西伊豆・古民家でヘルシーイタリアン!
静岡県西伊豆の魅力って、温泉? それとも豊かな自然? 確かにそれも間違いではない。でも最近は、それ以外の魅力もかなり増えてきているんです。その理由のひとつが、西伊豆の土肥エリアに複合施設〈ロクワット 西伊豆〉がオープンしたということだ。そこは日本の古きよき豊かな自然と建物が体験できるのだが、今回紹介したいのは、イタリアンレストラン〈タケル・クインディチ ロクワット 西伊豆店〉。ここ、彼女とのヘルシーデートに最適と話題!
天然素材に囲まれ、気取らず落ち着いて過ごせる和風の店内
西伊豆・土肥で300年もの長きにわたり代々受け継がれてきた古民家をフルリノベーションした〈ロクワット 西伊豆〉。730坪の敷地に母屋、一ノ蔵、二ノ蔵、三ノ蔵と庭があり、地産食材のヘルシーディナーを堪能できるのが、母屋の一角にあるイタリアンレストラン〈タケル・クインディチ ロクワット 西伊豆店〉。
プロデュースするのは、北鎌倉に本店を構える〈タケル・クインディチ〉。そして、料理を担当するのは、アロマフレスカなどで料理長を務めた、大関淳士シェフ。
ディナーはおまかせのコース(1万2000円)のみ。季節や、その日の入荷食材によって内容は変わるが、駿河湾の魚介はもちろんのこと、天城の野菜や肉など、アミューズからデザートまで、地元食材の魅力を引き出した、滋味深い8皿前後からなる至福のコースだ。
まずサービスされるのは、単なるミネラルウォーターではない。自生するクロモジの木の枝を加えた水がピッチャーからグラスに注がれる。クロモジは殺菌作用が高く、生薬として古くから使われてきたが、最近では、そのパワーが改めて注目され意識の高い女性の間でも知られる存在。料理を待つ間に、グラスに注がれたこの“クロモジ・ウォーター”を飲むだけで、カラダが浄化されるような気分になる。
ディナーコースより、“伊豆産自家製サラダ”
“伊豆産自家製サラダ”は、伊豆産の青トマト、赤トマト、モッツァレラチーズなど、地元産のフレッシュな食材が盛りだくさん。サラダといえども食材はシェフがひとつひとつ目利きして選んだ、こだわりのひと皿。
ディナーコースより、“天城軍鶏のスープ”
“天城軍鶏のスープ”は、山葵の茎葉、豆乳、米を食べ、ストレスなく自由に育てられた天城軍鶏を6時間じっくり煮込んだもの。加えるのはほんの少しの塩のみ。滋味あふれる味わいでカラダが満ちていく。
パワフルな野菜のサラダに、健康な鶏のスープ。いずれも余計な調味料は使わずに素材の旨みを引き出した美味なる品々。続く料理への期待が高まる。
ディナーコースより、“釜揚げシラスとエンドウ豆”
“釜揚げシラスとエンドウ豆”は、由比シラスを傷つかないように短時間で捕獲し、その場で釜揚げした繊細な味わいを是非。カラスミとの相性も最高!
ディナーコースより、“岡村牛のロースト”
“岡村牛のロースト”は、富士山を望む、朝霧高原の岡村牧場で穏やかにのびのび育てられた岡村牛の旨みたっぷりの赤身。さっぱりとした後味で、あっという間に平らげてしまう。
料理に加え、もうひとつ注目したいのは、土肥からひと山超えた井田(いた)地区にある工房で丁寧に手作りされた地産の塩。もちろん、地元食材との相性も抜群。カドのないまろやかな塩味が、素材の持つ旨みを引き出し、コクを添えてくれる。料理の下ごしらえに使われるだけでなく、グリルした野菜や魚、肉に添えられているから、こちらもしっかり味わってみて!
さらには、ワインセレクションもかなりユニーク。料理と相性ぴったりのワイン(グラスワイン1杯850円~)をソムリエに選んでもらいながら食事を進めるのが得策。
ちなみに、古民家の一部だけでなく、母屋、一ノ蔵、二ノ蔵、三ノ蔵、庭とフル活用しているのが、ここの特徴。一ノ蔵は、日中は地産の白枇杷オイルを使ったサロンに、夜はバーに変身。二ノ蔵と三ノ蔵は、客室露天風呂付きの1棟貸し客室となっているオーベルジュ。せっかくだから宿泊も予約して、ディナーの後にはバーも、また滞在中は露天風呂にゆっくりと。時間に余裕のある人は、ココを十分に楽しむべく、そういった使い方をするのもベター!
●タケル・クインディチ ロクワット 西伊豆店
住所:静岡県伊豆市土肥365
営業時間:ランチ11:30~15:00(14:00LO)、ディナー18:00~22:00(20:30LO)
※状況により変更の場合あり。
TEL:0558-79-3170
URL:https://loquat-nishiizu.jp/
※価格はサービス料込み。
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