ブラッドリー・クーパーが着ていた
“CORE”パーカの正体にびっくり!
サンタモニカのプライベートジムを後にする俳優ブラッドリー・クーパー。愛車のGクラスに乗りこもうとする彼。キャップにパーカ、テックパンツとスポーティなスタイルを披露した。で、注目してほしいのは、彼が着ているネイビーのパーカ。フロントは左胸、バックにもそれぞれ“CORE”という文字が4列並んでいる。その見覚えのないデザインに「どこかの新ブランド?」と思ったのだが、どうもファッションブランドにあらず。ところがそのパーカには、ある深〜いストーリーが隠されていた。
さっそくこの“CORE(コア)”の正体を明かすと、現在60歳のアカデミー賞俳優ショーン・ペンが以前立ち上げた非営利団体の名称のこと。そのデザインは、“CORE”のCOの文字を、“無限”を意味するインフィニティマーク(∞というマークのこと)と掛け合わせているところが特徴なのだが、つまりこれは、“CORE”が独自に作ったパーカというわけ。でも、一体なぜブラッドリーがこのパーカを着ているのか?
調べてみると、“CORE”はその活動資金調達のため、現在公式ホームページ上でパーカのほか、キャップやトートバッグなどを販売中。ブラッドリーが着ているパーカもそこで販売されているものだ。ということは? そう、彼は“CORE”の活動に賛同し、その活動を支援しているということになる。
そして、そんな 非営利団体“CORE”をショーンが立ち上げたのは、2010年に起きたハイチ地震がきっかけ。当時地震が発生してからすぐに、彼は医療や救急隊員、政府関係者のネットワークを駆使して150人以上のチームを結成。ハイチ地震復興の支援を行ったという。若い頃はやんちゃな面が顔を出し様々な問題を起こしたショーンだが、いまや環境保護や人道支援に関して、熱心に活動する優しい心の持ち主。現在も、自然災害支援、発展途上地域を支援する“CORE”の活動を続ける姿には頭が下がる。
そして最近のコロナ禍においても、100万人に無償でPCR検査を実施し、ワクチン摂取に大きく貢献しているなど、“CORE”の活動を国も大きく称賛。ショーン自身もLAに設置したドライブスルー検査所に訪れ、ボランティア活動に励む姿が見られている。そんな動きにブラッドリーも賛同したわけで、ショーンの活動にパーカを着用してサポート。このパーカ自体、デザイン性が高くてお洒落なものだが、普段からお洒落で影響力のあるブラッドリーが着用することで、“CORE”の知名度が上がるのは有意義なこと。こんな形でファッションを通じて社会貢献ができるのは、とっても素晴らしいことじゃない?
ちなみに、最近は“CORE”のTシャツも着ている様子!
●CORE 公式HP
URL:https://shop.coreresponse.org/