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CARS クルマ

2020.02.27


4月まで待つ価値がある! 〈ビー・エム・ダブリュー〉2シリーズ グランクーペ

どんなにクルマが好きで、どんなに愛していても、クルマがクルマである限り、ともに暮らすには越えなきゃならないハードルがある。そう、駐車場問題だ。特に都市生活者にとって、平置き駐車場の確保は由々しき問題。場所によっては何年にもわたってキャンセル待ちの長〜い列ができている、な〜んてことも。近郊型の大型マンションなんかでも、同様の声を聞くことがありますよね。

そんな状況の中では、威張り感はありつつも機械式駐車場に収まるサイズがいいな~、っていう需要があるのも当然。だったら、ちょっと4月まで待ってみたら? 〈ビー・エム・ダブリュー〉から、全く新しいコンパクトモデルが日本に入ってきそうだから! それが、2シリーズ グランクーペだ。

ほんの半年ほど前にフルモデルチェンジを果たした1シリーズとアーキテクチャを共用しながら、“グランクーペ”の名のとおり、クーペライクなルーフラインを持つ4ドアセダンがそれ。そう、同社でお馴染みの“グランクーペ”は現在、4,6,8のシリーズに拡大しているが、その末っ子が登場したというわけだ。

全長4540mm×全幅1800mm×全高1430mm。冒頭に述べたとおり、機械式駐車場に収まるサイズだ。しかし、ちょっと雰囲気の変わったキドニーグリルのおかげで、真正面から見た感じは、もっと大きなボディに見える。サイドに回りこんではじめて「あれ? こんなに短かったんだ」と気づかされるほどの高いデザイン力がそこにはある。
 

 
1シリーズよりも少し高級志向に振った演出も随所に。なんと、4枚のドアすべてがフレームレスとなった。もちろん、最新モデルらしくインフォテイメント系も充実。「ハロー、〈ビー・エム・ダブリュー〉」だって搭載されている。エクステリアやインテリアはもちろん、乗りこむときだってリッチな気分になれるなんて、嬉しくない?
 

 

日本導入モデルの乗り味は?


日本導入は1シリーズ同様、1,5ℓターボガソリンエンジンの218iグランクーペと、Mパフォーマンスモデルの四輪駆動であるM235i xDriveグランクーペの予定。世界発売に先駆け、ポルトガルのリスボンで開催された国際試乗会では、この上位モデルM235i xDriveグランクーペに試乗が叶った。

そもそも1シリーズ自体が、FFっぽさを感じさせない絶妙なハンドリング。小さなボディに〈ビー・エム・ダブリュー〉らしさをむんむんと漂わせていたけれど、コチラは四輪駆動ということもあって、さらに接地感やライントレース性が絶妙。2.0ℓ直4ターボのガソリンエンジンもパワフルで、かなりエキサイティングな加速(特に中〜高速の伸びが気持ちいい!)を楽しめる。

同じMでも、Mパフォーマンスはしなやかなサスペンションも魅力。リスボン郊外の荒れに荒れた道でのリアシート乗車も体験したけれど、跳ねや突き上げのいなし方は拍手モノ。これなら後部座席をフルに使うファミリーにも及第点をもらえそう!
 

 

気になるスペックは?


★DATA 〈ビー・エム・ダブリュー〉M235i xDriveグランクーペ
●全長×全幅×全高:4540mm×1800mm×1430mm
●ホイールベース:2670mm
●エンジン:2.0ℓ直列4気筒DOHCツイン・スクロール・ターボチャージャー
●最高出力:255kW(306PS)/5000rpm
●最大トルク:450Nm(45.9kgm)/1750~4500rpm
●トランスミッション:8速AT
●駆動方式:四輪駆動
●税込み価格:665万円

 
Information

●BMWカスタマー・インタラクティブセンター 
TEL:0120-269-437

文=今井優杏 text:Yuki Imai
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