ディーン&ダン・ケイティンに聞く20の質問!【前編】
20周年記念企画として、世界を舞台に活躍する人にインタビュー。今回は、〈ディースクエアード〉の創業者でありデザイナーでもある、ケイティン兄弟が登場。多くのセレブを魅了する、その独創的な感性は、どのような環境で生まれ育てられたのか? 前編はQ1~Q10をお届けします。
- SERIES:
- 世界で成功した人への20の質問!
Photographer : ALIKHAN
Q1 旅に必ず持っていく洋服や靴は?
A1 白シャツ、ビーチサンダルなどいろいろ。
フォーマルな場では、黒のダブルブレステッドジャケット、白シャツ、ブルーデニム、レースアップシューズ、黒のサングラス。カジュアルな場では、ビーチサンダル、カーゴショーツ、白シャツにスニーカーなどかな。
印象的な幅広のテンプルにはブランド名が。3万3000円(ディースクエアード/サフィロ ジャパン カスタマーサービス)
Q2 20歳の頃はなにをしていた?
A2 ポーツ社でキャリアをスタートさせました。
ヨーロッパに渡る前、20代の私たちはポーツ社(現在の〈ポーツ1961〉)で働いていました。そこで本当の意味でのキャリアをスタートさせたのです。在籍した6年間は、毎日が感動と感謝の連続でした。
Q3 過去最大のピンチはなに?
A3 イタリアに渡った頃です。
私たちはトロントの郊外にある質素な家庭から、言葉も通じない国にやってきた、たった2人の若者にすぎなかったから。しかし、困難な時期を乗り越えたからこそ、私たちの絆は唯一無二のものになりました。
Q4 最近、行った国はどこ?
A4 ブラジルです。
リオのカーニバルに合わせてブラジルに行きました。この特別な期間のブラジルの雰囲気は最高です!
Q5 子供の頃、夢見た将来(仕事)は?
A5 ファッションデザイナー。
私たちはずっとデザイナーになりたいと思っていました。小さい頃から自分たちで服を手直ししたりしていましたから。10歳のとき、姉たちのためにはじめて服を作ったのがスタートです。私たちは最初から、なにかクリエイティブなことをする運命にある、それが服、ファッションとわかっていたのです。
Q6 最近感動したことは?
A6 AW23コレクションのショーです。
〈ディースクエアード〉のデザインの原点には、ブランドの女性像を念頭に置いて男性像をデザインする。その逆もまた然り。だから、男女のコレクションには共通してクリエイティブなインスピレーションがあります。2023年の1月にミラノで行われたAW23コレクションのショーはまさにその思考が落とし込まれていました。
Q7 思い出の映画は?
A7 『ジュディ 虹の彼方に』。
たくさん泣いた『ジュディ 虹の彼方に』や『ボヘミアン・ラプソディ』、『リプリー』などです。
Q8 人生で成功するには?
A8 すべてにおいて全力で取り組むこと。
仕事も遊びも一生懸命。このモットーは、私たちの人生の本質であるデュアルリズムを完璧に表現しています。常に新しいトレンドを生み出しながら、遊び心を失うことがないからです。
Q9 ファッションデザイナー以外に、やってみたかった(やってみたい)職業は?
A9 クリエイティブなことならなんでも。
自分たちの人生を映画にするなら監督、本にするなら著者になりたいですね。
Q10 なにかコレクションしているものはある?
A10 ヴィンテージ家具です。
私たちはアートとデザインに情熱を注いでいます。ヴィンテージの家具やモダンアートの絵画を集めています。
ランプシェードのまわりがプラスチックカバーで覆われた、変わったデザインのランプ。経年変化し、品よく輝くゴールドがヴィンテージ感をさらに演出する。青の壁紙との相性も抜群
※ディーン&ダン・ケイティンに聞く20の質問!【後編】へ続く。
●サフィロジャパン・カスタマーサービス
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●スタッフ インターナショナル ジャパン クライアントサービス
TEL:0120-106-067
雑誌『Safari』7月号 P61~64掲載
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photo : Koki Marueki(BOIL)