攻めルックスと細やかな刷新で進化! 〈テスラ〉モデルY
最近にわかにSNSで話題のモデルY。“クルマニア”のみなさんならすでにご承知おきかもしれないが、念のためリマインド。新型の登場によって在庫車と一部のモデル3を購入した場合、なんと5年間の充電無料(!)という驚愕のキャンペーンを〈テスラ〉が打ち出しているのだ。この在庫車に関しては常時、公式サイト上でチェックできるし、かなり値引きもされているから、気になる人は是非詳細を見ていただきたいのだが、さておき、コレを見ちゃうとやっぱり最新モノが欲しくなるワケで。そう、その“新型のほうの”モデルYだ。
- SERIES:
- 話題のクルマを品定め!
- TAGS:
- 話題のクルマを品定め! Cars テスラ
まず大きく変わったのがライト周りのデザイン。ボディパネルなど、かなりの部分は旧型と共用しているので、フルモデルチェンジというよりマイナーチェンジに近い。とはいえ、今回の大胆なデザイン変更は見た目に新鮮。〈テスラ〉はこれを“サイバーデザイン”と呼んでいるが、そう、これは同社のフルサイズ ピックアップトラック“サイバートラック”と共通するデザイン言語。特徴的な直線のライトはデイタイムランニングライトで、ヘッドライトはその下にあるユニットで構成される。〈テスラ〉はいち早く外板からセンサー類をなくし、カメラと少しのセンサーのみでADASを構成することに挑戦している。そんなこともあり、このクルマも電気自動車らしい、つるんとしたバンパーレスの美しい表情に、1本ラインのライトが際立つことに。加えて、フロントバンパー下にブラインドスポットカメラを追加。これにより、前方の映像がより明確に確認できるようになったのはもちろん、今後の自動運転のレベルアップのためにも生かされるのではないかというハナシもある。
さらに今回、先代よりも少し、航続距離が伸びていることにも注目したい。バッテリーの見直し、さらなるハーネスの削減など、ハード面の刷新による理由もあるのだが、実はエアロダイナミクスもさらに向上。なんとCd値が0.22まで向上しているというのだからビックリ。SUVでコレは優秀すぎる数字だ。静音・静粛性にも手を加えられた。シーリング素材や遮音材の追加、そしてサイドミラーの形状変更などで快適性を大幅に上げた(風切音20%、ロードノイズ22%低減)というから期待したい。また、テールゲートのガラス部分まで2重になったのも静粛性に貢献しているという。そうそう、ガラスルーフといえば、この部分にシルバーメッキコーティングがなされたことも嬉しい。遮熱効果が26%も向上したというから、これは夏場の電費の伸長にも大きな恩恵がありそう。夏場といえば、フロントシートに待望のベンチレーションが追加されたのも朗報だ。
攻めたルックスに対して、細やかな刷新というギャップに萌えそう! 4月の納車開始を予定しているから、是非チェックしてみて。
★DATA 〈テスラ〉モデルY ローンチシリーズ ロングレンジAWD
●全長×全幅×全高:4800×1980×1625㎜
●車両重量:1990㎏
●ホイールベース:2890㎜
●一充電走行距離(自社測定値):635㎞
●最高出力:331kW
●最大トルク:559N・m
●駆動方式:四輪駆動
●税込み価格:683万9000円
●テスラ ジャパン
TEL:0120-966-774
話題のクルマを品定め!の記事をもっと読みたい人はコチラ!
●雑誌・WEB『Safari』の公式TikTokは
こちらからアクセスしてみて!