【スペイン/イビサ島】ブレス ホテル イビサ
スペインのバレンシア沖約80㎞の地中海に浮かぶイビサ島は、ご存知“世界一のパーティアイランド”。’50~’60年代に世界中のヒッピーたちがこの島に集まりエッジーで享楽的なカルチャーを生み出すと、’90年代にはクラブカルチャー、ダンスミュージックの中心地として一躍その名を轟かせることになった。
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- 海リゾートが呼んでいる! vol.12
最近では観光地化が進み、クラブシーン自体も陳腐化したなんていわれるけど、あらゆるカルチャーを受け入れてきた自由でオープンな雰囲気は相変わらず。そもそも島自体が世界遺産、しかも自然遺産と文化遺産が共存する複合遺産に登録されているし、ちょっと町を離れれば驚くほど美しいビーチが無数に点在している。というワケで、有名になりすぎた現在も、ヨーロッパのセレブたちはこっそりとこの島に通っているのだ。
島北東部の静かな入り江にあるカラノヴァは、町の喧騒から離れた隠れ家的な別荘地。ここに昨年夏オープンしたこちらのリゾートは、早くも情報感度の高いバカンス客たちに人気となっている。客室は全151室。どの部屋も大きな窓と広いバルコニーを擁し、常に周囲のランドスケープを感じられるようにデザインされている。また専属のバトラーが常駐しサービスにもいっさい抜かりはない。
このリゾートがなぜ開業まもなく人気になったかというと、ミシュランの星を10個も持つスターシェフ、マルティン・ベラサテギのレストラン“エチェコ”が入っているから。イビサの海を眺めながら、最先端のバスク料理を味わえるなんて、まさに大人の贅沢でしょ。さらに満月や新月の夜にはルーフトップを開放した“エピック・インフィニティ・ラウンジ”で、大人限定のメロウなDJパーティも開催されている。次のバカンスの目的地は、世界一のパーティアイランドにある隠れ家美食リゾートなんてどう?
ゲストルームから見える2つのインフィニティプール。プールに併設される"ルム・プール・クラブ"では朝食やサンデーブランチを!
リゾートのデザインはココ・シャネルにインスパイアされたモノトーンの世界観に、地中海の開放的なエッセンスを取り入れている
スペインで流行中のクラフトベルモットの品揃えが秀逸な“トリス・ベルムーテリア&バー”。開放感があり、スタイリッシュな内装デザイン
全部で20室あるシービューのスタジオスイート。テラスに設置されたハイドロマッサージバスが自慢
全部で20室あるシービューのスタジオスイート。テラスに設置されたハイドロマッサージバスが自慢
イビサ島のカントリーサイドをイメージした"マグネス・ソウルフル・スパ"。6つのトリートメントルームのほか、プールやジャグジー、サウナなどを完備
イビサ島のカントリーサイドをイメージした"マグネス・ソウルフル・スパ"。6つのトリートメントルームのほか、プールやジャグジー、サウナなどを完備
How to Reach?成田空港からマドリードまで直行便で約14時間。または日本から欧州都市を経由し、マドリードかバルセロナまで15 ~ 18時間。別便に乗り継ぎ、イビサまで約1時間。空港からリゾートまではクルマで約30分。
こんな体験ができる!写真左のメインダイニング“エチェコ”は、ミシュランの星を10個堅持するバスク出身のセレブシェフ、マルティン・ベラサテギによるイビサ初進出店。彼のシグネチャーディッシュであるウナギの稚魚とフォアグラのミルフィーユもオンメニュー。写真右は地元産のシーフード料理を提供する“サラオ・アトランティック・レストラン”。館内に合計5つの美食空間が併設されているので、地中海を眺めながら、世界屈指のガストロノミー体験を!
●Bless Hotel Ibiza[ブレス ホテル イビサ]
住所:Cala Nova Avenue, Santa Eulalia, Ibiza, Balearic Islands, Spain
TEL:0120-086-230
URL:www.lhw.com/blessibiza
日本での問い合わせ先:ザ・リーディングホテルズ・オブ・ザ・ワールド
雑誌『Safari』3月号 P194~195掲載
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text : Takehisa Mashimo