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2017.09.26


【第33回】ペンを走らせる豊かな時間が魅力! 万年筆はホテリエとしての誇りを表す大切な相棒!

 関西屈指のラグジュアリーホテル〈ザ・リッツ・カールトン大阪〉の総支配人として、ゲストに特別なひとときを提供しているクリストファー・クラーク。彼も筋金入りの万年筆ラバーのひとり。愛用する万年筆は、そのあざやかなブルーがホテルのシンボルカラーをイメージさせる爽やかな印象の1本。こ…

 関西屈指のラグジュアリーホテル〈ザ・リッツ・カールトン大阪〉の総支配人として、ゲストに特別なひとときを提供しているクリストファー・クラーク。彼も筋金入りの万年筆ラバーのひとり。愛用する万年筆は、そのあざやかなブルーがホテルのシンボルカラーをイメージさせる爽やかな印象の1本。これでゲストに対して感謝の気持ちを伝えるひとときが、特別な時間となっているようだ。

クリストファー・クラーク[ザ・リッツ・カールトン大阪 総支配人]
PROFILE
 1970年生まれ。’92年にウエスタン・コネチカット州立大学を卒業後、ホテリエとしてのキャリアをスタート。アトランタの〈ザ・リッツ・カールトン・バックヘッド〉を皮切りに、アジア太平洋地域での各ホテルで要職を歴任。総支配人として開業を手掛けた〈ザ・リッツ・カールトン成都〉では、ザ・ベスト・ホテル・ジェネラル・マネージャー・トップ20に選出された実績を持つ。2015年12月から現職に着任。


最愛の人への手紙



内田さまへ

〈ザ・リッツ・カールトン大阪〉にようこそ。あなたのサポートを心から感謝しています。極上のステイをお楽しみください!

――クリス


ホテリエの誇りを表す青い万年筆!

 23年以上のキャリアを持つホテリエらしい、穏やかな笑顔が印象的な〈ザ・リッツ・カールトン大阪〉総支配人のクリストファー・クラーク。クアラルンプールやバリ、東京、成都といったアジア太平洋地域のホテルで要職を歴任し、輝かしい実績を築いてきただけに、〈ザ・リッツ・カールトン〉というラグジュアリーホテルに対して抱く愛情もひとしお。どうやら7年前から愛用している万年筆も、そんな自身のキャリアにおいて特別な存在になっているようだ。

「ザ・リッツ・カールトン東京の仲間から、その次の勤務地に総支配人として就任することが決まった際、プレゼントしてもらったことが、万年筆を使いはじめたきっかけなんです。ホテルの総支配人になると、ゲストへのウェルカムカードなど様々なカードを書くことが仕事の一部になります。そうした特別なカードをしたためる際にふさわしい筆記具として、自然に愛用するようになりました」

 文字を書くときのなめらかなタッチもさることながら、そのあざやかなボディカラーがとりわけお気に入りだという。「この美しいブルーを見ていただくとわかると思いますが、当ホテルのシンボルにもなっているブルーにとても似ている色合いなんです。私が誇りを持っているホテルをイメージさせるカラーリングとして親近感を覚えたことも、愛着を持っている理由ですね」

 そんなクリストファーに万年筆を使うようになって感じたことを尋ねると、手書きの文字でしか伝えられないものがあることに気づいたことを挙げてくれた。

「もちろん、SNSによるコミュニケーションにも利点はあると思います。しかし、心をこめてなにかを伝えたいときはやはりハンドライティングに勝るものはないと感じています。万年筆という特別な筆記具を使い、ひとつひとつの筆致にもこだわって手紙をしたためる。そうした細部にこだわる豊かさには、ラグジュアリーホテルで体験できる豊かさにも通ずるものがあるような気がしています」

 手に取るだけでも清々しい気持ちになれるブルーの万年筆。これは、クリストファーにとって、ホテリエの誇りを象徴するアイテムでもあるに違いない。


愛用の万年筆
スターウォーカー クールブルー 万年筆
/モンブラン





今も語り継がれる
爽快ブルーのマスターピース!


 照明や光にかざすと美しく輝くクールブルーの胴軸が目を引く、〈モンブラン〉の“スターウォーカー”シリーズの名作。ボディに描かれたギョーシェ模様や手に心地よく馴染むシェイプが、クラフトマンシップの高さを物語っている。現在は廃盤となったモデルだが、今も根強いファンが多い1本として知られている。

「高級万年筆というと黒にゴールドという配色が多い中、これはシルバーがアクセントカラー。華美すぎないエレガントな美しさが、〈ザ・リッツ・カールトン〉のイメージに合っているような気がしています」

●モンブラン
URL:www.montblanc.com



シンボルカラーと色合せ!
爽やかな青がホテルの空間に
絶妙にマッチする!


 〈ザ・リッツ・カールトン〉のシンボルカラーといえば、ブルー。たとえば写真のゴブレットのようなブルーと、胴軸の色合いがリンクした万年筆ともなれば、思い入れもひとしお。ホテルとの絆を感じるアイテムなのだ。
 

スタッフに対する
感謝の思いもカードで表現


〈ザ・リッツ・カールトン大阪〉に伝わる慣習がファーストクラスカードだ。これは、頑張ったスタッフをメッセージとともに表彰する取り組み。感謝と激励の思いをこめて、万年筆で書くのがクリストファー流。これで気持ちをこめて書く時間も楽しみなんだとか!



津田さんへ

〈ザ・リッツ・カールトン大阪〉のために惜しみない努力を捧げてくれてありがとう。あなたのハードワークと情熱に感謝しています。


COMPANY DATA

THE RITZ-CARLTON, OSAKA[ザ・リッツ・カールトン大阪]
開業20周年を迎えたラグジュアリーホテル

 〈ザ・リッツ・カールトン〉日本第1号として1997年に開業。18世紀の英国貴族の邸宅を思わせる優雅な空間で、五感を満たす料理や評価の高いホスピタリティあふれるサービスを提供。開業20周年を迎え、クラブラウンジ(写真)と全客室を改装。好評を博している。

 
Information

雑誌Safari11月号 P334・335掲載

写真=真治一樹 文=遠藤 匠
photo : Kazuki Shinji text : Takumi Endo
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