誰でも楽しめるクルマ好きの祭典! 第4回“マリンGP”をレポート!
老若男女、誰でも楽しめるイベントを目指して生まれた“マリンGP”。開催は今年で4回め。ヴィンテージカーだけではなく新旧様々なクルマが参戦して街中を駆け抜けたのだが、今年はイベント自体の楽しさがさらに増した様子。さて、どんな点が変わったのか、さっそくレポートしよう。
その名のとおり、クルマ好き、海好きであることが出場資格の“マリンGP”。もともとヒストリックカーミーティングという大会が前身なだけにヴィンテージカーやクラシックカーが多いのだが、もはや出場車はその枠にとどまらず。毎回、市街地を走るラリーレースを誰でも楽しめるよう、様々な工夫がなされている点がユニークだ。
レース車両は横浜ゴム新城工場内に集まりスタート!
1938年式〈MG〉TA
1989年式〈アストン マーティン〉ラゴンダ
1965年式〈フィアット〉500
1962年式〈ポンティアック〉カタリナ
1983年式〈トヨタ〉ソアラ
1997年式〈フェラーリ〉F355
1970年式〈ポルシェ〉911T
レースクイーンもしっかりイベントに華を添えた
開会式会場には〈ムータ・マリン〉のブースも登場!
そんな中、今大会で変わった点がまずコース。第1回から毎年コースは変わっているものの、今回は山林ルートも楽しんでもらおうと、新城市をスタートして下山村、知多半島内海地区、そして常滑りんくうマリーナをゴールに設定した。しかもコースは、今までで最⻑の150㎞。ドライブ好きにとっては「よくぞ企画してくれた!」といったところだろう。さらにコースの一部は、2024年11月に開催された WRC 日本ラリーにも使用されている道路も含んでいる。そこを通るだけでラリー気分に浸れること請け合いだから「楽しんでドライブしてもらいたい」といった主催者側の熱心な気持ちも透けて見えるようだ。
また、これまでクラシックカーラリーの定番であるPC 競技(たとえば30mを6秒で走るようなお題が出され、ぴったりで走るような人が優勝となる)で参加者は真剣勝負を繰り広げていたが、今回よりレンタルカートで1周のみのトライアルも企画。女性チーム同士の白熱したトライアルがあったほか、家族チームの子供たちも楽しめた様子で、参加者からも好評を博したようだ。
そんなグレードアップがなされた第4回目の“マリンGP”。観客からみて相変わらず楽しいのが、やっぱり歴代から現代までの名車が集結し、その走る勇姿が一気に見られることに尽きる。普段はお目にかかる機会の少ないクルマが多いだけに、このようなイベントはクルマ好きにとってはとっても貴重。参加資格にクルマ自体の車種や年式に縛りはないものの、やっぱり往年の名車は多くの人を笑顔にしてくれる。
1969年式〈シボレー〉コルベット
2017年〈レンジローバー〉イヴォーク カブリオレ
ゼッケン01は、ジャパニーズ ラリー チャンピオンシップカーのGR86!
1977年〈マツダ〉コスモ L
2006年式〈ポルシェ〉カレラGT
2017年〈ロールス・ロイス〉ドーン
1973年〈ビー・エム・ダブリュー〉3.0CS
今回からゴールそしてリザルト集計の間にフラメンコの舞踊と演奏が会場を楽しませた
今回も優勝者はもちろん上位入賞者には素敵な記念品が贈られた
間違いなく盛り上がるじゃんけん大会で参加者はここでも心ひとつになった!
今年も多くの人が参加して盛り上がったマリンGP。また来年も楽しいイベントになるのは間違いなさそうだ。次回は是非みなさんが参加して、多くのクルマ好きと触れ合い、カーライフスタイルを謳歌してみてはいかがだろう。