Safari Online

SEARCH

CARS クルマ

2018.11.15


最先端を行けばクルマも“ボーダーレス”になる!?

電動化、自動運転……。クルマの進化が止まらない。となると、もはやクルマのジャンルすら意味を持たなくなってくる!? 進化した〈アウディ〉はついにここまで来た!


[アウディ A7 スポーツバック]
AUDI A7 SPORTBACK


ステレオタイプという言葉がある。「一般的にいわれている」ことや、「社会通念的な概念」をたとえる言い方だ。ときとしてネガティブに使われることがあり、流行りの歌の歌詞にもよく見受けられる。面白いのは、この言葉とオーディオのステレオは関係ないということ。個人的にずっとスピーカーから流れるステレオサウンドに関する言葉だと思っていたが、どうやらそうではないらしい。どうもこの場合のステレオは印刷技法に関することらしいのだ。詳細はここでは省くので、興味のある方はこれを機会に是非ググってみてはどうだろう。


それはともかく、自動車業界もまたステレオタイプには物事が進まなくなってきた。昔は4ドアといえばセダンだし、2ドアといえばクーペやオープンカーを指していた。が、今4ドアで思い浮かべるのはSUVもあればミニバンもある。ドアの枚数だけではクルマのジャンルを計れなくなってきたのだ。


今回スポットを当てる〈アウディ〉A7スポーツバックもそう。ボディタイプはまさに4ドアクーペ。2ドアに負けないくらいシュッとしたスタイリングをしている。この新型は2010年にリリースされた初代からのフルモデルチェンジになる。特徴はやはりそのデザインで、先代で好評だったフォルムをそのままに細部を徹底的に見直した。一見して違いがわかるのはテールエンドで、シェパード犬にたとえられた低いテールを33㎜だけ上げ、ルーフラインからの流れをなだらかにしている。従来のモデルもあれはあれでいいのだが、今となっては少しクラシックにすら思える。


全体的にはキープコンセプトながら新型はプラットフォームが最新のものに変わっているのも見逃せない。A8、A4、Q5、Q7にも使われるMLB evo(エム・エル・ビー・エヴォ)と呼ばれるのがソレだ。軽量かつ高剛性で、様々なタイプのクアトロシステムが使える。

A7 スポーツバックのエンジンは3リッターV6ターボのみで、最高出力は340psを発揮。で、ここで注目したいのがグレード名。A7 スポーツバックの後に55TFSIクアトロ云々と続く。ではなぜ“55”という数字がつくのかというと、今後排気量のない電気自動車に対応するため。EVもこういった数字でくくればガソリン車に置き換えてイメージできるからだ。これから各メーカーもきっとこうしたカテゴリーを作るだろうが、この辺は〈アウディ〉の先見性が光る。


ほかにもある!
このクルマの楽しみ方&使い方


A7 スポーツバックには〈アウディ〉らしい先進技術がたっぷり注入されている。それはエンジンをスタートさせた直後からそうで、“HDマトリクスLEDヘッドライト”と“LEDリアダイナミックターンインディケーター”が、独特のサインで起動をまわりに知らせてくれる。まるでサイボーグが目覚めるように。

そしてインテリアではブラックアウトされていたメーターパネルやダッシュボードセンターのモニターがデフォルト画面を映し出す。しかもセンターは上下2画面。走りに関しての様々な情報を得るのが上で、エアコンを中心とした快適なキャビンを作り出すのが下の画面での操作となる。どちらも直感的に操作できるタッチスクリーン式だ。

個人的に便利だと思ったのはスマートフォンとの接続で、一部コンテンツを画面に表示させ操作することができる。〈アウディ〉専用の“my Audiアプリ”というのを使うとナビの目的地をクルマに送信することも可能だそうだ。また、“アウディコネクトナビゲーター”というのもいい。24時間365日専任のオペレーターが施設検索や予約手配をしてくれる。もはやこの辺は高級車のデフォルトかもしれないが、使い勝手がいいのは確か。使い出すとクセになるほど役に立つ。

といった気になる装備はここには書ききれないほど。〈アウディ〉の先進性は知れば知るほど驚かされるから脱帽だね。

ココにもソソられる!


01 スタイリング
レジャーにも使えそうなハッチドア

先代から受け継いだクーペラインをさらに妖艶にした新型。エレガントさは格別。リアゲートを開けると大型ハッチバックのように使えるのもこのクルマの優位点。4ドアのフォーマルさも残しながら多岐にわたる実用性の高さを感じさせる。

02 ドライブアシスト
クルマ全体でドライバーをアシスト!

交差点の先の見えないエリアに対してレーザースキャナーやセンサー、カメラを駆使して接近する車両を監視したり、右折時のドライバーの死角をレーダーが監視したりと、ドライバーをアシストする安全装備はてんこ盛りこれで安心!

03 マイルドハイブリッド

このクラスで好燃費も期待できる!

このクルマには48V(ボルト)のマイルドハイブリッドシステムが搭載される。これによりエネルギー回生と加速アシストが実現され燃費向上が見こまれる。時速55~160㎞ /hの間でのコースティング中ではエンジン停止されるのもグッド。

 
Information

SPECIFICATIONS
アウディ A7 スポーツバック55 TFSI quattro S line 
●全長×全幅×全高:4975×1910×1405㎜
●ホイールベース:2925㎜
●エンジン:3ℓ V6 DOHCインタークーラー付きターボ
●最高出力:250kW(340ps)/5200-6400rpm
●最大トルク:500Nm /1370-4500rpm
●トランスミッション:7速Sトロニック
●車両重量:1900kg
●駆動方式:四輪駆動
●定員:5名
●税込み価格1066万円
●アウディ コミニュケーションセンター
TEL:0120-598-106

雑誌Safari12月号 P298・299掲載

文:九島事務所 text : Kushima Office
〈オメガ〉の“プロフェッショナルライン”に注目。復活した“レイルマスター”と 新色の“シーマスター”、心躍るふたつの名作。
SPONSORED
2025.06.27

〈オメガ〉の“プロフェッショナルライン”に注目。
復活した“レイルマスター”と 新色の“シーマスター”、心躍るふたつの名作。

〈オメガ〉を象徴するコレクションとして、1957年に創設された“プロフェッショナルライン”3部作。その中でも“レイルマスター”は、鉄道職員や電気技師といった強い電磁場が発生する場所で作業する人々を耐磁性の高さで支えた名作。そして、“シーマ…

TAGS:   Urban Safari Watches
〈ブランパン〉の名シリーズから新作登場。大人の休日にはシックなダイバーズを。
SPONSORED
2025.06.27

〈ブランパン〉の名シリーズから新作登場。
大人の休日にはシックなダイバーズを。

時計の人気トレンドにヴィンテージスタイルがある。1953年に誕生し、基本デザインを継承する“フィフティ ファゾムス”もそのひとつかもしれない。だがそこに懐古趣味はなく、常に新鮮な魅力を感じさせる。機能美という不変の価値があるからだろう。新…

TAGS:   Urban Safari Watches
リーダーにふさわしい〈グラスヒュッテ・オリジナル〉の一本。端正な機械式時計で仕事にも優雅さを。
SPONSORED
2025.06.27

リーダーにふさわしい〈グラスヒュッテ・オリジナル〉の一本。
端正な機械式時計で仕事にも優雅さを。

クルマやカメラなどドイツの工業製品の高い機能と品質は世界的に知られる。時計も例外ではない。〈グラスヒュッテ・オリジナル〉はその代表格だ。クラシカルなスタイルに決して派手さはない。だが漂う気品は、伝統に培われた揺らがぬ時計作りの哲学と美学を…

TAGS:   Urban Safari Watches
〈パネライ〉の傑作がさらなる進化。タフさと品格を併せ持つエレガントダイバーズ。
SPONSORED
2025.06.27

〈パネライ〉の傑作がさらなる進化。
タフさと品格を併せ持つエレガントダイバーズ。

歴史に裏打ちされた信頼性と機能。そして、存在感を放ちながら、品を保つデザイン性。そのすべてを兼ね備えた〈パネライ〉の“ルミノール マリーナ”は、知性と余裕をまとう大人にふさわしい腕時計だ。その傑作コレクションが今年、大胆な進化を遂げたとい…

TAGS:   Urban Safari Watches
〈エドックス〉の人気ダイバーズ時計が日本限定で登場!“とろやわ”ストラップで夏のビーチを満喫!
SPONSORED
2025.06.25

〈エドックス〉の人気ダイバーズ時計が日本限定で登場!
“とろやわ”ストラップで夏のビーチを満喫!

煌めく太陽に、白い砂浜、青い海。夏のビーチ遊びの季節がやってくる! ラフなビーチコーデの手元だって、やっぱり快適さを求めておきたい。そんな海遊びにはラバーストラップのダイバーズ時計が最適だ。そこでプッシュしておきたいのが〈エドックス〉の日…

TAGS:   Fashion Watches
〈ザ・ブセナテラス〉で過ごす憩いの時間!沖縄バカンスは贅沢でリラクシングなステイを!
SPONSORED
2025.06.25

〈ザ・ブセナテラス〉で過ごす憩いの時間!
沖縄バカンスは贅沢でリラクシングなステイを!

〈ザ・ブセナテラス〉は、日々の疲れを癒し、日常では味わえない贅沢な時間を過ごせる。充実したホテルの設備・サービス、海に面した立地を生かしたマリンアクティビティプログラム。ここは1泊2日くらいでは気づけない、魅力を秘めている。パートナーとと…

TAGS:   Stay&Travel
これでライフスタイルが見違える!新鮮アイテムでいつもの夏をアップデイト!
SPONSORED
2025.06.25

これでライフスタイルが見違える!
新鮮アイテムでいつもの夏をアップデイト!

いよいよ待ちに待った夏。バカンスを楽しみにしている人も多いだろう。たとえ予定がなくても、気温の上昇とともに気分をぐっと上げていきたい。そんなときに必要なのが、ライフスタイルをアップデイトするためのアイテムだ。これさえあれば、いつもとはひと…

サンダルは履き心地と見た目のよさで選ぶ!夏に大活躍するサンダルは、〈ロンハーマン〉別注が優秀!
SPONSORED
2025.06.23

サンダルは履き心地と見た目のよさで選ぶ!
夏に大活躍するサンダルは、〈ロンハーマン〉別注が優秀!

夏がやってくると気分も開放的になり、休日はお出かけモードに。街にショッピングに行くのもいいし、たまにはアウトドアで自然の中に身を置くのも気持ちよさそうだ。もちろん、ご近所を散歩する程度で、家でゆっくり過ごすというのも幸せ。で、そのどんなシ…

TAGS:   Fashion
〈ジラール・ペルゴ〉夏の限定モデルが登場!サマーバカンスの相棒は“懐色”の復刻ダイバーズで!
SPONSORED
2025.06.20

〈ジラール・ペルゴ〉夏の限定モデルが登場!
サマーバカンスの相棒は“懐色”の復刻ダイバーズで!

マニュファクチュール=自社一貫生産体制を2世紀以上も貫き続けるスイス、ラ・ショー・ド・フォンの名門時計ブランド〈ジラール・ペルゴ〉。そのコレクションはどれもクラシカルかつドレッシーで気品に満ちたもの。そんなイメージを、文字どおりあざやかに…

TAGS:   Fashion Watches

NEWS ニュース

More

loading

ページトップへ