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2022.07.18


〈キャデラック〉エスカレードは、リッチな装備が満載のキング・オブ・SUV!

アメリカを代表するロングセラーSUVとして、高い人気を誇るエスカレード。圧倒的なサイズ感とラグジュアリーな質感。まさに大人が乗るにふさわしい1台といえる。キング・オブ・SUV。この言葉がここまで似合うクルマはそうないのだから!

〈キャデラック〉エスカレードは、リッチな装備が満載のキング・オブ・SUV!ハリウッドスター御用達クルマをランキングするとしたら、やはりこいつは上位に入ることだろう。〈キャデラック〉、いやいやアメリカの誇るSUV、エスカレードである。これまでも幾度かパパラッチされた写真に大きく写し出されてきたのはご存知のとおり。イケイケのラッパーから大物俳優まで、多くのセレブがそのステアリングを握ってきた。

そんな特別な1台なだけに、キャデラックも別物扱いをしている。ほかのラインナップがXTシリーズとネーミングされているなか、エスカレードはひとつのアイデンティティとして名前がキープされている。新型は2020年にカリフォルニアで発表されたが、XT7とはならなかった。もちろん、長く親しまれてきた名前を捨てる理由はそもそもない。アメリカのマーケットにおいてエスカレードはまさにSUVの王様。なんたって、あちらでは高級SUVセグメントのおよそ25%を占める超人気モデルである。

新型は日本で2021年7月から出荷が開始された。エクステリアはキャデラックの最新デザイン言語を導入、大きなグリルにスリムなヘッドライトというモダンな装いとなる。ある意味〈キャデラック〉の伝統的なデザインであった縦方向のヘッドライトとはおさらばだ。ただ、テールライトは今回も縦型を採用している。そこはモダンとクラシックの融合と捉えてもいいだろう。

〈キャデラック〉エスカレードは、リッチな装備が満載のキング・オブ・SUV!そんな目線で乗るとダッシュボードのデザインに感動する。そこはよりモダンとクラシックが絶妙にマリアージュしているからだ。メータークラスターとセンターモニターを一体化した湾曲型38インチ大型ディスプレイはかなり未来的だが、そこにうまい具合にきれいなリアルウッドパネルを配している。ステアリング単体にレザーとウッド、メッキ、そしてスイッチ類が共存しているのも新しい。

こんなコンビネーションをほかでは見たことがない。きっとこの辺もハリウッドセレブたちにウケる要因のひとつなのだろう。想像ではあるものの、開発チームはそういった彼らの好みもしっかり把握しているように思える。

センターコンソールに内蔵されている冷蔵庫もそう。約710㎖のボトルを6本入れられ、いつでも冷えた飲み物を口にできる。しかも、冷凍機能まで備えているのだから恐れ入る。

また、新型はふたつのグレードで全体のイメージを変えているのもトピックス。キラキラした装飾の似合うプラチナムと各部をブラックアウトしたスポーツが存在する。プラチナムのサンドストーンメタリックでビバリーヒルズ風にエレガントに乗るのもいいし、セーブルブラックで塗られたスポーツでワイルドさを前面に押し出すのもグッド。個人的にもスポーツの黒く塗られたメッシュグリルはかなり好みだ。こちらはマンハッタンのクラブに乗りつけるワルな大人のイメージってところだ。

エンジンはともに6.2ℓV8OHVで、最高出力416PSを発揮する。文句のないパワーであることはいわずもがな。組み合わされるのは10速ATで、7速以上がオーバードライブになるから、高速道路の移動を考えると、燃費はそれほど悪くないかもしれない。というか、自然吸気エンジンでモーターのアシストもないのだから、昨今の自動車に見られる性能を鑑みれば貴重なモデルと考えられる。そこもクルマ好きセレブたちから愛される要因かもしれない。

 大人が欲しくなる理由! 
見た目王様SUVは乗っても王様!


〈キャデラック〉エスカレードは、リッチな装備が満載のキング・オブ・SUV!全長5400㎜、ホイールベース3060㎜のキャビンが広くないわけがない。後席の居住性は十分。でもって2列めはパワーリリース&スライド機構つき。要するにすべて電動ってこと。3列めもパワーホールディングで60:40で分割可倒できる。便利だね。乗車定員はグレードを問わず7名という設定。

デジタル先進国の賜物がここに!


〈キャデラック〉エスカレードは、リッチな装備が満載のキング・オブ・SUV!最先端のインターフェイスが揃うダッシュボード。正面は14.2インチのクラスターディスプレイ、左側は7.2インチのインフォメーションセンター、右側は16.9インチのインフォテイメントスクリーンが配置される。と同時に、目線を動かさずに見られるフルカラーのヘッドアップディスプレイも装備。

後席に座っても飽きさせません!


〈キャデラック〉エスカレードは、リッチな装備が満載のキング・オブ・SUV!当然ではあるが、リアシート用エンターテイメントも充実。12.6インチタッチ式ディスプレイが左右シートバックに備わる。ダッシュボードのナビゲーションとリンクさせることもできるし、HDMIやUSBを使ってゲーム、音楽、動画も楽しめる。さらにマイクを通じて前席と対話も気軽にできるのもいい!

サーフ&ターフも余裕です!


〈キャデラック〉エスカレードは、リッチな装備が満載のキング・オブ・SUV!とにかく長いボディなのでラゲッジスペースは広々確保されている。3列シートを使用してもスペースは十分使えるほど。さらに3列めはもちろんのこと、なんと2列めシートまでも電動で畳むことができる。これは便利だ。ゲートは電動式でキャデラックマークがオープンのスイッチになっている。

SPECIFICATIONS
キャデラック エスカレード(プラチナム)
●全長×全幅×全高:5400×2065×1930㎜
●ホイールベース:3060㎜
●車両重量:2740㎏
●最高出力:306kW(416PS)/ 5800rpm
●最大トルク:624Nm(63.6kgm)/ 4000rpm
●エンジン:V型8気筒OHV
●総排気量:6156㏄
●駆動方式:セレクタブル4WD
●トランスミッション:10速AT
●乗車定員:7名
●価格:1555万円~

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Information

●GMジャパン・カスタマーセンター
TEL:0120-711-276

雑誌『Safari』8月号 P216~217掲載

文=九島事務所 text : Kushima Office
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