉は、町を転々としながら、世界で起こっている様々なニュースを人々に読み聞かせ、日銭を稼いでいる。そんな彼が旅の途中で、ネイティブアメリカンに育てられた10歳の少女ジョハンナと出会う。言葉も通じない彼女を、親類の元へ送り届けるべく、何百キロにおよぶ旅がはじまる。

こうして物語を書くだけでも、アメリカのフロンティアスピリットや、壮大な自然の風景、そしてキッドとジョハンナに築かれるエモーショナルな絆が予想されるが、まさにその期待に応えるビジュアルと展開が用意され、これこそ“ザ・ハリウッド”という味わい。

監督のポール・グリーングラスは、『ボーン・スプレマシー』などジェイソン・ボーンのシリーズや、『ユナイテッド93』を手掛けた、リアルアクションの才人。今回も、馬車のチェイスや緊迫の銃撃戦などを見せ場にして、息をのむ緊張と迫力を提供。アクション全般は、従来の西部劇をアップデイトした印象だ。

トム・ハンクスはいつもながらの名演技だが、注目はジョハンナ役のヘレナ・ゼンゲル。英語も話せない難役ながら、孤独と怒りを全身で体現。キッド大尉に心を開いていくプロセスで、観ているこちらの心を鷲づかみに! 

ゴールデングローブ賞などで助演女優賞にノミネートされている彼女は、久々の天才子役出現として話題を集める。主人公たちの関係性と、少女の成長に、あの『レオン』(1994年)を重ねてしまう人も多いだろう。

『この茫漠たる荒野で』
監督・脚本/ポール・グリーングラス 出演/トム・ハンクス、ヘレナ・ゼンゲル、エリザベス・マーベル 配信/ネットフリックス
2020年/アメリカ/視聴時間119分

Netflix映画「この茫漠たる荒野で」2月10日(水)より独占配信開始

文=斉藤博昭 text:Hiroaki Saito

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