あのベッカムも!
近頃お洒落セレブは“迷彩パンツ”にご執心!?
近頃人気のパンツといえば、圧倒的に楽チンパンツ。それはLAセレブもそう。スウェットパンツを筆頭に、ジャージやテック系パンツなどなど、様々な楽チンパンツ姿が多数パパラッチ。ストレスとは無縁の楽チンな穿き心地は、もはやセレブたちの間でも必須事項になっているのは間違いない。そんな状況の中で、最近「おやっ?」と目を引くパンツがある。それが迷彩パンツだ。
目を引いた理由は、迷彩パンツは一部を除いて、近頃ちょっとご無沙汰アイテムだったから。それがなぜか今、着用するセレブもチラホラ。お洒落番長のベッカムだって、最近のスタイルに取り入れている姿が目撃されているのだから、この傾向は侮れない。
もしかしてこんなご時世だから、無意識にディフェンシブな気持ちになっているせいだろうか? あるいは、個性的な柄を取り入れることでちょっと気持ちを切り替えたかったのか? いずれにしても、最近あまり見なかった柄なだけに、気分を一新できるのは間違いなさそう。
それともうひとつ。彼らのパンツをよく見ると、細身やテイパードシルエットなど、今どきにアップデイトされたものを着用している様子が窺える。もちろん中には、楽チンパンツが迷彩柄になったようなパンツもあり。このへんはさすがにお洒落セレブ。いくら迷彩柄に注目したとはいえ、モノ選びの視点はまさに今どき。古臭い軍パンをそのまま引っ張り出してきた、な~んてことはしていない。では、論より証拠。さっそく気になる迷彩パンツを纏ったセレブを見てみよう。
David Beckham
エクササイズ用具を手に、マイアミにあるスポーツ店を後にしたベッカム。このとき目撃された姿がコチラ。まず注目したいのはパンツのシルエット。腿まわりはゆったりだが、膝から下は細身。美しいテイパードシルエットなのがよくわかる。この見た目、めちゃくちゃかっこよくないですか? そんなパンツの裾はドローコート付き。彼はそれを縛っているようだけど、裾自体が細身なので印象はとってもスタイリッシュ。そのせいか、タフでハードな迷彩柄も、必要以上に武骨に見えることもない。
そして、このパンツを引き立てているのがスニーカー。こちらは2020年夏に発売された〈アディダス オリジナルス〉ZX 2K ブースト。‘80年代のハイテクランニングシューズに着想を得て、街歩き用に設計されたモデルなんだけど、派手なわりに自然と着こなしにハマっているのは、存在感のある迷彩柄と釣り合いがとれているから。さらにこのスニーカーのおかげで、迷彩パンツの重厚さがほどよく低減される結果に。う~ん、今どきのお洒落に“軽快さ”は欠かせないけど、さすがは洒落者のベッカム。そこもちゃ~んと計算しているってこと!?
Scott Disick
リアリティTVスターで実業家のスコットは、トレンドに敏感なセレブのひとり。この日も〈ザ・ノース・フェイス〉のダウン“ヌプシジャケット”を纏い、首元にはブームとなっている喜平タイプのネックレス、そして足元は〈ナイキ〉エアフォース1。どれも今季、人気の高いアイテムなのはご覧のとおりだ。そんな中、彼が選んでいるのが迷彩パンツだった。
どちらかというとベーシックアイテムがお好みのスコットだが、このパンツも、ほどよくゆとりがある定番ストレートタイプ。ちなみにスコットは、今季スウェットパンツなどの楽チンパンツをよく愛用しているけど、一方で昨年から6ポケットパンツを穿いている姿も披露。そしてついに今季は、その6ポケットパンツの中に迷彩柄が仲間入りしたというワケ。スコットが手を出したってことで、迷彩パンツがやっぱり今どきなアイテムなのは間違いなさそう!?
Pete Wentz
ロックバンド“フォール・アウト・ボーイ”のベーシストで、洒落者としても有名なピート。Tシャツ姿ではあるけど、パパラッチされたのは2021年の1月。カリフォルニアでは冬でもTシャツがOKな日があるとは、なんとも羨ましい限りだ。
さて、そんな温暖な日にコーヒーショップに立ち寄った彼。穿いていたのは、やはり迷彩柄の6ポケットパンツ。ベッカム同様、こちらも美しいテイパードシルエットで今どき感がたっぷり。しかも、足元に赤い〈ヴァンズ〉を合わせて、迷彩柄との見事なマッチング効果を披露しているのはさすが。やはり迷彩パンツには、お目立ち色のスニーカーがよく似合うのかも。このカラーテクニック、迷彩パンツ着こなしの参考になりそうじゃない?
AJ McLean
アイドル的な人気を誇った男性ボーカルグループ“バックストリート・ボーイズ”。そのメンバーとして名を馳せたAJも43歳になった。残念ながら顔は見えないけど、その着こなしを見ると只者じゃないのは一目瞭然。この日はハリウッドを闊歩する姿が目撃されている。
そんな彼が、グループ名に違わず(?)披露したのは、味デニムのライダースに迷彩パンツを合わせたストリートテイストの着こなし。ややハードすぎる感もあるけど、品のいいベージュのスニーカーでそれを中和。見事にバランスをとっているのが上手い。で、肝心のパンツを見ると、シルエットは腰元ゆったりのテイパードで、おそらくフリースあたりのふかふかな快適素材。
そして、サイドにポケットはないものの、ウエストはドローコード付きで裾がリブ仕様。今どきの楽チンパンツのディテールをたくさん備えているのが確認できる。当然こんなパンツなら、アメカジライクな着こなしもアップデイトされた印象に。さらに穿いて心地いいなら、今後もこの手のパンツは手放せない!?