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2021.10.11


クラフツマンシップが宿る究極の大人カー!――ベントレー コンチネンタルGT マリナー

英国生まれの気品に加えて、職人の魂を感じる〈ベントレー〉コンチネンタルGT マリナー。特別という言葉がよく似合う1台だ。


[ベントレー コンチネンタルGT マリナー]
BENTLEY
CONTINENTAL GT
MULLINER

クラフツマンシップが宿る究極の大人カー!――ベントレー コンチネンタルGT マリナー自動車業界には“コーチビルダー”という言葉がある。イタリア語でいうところの“カロッツェリア”に近い。イマドキの感覚でいえばメーカーが造ったボディを使って、自由にカスタマイズする会社といったところだろうか。

だけど、そもそもは違う。コーチとは馬車の時代に人が乗るスペースを指す。要するに車輪とその上のキャビン。ドアやシートを含む一式だ。しかも上流階級の乗り物だけにウッドやレザーなど豪華な装いを持つ。そのへんの価値観は100年以上たっても変わらないね。

クラフツマンシップが宿る究極の大人カー!――ベントレー コンチネンタルGT マリナーでもって、その製作は馬車から自動車になっても続いた。自動車のことを当初は“馬なし馬車”と呼んでいたのだから想像しやすい。エンジンは造らなくても、キャビンを造る会社をコーチビルダーと呼んでいた。ちなみに、スポーツで指導する"コーチ"も語源はここかららしい。「導くモノ」という意味合いのようだ。

ただ、時代の流れで、そんな分業も廃れた。今日ではエンジンやシャシーを設計する自動車メーカーがキャビン全体をデザイン、製造するのがデフォルトとなっている。たくさんのサプライヤーからパーツを納入してもらい組み立てるのが自動車会社の姿となる。

クラフツマンシップが宿る究極の大人カー!――ベントレー コンチネンタルGT マリナー今回スポットを当てるコンチネンタルGTのマリナーがソレだ。馬車の時代にイギリスで生まれた世界最古のコーチビルダーである。もちろん、もともとは独立した企業だったが、今は〈ベントレー〉の傘下に入りグループの一員として経験を生かしている。戦前からマリナーに装飾の依頼をしていた〈ベントレー〉との深い関係からそうなった。本物のラグジュアリーを知り尽くしている者同士がタッグを組んだといった感じだ。

コンチネンタルGT マリナーは昨年9月英国のブレナム宮殿で行われたクラシックカーイベント“サロン・プリヴェ”で発表された。特徴はビスポークを得意とするマリナーならではの贅沢なインテリアで、カスタマーの要望に細かく応えるため88種類のウッドパネルを用意するなど、パーソナライズを前面に押し出している。その仕上がりはため息モノ。特別という言葉がふさわしい圧巻のクオリティだ。

クラフツマンシップが宿る究極の大人カー!――ベントレー コンチネンタルGT マリナーまた、エクステリアではフロントグリル、ホイールなどをデザイン変更。そこでもスタンダードモデルとの区別もしっかりさせている。一見して特別さ120%。こんなコンチネンタルGT見たことない!的な1台。もちろん注目度の高さも超一流である。

ほかにもある!
このクルマの楽しみ方&使い方


マリナーのことをもう少し説明すると、現在3つの部門に分かれて活動している。ベントレーマリナーコーチビルドでは、プロダクトのデザインチームと連携してユニークなボディを造ったり走りを強化したりし、ベントレーマリナークラシックでは戦前のモデルをレストアしたり再生産したりする。また、ベントレーマリナーコレクションでは、今回のコンチネンタルGT マリナーのようなモデルを提案、幅広いオプションを用意するようだ。スタンダードモデルでは満足しないウルトラ富裕層のニーズにしっかり応えている。キーワードは“パーソナライゼーション”ってところだろう。

そんな細かいニーズを大切にするモデルだけに、コンチネンタルGT マリナーは価格も一級品。通常モデルに対して、800万円近いプライスアップとなる。こうなってくるともはやライバルはクルマではなく、クルーザーや不動産物件ってところだろうか。マリナーのカスタマーに対する自由度からもわかるように、ハードウエアの選択も可能。〈ベントレー〉が手掛ける2つのエンジンから選ぶことができる。635psを発揮する6ℓ12気筒ツインターボエンジンと、550psの4ℓV8ツインターボエンジンだ。排気量とパワーに差こそあるが、実際の走りとエキゾーストサウンドはともに一級品。そう、〈ベントレー〉の神髄はここ。ラグジュアリーだけでなくパワフルなのも最大の個性である。

ココにもソソられる!


01 コックピット
本当の贅沢を感じさせる仕上がりクラフツマンシップが宿る究極の大人カー!――ベントレー コンチネンタルGT マリナー
手作業で仕上げたウォールナットのダッシュパネルとダイヤモンド柄の特殊な加工を施したセンターコンソールが特徴的。スタンダードモデルにはない仕様だ。煌びやかではなくアンダーステイトメントなところが英国風と言える。

02 シート
ここにこだわるのが、さすがマリナークラフツマンシップが宿る究極の大人カー!――ベントレー コンチネンタルGT マリナー
刺繍工程の開発に18カ月を費やしたというダイヤモンドステッチのシート。ひとつのダイヤモンドに712本のステッチが入っているというから驚く。ディテールへのこだわりは半端ない。ヘッドレストにロゴが刺繍されるのは嬉しい配慮である。

03 ホイール
類似するものは見当たらないクラフツマンシップが宿る究極の大人カー!――ベントレー コンチネンタルGT マリナー独特のデザインでその存在感をアピールするアルミホイール。スタンダードの12気筒モデルが標準で21インチなのに対し、こちらは22インチを装着する。世の中のホイールデザインのトレンドとは異なるのがマリナー流。エレガントさも格別。

SPECIFICATIONS
ベントレー コンチネンタルGT マリナー
●全長×全幅×全高:4880×1965×1405㎜
●ホイールベース: 2850㎜
●エンジン:W 12気筒ツインターボTSI
●総排気量:5945cc
●最高出力:635ps/5000-6000rpm
●最大トルク:900Nm/1350-4500rpm
●トランスミッション:8 DCT
●車両重量:2260kg
●駆動方式:アクティブAWD
●乗車定員:5名
●価格:3511万2000円

 
Information

●ベントレー コール
TEL:0120-97-7797

雑誌『Safari』11月号 P222~223掲載

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