【Spotifyで聴ける】夏のビーチに想いを馳せる曲
少しずつではあるけれど、海外旅行熱の高まりを見せつつある昨今。カラダはまだだけど、気持ちだけでもビーチへ。脳内トリップさせて、来るべき夏本番の準備をはじめてみて!
マイアミビーチにて。バカンスを楽しむショーン・メンデス。ビーチでのファンサービスも忘れなかったとか。そして、ミュージシャンはどんな音楽が身近なのか
1曲めは「ココモ」。“西海岸の海”といえばザ・ビーチ・ボーイズ(笑)。映画『カクテル』の主題歌としても有名ですよね。ビーチでマイタイ(トロピカル・カクテルの女王といわれる)でも飲みながら、なんてシチュエーションにちょうどいいミディアムテンポの曲。
次は「マイ・エクスガールフレンド」。ラファエル・サディークは、とても好きなアーティストで、彼の最初のグループ、トニー・トニー・トニーの楽曲です。ノリがよくて、以前はビーチでよくかけていました。個人的には“ハワイの海”を思い出す楽曲でもあります。元カノをディスる歌詞なんですが、内容は別にして、ビーチで聴くととても気持ちのいい曲です。
次は「ヒートストローク」。これもノリのいいアゲアゲの曲。続く2曲(「アイ・ガット・ユー」と「アイム・ユアーズ」)はベタな“ビーチ系”です。“心配ないさ、楽しく行こう”と歌う「ドント・ウォーリー・ビー・ハッピー」はこのプレイリストを象徴する楽曲ともいえるかな。
「ココモ」と同じようなヴァイブの曲で、続く「バケーション」「ケーキ・バイ・ザ・オーシャン」もグルーブが似ているので、それぞれ前の曲を引き継ぎながら、心地よく聴けると思います。
次は王道の「エスケイプ」。サブタイトルに“ピニャ・コラーダ・ソング”とつく楽曲で、メキシコのバハ・カリフォルニアとかをイメージさせる曲ですよね。
そして、ここまでは明るいビーチの曲でしたが、最後は「ヴェンチュラ・ハイウェイ」。やっぱりビーチはほんのり哀愁が欲しいかなと。全10曲。音から見えてくる風景がポストカードのようにパンパンと繋がっていく感じを楽しんでもらえたらと思います。
選曲したのは!
[クリス・ペプラー]
Chris Peppler
J-WAVE「TOKIO HOT 100」の人気ナビゲーター。「バカンスに行くなら、バリ島などの東南アジアや、地中海が好き。ビーチでリラックスしているときに古代文明の“いにしえ”を感じて、とても贅沢な時間を過ごしているなって思うんです」
[ジャック・ジョンソン]
2001年、1stアルバム『ブラッシュファイアー・フェアリーテイルズ』をインディーズでリリースし、翌年メジャーでも発売に。その後もコンスタントに活動を続ける。2022年6月には約5年ぶり、通算8作めのアルバムが発売となったばかり。サーファーであり、映像作家でもある。
「アイ・ガット・ユー」収録アルバム
『フロム・ヒア・トゥ・ナウ・トゥ・ユー』
プロデューサーにマリオ・カルダートJr.(3枚めのアルバム『イン・ビトウィーン・ドリームス』も手掛けた)を迎えた2013年に発売された通算6枚めのアルバム。アコースティックサウンドを基調とした原点回帰的アルバムと称される。リードトラックが「アイ・ガット・ユー」。
雑誌『Safari』2月号 P175掲載
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