Safari Online

SEARCH

CARS クルマ

2019.12.28

2020年日本で“WRC”開催!
世界が熱狂する壮絶ラリーは一体なにが面白いのか?

2020年は、東京2020オリンピック・パラリンピック開催など、とにかくスポーツから目が離せない年。そんな中、モータースポーツのジャンルでもビッグなイベントが予定されているってこと、知ってた? それが2020年11月19日~22日に愛知・岐阜エリアで開催される、WRC(世界ラリー選手権)第14戦“ラリー・ジャパン”だ。



WRCといえばF1同様、その盛り上がりは世界最高峰。だが、日本で10年ぶりの開催が叶うとはいえ、正直何が面白いのかよくわからないという人もいるだろう。そこで今回は、WRCの“にわかファン”になれる(?)、いくつかのポイントをご紹介したい。

1.応援したくなるチームがある!
2.楽しみな日本人ドライバーの参戦!
3.迫力の走りがラリー・ジャパンで体感できる!
4.“フェス感覚”で楽しむ観戦スタイルがいい!
5.WRCの興奮をGRヤリスでも!
 

 

1.応援したくなるチームがある!


2019年は日本でラグビーワールドカップが開催。多くの興奮と感動を巻き起こしたのは記憶に新しいところだが、その中心となったのは日本代表チームの快進撃だった。汗と泥にまみれて、ひたむきに戦い続けた結果は、大会初のベスト8入り。本当に強いからこそ勝利への期待が高まったわけで、いくら日の丸を背負っていても「強国にはまるで歯が立たない」となると、あれほどの盛り上がりには至らなかったかも。

では、WRCはどうかというと、ここにも勝利が期待できる日本のチームがある。それが“TOYOTA GAZOO Racing World Rally Team”。〈トヨタ〉がWRCを制すべく結成したワークスチームだ。


2019年のラリー・フィンランドで優勝したときのひとコマ

実はこのチームが、長いブランクを経てWRC参戦を再開したのは2017年。翌年にはなんと、マニュファクチャラーズタイトル(チーム年間優勝のこと)を獲得。さっそくポテンシャルの高さを見せつける結果となった。ところが2019年は、ドライバー/コ・ドライバー(助手席でドライバーをナビゲートする役割)のチャンピオンに、ワークスチームの一員であるオィット・タナック選手/マルティン・ヤルヴェオヤ選手が輝いたものの、マニュファクチャラーズタイトルは、〈ヒュンダイ〉にその座を譲り2位に。2020年に雪辱がかかっているのは言うまでもなく、〈トヨタ〉は2020年に向けて全ドライバーを刷新。エースドライバーに2013~2018年までシリーズ6連覇を果たしたセバスチャン・オジェ選手を迎えるなど、勝利に対してすでに鼻息が荒い。

表彰台中央がオィット・タナック選手(右)/マルティン・ヤルヴェオヤ選手(左)

一方、2019年のドライバーズタイトルを獲得したタナック/ヤルヴェオヤ組は、すでに〈ヒュンダイ〉への移籍を発表。これまでチームに勝利をもたらしてきた立役者が、今度は敵にまわるという状況の中で、果たして勝利を手にすることができるのか? 俄然注目が集まっている状況なのだ。
 

 

2.楽しみな日本人ドライバーの参戦!


さらに、WRCをフォローする楽しみを高めてくれそうなのが、日本人ドライバー、勝田貴元選手の存在だ。“TOYOTA GAZOO Racing”では、これまで若手のラリードライバー育成プログラムを推進してきたが、勝田選手はその育成ドライバーとして経験を積んできた1人。すでにWRCの最上位クラスデビューは果たしているものの、2020年はラリー・ジャパンを含む8戦に出場を表明。レギュラードライバーの座を勝ち取るべく、新たなチャレンジに挑んでいる。

期待のホープ、勝田貴元選手

かつてF1が日本で人気を博したとき、中嶋悟選手、鈴木亜久里選手、片山右京選手、佐藤琢磨選手、小林可夢偉選手など、日本人選手の活躍に夢を馳せた時代があった。世界のトップドライバーの中に日本人が切り込み、大活躍するシーンを見たいのはWRCでも同じこと。2020年WRCのトップカテゴリーで勝田選手はどのような走りを見せるのか。そこも大きな見どころのひとつだ。
 

 

3.迫力の走りがラリー・ジャパンで体感できる!


そしてなにより、2020年秋に世界最高峰のラリーが実際に日本で見られるのは楽しい体験となるはず。というのも、『Safari Online』編集部では2019年8月に開催されたラリー・フィンランドを取材。やはり間近で体感するWRCは迫力がケタ違いだったからだ。



ちなみにWRCのひとつの大会開催期間は通常3 〜4日間。レースの総距離は約350kmにも及ぶ。勝敗は、コース上にある複数のSS(スペシャルステージ)と呼ばれるタイムアタック区間での合計タイムで決定される。だが、サーキットとは違い、当然各SSはすべて状況が異なる。舗装路あり、ダートあり。山あり谷あり、林道のような狭い道だってある。もちろん天候によっても、その状況が大きく変わってくる。

そんな中を、ラリーカーは心躍るエンジンサウンドを響かせながら、命知らずと呼べるようなスピードで疾走。これには度肝を抜かれる。





特に観客が沸き上がるのが、なんといってもジャンピングスポットだ。空中を矢のように飛行(!)するラリーカーが見られるチャンスはそうそうないし、誰だって思わず歓声を上げてしまうはず。また、タイトなコーナーを、土埃を巻き上げながら駆け抜ける様も圧巻。ドリフトするかグリップ走行か。そこでは各ドライバーの走りのスタイルが垣間見られるから、次々とやってくるラリーカーを見ているだけでも全く飽きることはない。そして、この興奮が日本で体感できるとなると? そう、もはや観戦に行かない選択肢はない!?
 

 

4.“フェス感覚”で楽しむ観戦スタイルがいい!


また、ラリー・フィンランドの取材で、迫力たっぷりの走り以外に「いいなあ」と思ったことがある。それは老若男女、観客がそれぞれのスタイルでラリー観戦を楽しんでいるってこと。もちろんそこには、“ラリー好き”とひと目でわかる熱狂的なファンも数多くいる。でも、その一方で、ちょっと遊びに来たような家族連れやカップルも多く、フィンランドの豊かな自然を背景に、折り畳みチェアに座ってコーヒーを飲んでいたり、飲み会を開いていたりする姿もチラホラ。





そんな人たちは、ストイックに戦況を見つめるのではなく、その場の雰囲気や音、まわりの熱狂を楽しんでいる感じ。そう、そんな光景はちょうど日本でもよく開かれる音楽フェスのよう。ラリーの詳しいことはよくわからないけれど、行けばそれなりに楽しい。そんな空気がラリー・フィンランドにはあった。





それにしても、ラリー好きがこんなに多いのかと思ったのも事実。特にラリー・フィンランドでは、“TOYOTA GAZOO Racing”を応援する人が圧倒的だ。で、その理由のひとつに挙げられるのが、“TOYOTA GAZOO Racing”のラリーカーが“ヤリス(元の日本名はヴィッツ)”だってこと。実はフィンランドでは“ヤリス”は特に人気が高いクルマで、販売台数も常にトップクラス。フィンランド人にとってはまさに“毎日の生活の相棒”と呼べるくらい、愛される存在になっているのだ。



そうなると、自分が所有するヤリスがラリーカーとなって活躍する姿をひと目見たくなるのは当然かもしれない。WRCカーは、F1レーシングカーなどと違ってあくまで市販車がベース。このへんも各国でラリーが盛り上がる要因のひとつかもしれない。
 

 

5.WRCの興奮をGRヤリスでも!


さて、欧州で高い人気を誇るヤリスだが、日本では2019年ヴィッツから正式にヤリスに名称変更。新型ヤリスが2020年2月中旬をめどに発売が予定されている。それと同時に、話題をさらっているのが、“TOYOTA GAZOO Racing”がGRブランドとしてスープラに続いてデビューさせる“GRヤリス”だ。



このクルマは、WRCから得たノウハウを存分に投入したモデルで、普通のヤリスとは全く別モノ。すでに2010年1月に開催される東京オートサロンにて、ワールドプレミアをすることが発表されているが、ラリー好きにとっては乗らずにいられないクルマとなるのは必至。

と同時に、日本でヤリス、GRヤリス人気が高まれば、フィンランドのように自然とラリー人気に火がつくことも……。とにかくこのような状況を考えると、2020年は、日本のラリーシーンにとってはエポックメイキングな年になることは間違いない。今のうちからWRCの魅力を知っておくと、なにかと楽しいことが待っているのでは?

 
きっかけは〈MINI〉!“新しい自分”に出会える特別なオーナー体験、募集開始!
SPONSORED
2025.09.04

きっかけは〈MINI〉!
“新しい自分”に出会える特別なオーナー体験、募集開始!

「今とは“違う自分”に出会ってみたい」あるいは「本当の自分を発見したい」。そんなアナタに必要なのが“遊び心あふれる新しい自分”を探す旅。とはいえ今回は、リゾート地や最果ての土地を目指すのとは違って、“新しい自分”に出会うために新しいクルマ…

いつでもどこでも〈ロンハーマン〉が相棒!オンラインストア5周年記念のスペシャルアイテムは力作揃い!
SPONSORED
2025.09.03

いつでもどこでも〈ロンハーマン〉が相棒!
オンラインストア5周年記念のスペシャルアイテムは力作揃い!

こだわりの強い男は、ファッションもインテリアも、実際に触れてみてから手に入れたいと思う人は多い。自分の目で確かめることは大切だからね。でも、その目を先見の明を持つ〈ロンハーマン〉がすでにしてくれているとなれば話は違う。要は、その信頼があれ…

TAGS:   Fashion
普段使いにちょうどいい限定バッグ発見!ヴィンテージ感漂う作りで、秋スタイルに男らしさをプラス!
SPONSORED
2025.09.02

普段使いにちょうどいい限定バッグ発見!
ヴィンテージ感漂う作りで、秋スタイルに男らしさをプラス!

休日にウィンドウショッピングに行ったり、彼女と映画デートに出かけたり。こんなふうに気軽に街に出るときは、嵩張らずさっと肩掛けできるようなバッグが便利。といっても、せっかくのお出かけスタイルにそぐわないものでは本末転倒……。というわけで、使…

TAGS:   Fashion
即完売〈ロンハーマン〉の別注アイテム! 大人好みの人気ブランドが、特別仕様になって登場! 
SPONSORED
2025.09.01

即完売〈ロンハーマン〉の別注アイテム! 
大人好みの人気ブランドが、特別仕様になって登場! 

大人には、見た目の落ち着きと品だけでなく、上質な素材による肌触りのよさも大切。その風合いのよさは、醸し出す雰囲気までグッと格上げてくれるから、モノ選びをするときには外せない点。それはカジュアルなアイテムであればあるほど、大事になってくる。…

TAGS:   Fashion
〈フランク ミュラー〉×〈ダナー〉の最新ブーツがお目見え!ワザありデザインが目を引く意外なコラボの1足!
SPONSORED
2025.08.25

〈フランク ミュラー〉×〈ダナー〉の最新ブーツがお目見え!
ワザありデザインが目を引く意外なコラボの1足!

昨年、驚きとともにユニークな取り組みと評判を呼んだ、〈フランク ミュラー〉と〈ダナー〉のコラボブーツ。早くも登場した第2弾はキャラ立ち必至なデザインはそのままに、カラーやディテールでグレードアップ! 質実剛健なアウトドアブーツを、アートな…

TAGS:   Fashion
俳優・竜星 涼がまとう〈ベル&ロス〉の新作!強く輝きを放つ黒スケルトン!
SPONSORED
2025.08.25

俳優・竜星 涼がまとう〈ベル&ロス〉の新作!
強く輝きを放つ黒スケルトン!

航空計器からインスパイアされた四角と丸の組み合わせで唯一無二の地位を築き上げている〈ベル&ロス〉。特に現代的なデザインが人気の"BR-05"シリーズに新加入したのが、シャープな輝きと力強さを秘めたセラミック製の黒スケルトンだ。年々深みを増…

TAGS:   Fashion Watches
屈指の“メイド・イン・ジャパン”デニム〈デンハム〉白澤社長もお気に入り!ヴィンテージ感漂う大人のワイドデニム!
SPONSORED
2025.08.25

屈指の“メイド・イン・ジャパン”デニム〈デンハム〉白澤社長もお気に入り!
ヴィンテージ感漂う大人のワイドデニム!

太めのダメージデニムはストリートなイメージが強く、若者が穿くものと思っている人も意外と多いのでは!? そこでおすすめしたいのが、〈デンハム〉のワイドデニム“ジャンボ”。膝に入った適度なクラッシュや、腿に施された絶妙なバランスのヒゲなど、ま…

TAGS:   Fashion Denim
遊びも食も宿泊も充実の〈インスパイア〉リゾートへ!週末を遊び尽くす大人の韓国!
SPONSORED
2025.08.25

遊びも食も宿泊も充実の〈インスパイア〉リゾートへ!
週末を遊び尽くす大人の韓国!

羽田空港や成田空港から約2時間で行ける〈インスパイア・エンターテインメント・リゾート〉。迫力のウォーターアトラクションを楽しめるプールや贅沢な5ツ星ホテル、きらびやかな韓国最大級カジノ、食欲をそそる韓流の肉料理など、多彩な魅力が集まってい…

TAGS:   Gourmet Stay&Travel
【時計】ブランド刷新の仕掛け人CEOが語る〈オリス〉は、イタリアにおける“ピアッツァ=広場”でありたい
SPONSORED
2025.08.22

【時計】ブランド刷新の仕掛け人CEOが語る
〈オリス〉は、イタリアにおける“ピアッツァ=広場”でありたい

グループに属さない独立系時計ブランドならではの自由な時計作りで、存在感を放つ〈オリス〉。スイスの機械式時計の文化継承に多大な貢献を果たしてきた“正統派の後継者”である一方、1980年代に趣味的な高級品に留まっていた機械式時計を身近な存在に…

TAGS:   Watches

NEWS ニュース

More

loading

ページトップへ