訪れたいのは、美しいサンセットが望める“ピズモビーチ”
カリフォルニア州のサンルイスオビスポ郡に位置する“ピズモビーチ”。クラムチャウダーの聖地という可愛らしい一面を持ちながら、街並みはまるで’90年代のアメリカドラマのような雰囲気。そんな独特な街を散策!
PISMO BEACH
太平洋岸に広がる美しい砂浜と、のんびりした空気が魅力の小さなリゾートタウン“ピズモビーチ”。街の象徴は、ビーチ沿いに設置された巨大なモニュメントで、訪れた人が必ず記念撮影するスポットだ。街の通りやショップには年代の海外ドラマのワンシーンを思わせるヴィンテージの空気感が漂い、どこか懐かしく温かい時間が流れている。ピズモビーチはアサリ漁が盛んだった歴史から、“カリフォルニアのクラムチャウダーの聖地”としても知られ、地元のレストランでは新鮮なシーフード料理を楽しめる。特に〈スプラッシュ・カフェ〉のクラムチャウダーは地元でも屈指の人気を誇り、行列ができるほど。毎年10月に開催される“ピズモ・クラムフェスティバル”も多くの人で賑わうようだ。
クラムチャウダーに象徴される独自文化が根づき、海辺に息づくこの街は、旅人を引きつけてやまない隠れた名所だ。
ピズモビーチ・ピアからは、海、山、街並みを一望でき、この街の魅力を凝縮したような風景が広がる。
ピズモビーチで迎えるサンセットはきれいなオレンジのグラデーションを描き、心に沁みる。MV「ミー・イン・ミー」の撮影もした道祖お気に入りのスポット。
ビーチ沿いに設置された巨大モニュメントは、定番の記念撮影スポット。夜になると、アメリカンカラーに彩られる。
[クラックド・クラブ]
CRACKED CRAB
1999年創業のシーフードレストランは、旬を大切にしており、その日に獲れた地元の海鮮食材を用意している。
人気メニューはこの“クラブカクテル”。バケツに入った山盛りのカニや魚介、野菜をテーブルに放り、手掴みで食事を楽しむスタイルが魅力。
[ クール・キャット・カフェ]
COOL CAT CAFE
人気メニューは、自家製パティを挟んだハンバーガー。シンプルな味つけながら、クセになる。
1950年代のクラシックなアメリカンダイナーをイメージさせるお店。カリフォルニアに2店舗、ハワイに3店舗展開し、ピズモビーチのお店は夜を灯すネオンが目印。
[コルタード・ベイカリー・アンド・コーヒー]
KORTADO BAKERYAND COFFEE
2024年にオープンしたばかりのココは、地元客で人気。朝の散歩ついでに立ち寄る人が多いとか。
店内は、ウッドを随所に取り入れた居心地のよい空間。クロワッサンやマフィンなど、焼きたてのペストリーが豊富に揃い、お供にしたいコーヒーは自家製と、こだわりは満載。
[ スプラッシュ・カフェ]
SPLASH CAFÉ
店内はイラストやポップな装飾で彩られ、海辺のカフェの持つカジュアルな心地よさと、賑やかな温もりを感じる。
ピズモビーチ・ピアのすぐ近くにあり、絶品クラムチャウダーで有名。開店前から行列を成すビーチタウンの名店
[ ハネムーン・カフェ]
HONEYMOONCAFE
カリフォルニアらしいウッドとカラフルな色使いが魅力の店内。サーモンを使った“ハネムーンベーグル”から爽やかなスムージー、個性的なコーヒーまで幅広くメニューを揃える。
カラフルな外観を背景に、テラス席で撮影すると、まるでアミューズメントパークでくつろいでいるような雰囲気。
ターコイズブルーと可愛らしいペイントが目を引く外観が特徴で、自然と2度見してしまう。
[ピズモ・サプライ・カンパニー]
PISMO SUPPLYCOMPANY
サーフ/スケートカルチャー好きが集まるローカルショップ。“エスクァイア・スタジオ”として使われていた建物を生かした、趣のある外観がポイント。
ピズモビーチ最大規模のスケートデッキを取り扱っているとあって、壁にはデッキがずらり。初心者から玄人まで幅広いスケーターから支持を受けている。
[サンドキャッスル・ホテル・オン・ザ・ビーチ]
SANDCASTLE HOTELON THE BEACH
ピズモビーチを目の前に望める絶好のロケーションが魅力のリゾートホテル。
ラウンジエリアには暖炉やファイヤーピットがあり、ついつい長居してしまう居心地のよさがある。
館内の共用スペースには、サーフボードが吊るされていたり、サーフやビーチカルチャーを感じさせるアートが展示されていたりと、海好きにはたまらない空間!
1Fにあるビーチフロントのバー&ラウンジ“ザ・デッキ”のテラス席では、お酒を片手に美しいサンセットを望める
経営者、アーティスト 道祖修二
DOTOWN株式会社代表取締役。20代で不動産関連会社2社を創業し、両社を100億規模の企業に成長させ、これまでに約2000億円相当の不動産開発を行う。現在は日本、アメリカで事業を展開し、両方を行き来する生活を送る。また、SHU DOSOとして音楽活動を行い、Def TechのMicroとともにWST(ダブスト)を結成。ストリートカルチャー系アーティストとしても活動する。YouTubeでカリフォルニアの最新情報を発信中!
www.youtube.com/@SHUJIDOSO_DOTOWN
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※『Safari』11月号272〜273ページ掲載
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photo : Shohei Sakamaki