都会でも郊外でも自在の走りで魅せる
役者・市原隼人のライフスタイルを進化させる〈Audi〉Q5
多彩な役柄を演じ分ける市原隼人さんは、クルマ、バイク、アウトドア、そしてプロの領域のカメラまで趣味や興味の対象も多岐にわたる。今回はそんな市原さんに“アウディQ5 スポーツバック Sライン ダイナミック エディション(Audi Q5 Sportback S line dynamic edition)”を試乗していただき、その体験を語ってもらった。彼が感じたこのクルマの魅力とは、一体どのようなものだったのだろう。
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profile
市原隼人 Hayato Ichihara
1987年生まれ、神奈川県出身。2001年に『リリイ・シュシュのすべて』で主演デビュー。2003年には『偶然にも最悪な少年』で日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。ドラマ『ウォーターボーイズ2』(04年)、『ROOKIES』(08年)などでその硬派な青年像がはまり役となり、役者の地位を不動のものに。NHK大河ドラマ『おんな城主 直虎』(17年)では本格時代劇で僧侶役を、『おいしい給食』(19年)ではコミカルな中学教師役を務めるなど、数多くの作品で活躍するとともに役柄の幅を広げている。器械体操、水泳、ボクシングの経験があり、写真家・映像監督としても活動中。
こだわりを映し出すAudi Q5の特別仕様車
役者として、かつては不良少年や硬派な青年といった役回りが多かった市原隼人さん。近年は"甘利田先生"役のコミカルな印象を持つファンも増えている。役者としての幅を広げてくれたのは、真摯かつストイックな台本へと向かう姿勢と共に、様々な興味への取り組みにあった。
トレーニング、バイク、料理など、公言している趣味だけでなく、「昨日は静岡まで陶芸を学びに行ってきたんです」と笑う。趣味で始めた写真も、近年はアーティストのライブ写真を撮影するなど写真家としても活動している。
「自分でも映像を撮りたくて18歳ぐらいから、プロ用の機材で映像制作をしていたのですが、光の入り具合やシーンのひとコマひとコマを切り取って考えているうちに、画角の勉強の為に撮り始めたのが、写真にハマったきっかけです。写真はロケハンからセレクト、色調補正、修正、プリントまで自分で作業を行うのですが、やっていくとキリがないんです。ですが、そこが楽しくもある。クルマやバイクもそう。創られた背景や文化、企業の理念や職人の思想にも興味がありますし、バイクに関しては、エンジンを鋳造するところから組み立てる事もやらせていただきました。」
この日、市原さんは都内のカフェでAudi Q5と待ち合わせ。オフは都市から郊外まで、アクティブに動き回ることが多いという市原さんにインタビューを試みつつ、Q5の印象について語ってもらった。ジャケットを片手に、スタイリッシュな装いの市原さんに、都会的なミッドクラスSUVのQ5は見事にマッチ。「スーツ姿で行くレストランから、アウトドアスタイルで出かけるフィールドまで似合いそうなクルマですね」と市原さん。早速、コーヒー片手に、この日のドライブ予定を考え始めていた。
話しは尽きないが、今日は市原さんにプレミアムミッドクラスSUVのQ5の試乗をしてもらおう。6月に登場した"Audi Q5 Sportback S line dynamic edition"は、S lineの魅力をさらに磨き上げたミッドクラスSUVの特別パッケージ。スポーティなS lineをベースにしながら、フロントにはシックなブラックハニカムメッシュグリルを採用し、内外装には特別装備を搭載。走りも重視した特別仕様車だ。
「スタイリングはもちろんですが、このクルマが作られた背景とか、文化とかにも興味があります。ドイツという国らしい品のあるデザインですよね。このクラスのSUVだと、いろんなものを妥協しなくてはいけないはずなのに、デザインも走行性能も高いレベルに仕上げているところは凄いと思います。外観は曲線と直線の使い方が素晴らしく、要所を黒で締めた精悍な顔つきは品格を醸し出しています。」
「クルマは、映画や舞台と同じ、総合芸術だと思うんです」と市原さんはつぶやいた。「例えば映画ならスクリーンから見えないところで、スタッフは最高の仕事をしようと緊張感をもって臨んでいますし、舞台ならセリフを喋っていない役者だってシーンを演出するために最高の演技をしています。見えないところまで、しっかり作りこんでいるからこそ、観る人の心を動かせる一本の作品ができる。クルマもそうだと思うんです。フォルムとエンジン、居住性と走りと操作性、そのどれもが綿密に連携して最高の一台を作り出せると思うんです」。そう熱く語る市原さんは、Q5から何を感じとるのだろう。
"Audi Q5 Sportback S line dynamic edition"はQ5 Sportbackの"40 TDI quattro S line"をベースにした特別仕様車。外装には20インチアルミホイールを、内装にはファインナッパレザーにダイヤモンドステッチを施したスポーツシートを装備している。パワートレインは直列4気筒 2.0リッターディーゼルターボTDIエンジン、マイルドハイブリッドドライブシステムを採用しており、ドライブセレクトによって"ダイナミック"や"オフロード"、低燃費走行が可能な"エフィシェンシー"などを選ぶことがで きる。さらにはダンピングコントロールサスペンションの搭載により、アクセル開度やステアリング角などのドライビング情報を瞬時に感知して、ダンパーの減衰力を電子制御によって適切に保つなど、走りにも最新の技術を導入している。「大人っぽい品のある外観ながら、走りの部分でも楽しませてくれる。これがアウディの思想であり、そこが魅力ですね」と市原さん。
誰もが新たな魅力を発見できる多彩な表情
都内のカフェから郊外へ。ここまで運転してきた市原さんは、"Audi Q5 Sportback S line dynamic edition"にすっかり魅了されていた。
「座った瞬間、レザーシートの良さにまず気付かされます。クルマと一体化できる感覚というのでしょうか、こんなにフィットするクルマって久しぶりにお会いしました。走り出したら重心が低くて、路面に吸い付くような安定感ですね。さすがはアウトバーンを走るドイツ車らしい走り。どこを走っていても、どんな走り方をしてもクルマと一体化できると感じます。」
街乗りはきびきびと、高速は伸びやかに、そしてオフロードではパワフルに。クルマが様々な表情を持つことは、市原さんの役者としての琴線を刺激する。
「クルマの魅力のひとつに、生身の人間では絶対に成し得ない可能性を、どこまで引き出してくれるかっていうのがあると思うんです。たとえば単なる移動手段ではなく、走りそのものを楽しめるような、行った先だけでなく、行くまでの時間をも楽しめるような。そんなマインドを引き出してくれるクルマだと感じました。」
走行中も、クルマを降りても、興奮冷めやらない市原さんは、自前のカメラを取り出して構えてみせる。何気なくシャッターを切るなかで、"Audi Q5 Sportback S line dynamic edition"に焦点を合わせている姿も。
「どんな風景にも溶け込むから、写真にも撮りたくなるクルマ。ここに自分を加えるなら、スーツを着ておしゃれなレストランへ行くにもいいかもしれないし、ふと思い立って峠まで走らせるような使い方もいいかもしれない。荷物もたくさん詰めるし、アウトドアも好きなので、ぜひこのクルマで行ってみたいです。10人が乗ったら、10人が違った楽しみ方を見つけられそうなクルマ。そう、いままでにない新しい経験がしたくなる、そんなクルマかもしれませんね。」
そういってシャッターを切る。ファインダーから覗いた"Audi Q5 Sportback S line dynamic edition"は、まるで市原さんが演じる役柄のように、乗る人とシーンごとに異なる表情を見せてくれるのだろう。
ゴルフバッグも余裕で詰めるトランクは、リアシートを倒せば1500リッターを超える大容量。大量のアウトドアギアを積み込むことも可能だ。また走行する路面の状態を瞬時に把握してトルクやサスペンションなどを自動的に変化させるドライブモードとダンピングコントロールサスペンション。Audiのフォーリングスとバッヂまで黒一色となったフロントグリルに、Q5ブラックロゴを配するなど、細部にまでこだわった精悍な表情(オプション)。インチアップされたアルミホイールも力強いフォルムだが、ボディには曲線美を多用することでエレガントな表情を垣間見せている。それはまるでクルマという"役者"が、シーンと役柄に合わせて様々な姿を演じ分けているように。カメラを構えると先ほどまでのプライベートな表情から一転、まるでプロカメラマランのような表情を見せてくれた市原さんは、スクリーンのなかで見る役者の顔つきともまた違って見えた。"Audi Q5 Sportback S line dynamic edition"は、そんな役者のようなSUVなのかもしれない。
[ アウディ Q5 スポーツバック Sライン ダイナミック エディション ]
Audi Q5 Sportback S line dynamic edition
●車両重量:1910kg
●総排気量:1968cc
●最高出力:150kW(204PS) / 3800-4200rpm
●最大トルク:400Nm(40.8kgm) / 1750 ‒ 3250rpm
●駆動方式:クワトロ(4WD)
●トランスミッション:7速Sトロニックトランスミッション
●エンジン種類:直列4気筒DOHCインタークーラー付ターボチャージャー
●乗車定員:5名
●税込価格(税込):836万円〜
●アウディコミュニケーションセンター
TEL:0120-598-106
URL:www.audi.co.jp
シャツ6万500円(ピーティー トリノ/PT ジャパン)、ニット9万3500円(イレブンティ/三喜商事)、パンツ3万3000円(ワングラヴィティ/エストネーション)、ブルゾン20万9000円(エンメッティ/エストネーション)、シューズ4万1800円(W6YZ×キリュウ ショールーム/キリュウ ショールーム)、その他スタイリスト私物
●エストネーション
TEL:0120-503-971
●キリュウ ショールーム
TEL:03-5728-4048
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●PT ジャパン
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photo:Akira Maeda(MAETTICO) styling:Kazuimi Ono hair&make-up:Yuka Fukuma(VENITES) text:Masayuki Ikeda(ZEROYON) composition:Hiroyuki Horikawa