
入口すぐに展示されているのが、電脳空間を想起させる巨大な没入空間『NODE(思考の結節点)』
虎ノ門ヒルズ・TOKYO NODEで1月30日から開催した『攻殻機動隊展 Ghost and the Shell』は、シリーズ史上初めて、全アニメ作品を横断する構成で展開される大規模展覧会。本展の核となっているのが、約1000㎡の空間に広がる展示エリア『DIG(掘り起こす)』。ここには、1995年の劇場版から『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』『攻殻機動隊ARISE』『攻殻機動隊 SAC_2045』、そして2026年放送予定の最新作まで、1600点を超える原画・設定資料・背景美術が集結している。

展示エリア『DIG(掘り起こす)』では、膨大な資料の中から“好きなシーン”や“記憶に残る瞬間”を掘り起こす体験ができる
注目すべきは、作品ごとに並べるのではなく、シリーズ全体を“横断”する視点で構成されている点。同じ草薙素子でも、時代や制作陣によって、線の強さ、色彩、構図、そして思想のニュアンスがどう変化してきたのかが一目でわかる。アクション性を強調した時代もあれば、静かな哲学性が前面に出たフェーズもある。その変遷を、言葉ではなく『絵』で体感できるのが嬉しい。さらに、タチコマの音声解説を聴きながら鑑賞できるAR体験『電脳VISION』や、実際の制作資料を手に取る感覚を再現した体験展示も用意され、原画展にありがちな“見るだけ”に終わらない設計がなされている。
膨大な資料群は、完成された映像の裏側にある「迷い」や「試行錯誤」までも可視化。『攻殻機動隊』が30年以上にわたって問い続けてきた「人間とは何か」「意識はどこに宿るのか」というテーマは、完成画だけでなく、その前段階にこそ色濃く刻まれていることに気づかされるはず。
さらに会場内には、空山基をはじめ国内外のクリエイターやブランドとコラボレーションした150種以上のオリジナルグッズが揃うショップエリアも併設。アパレルからアートピース、公式図録まで、展示の余韻を“手元に持ち帰る”選択肢も充実している。
国産牛を使った本格的な味わいが美味しい『ウチコマグリーン バーガー』2500円
展示を見終えたあとに立ち寄りたいのが、『TOKYO NODE CAFE』。多脚戦車をモチーフにしたグルメバーガーや、タチコマをイメージしたリンゴ味のクリームソーダは、思考をフル回転させた後の、ちょうどいいクールダウンになる存在だ。
※提供期間/2月1日(日)〜4月5日(日)
没入型空間演出やアーティストコラボ作品など、原画展示以外のエリアも含め、本展は『攻殻機動隊』を観る・考える・選ぶという体験へと拡張する。シリーズとともに時代を重ねてきた大人ほど、歩くごとに発見がある展覧会となるだろう。
⚫︎攻殻機動隊展 Ghost and the Shell
会期:2026年1月30日(金)~4月5日(日)
会場:TOKYO NODE GALLERY A/B/C(虎ノ門ヒルズ ステーションタワー 45F)
住所:東京都港区虎ノ門2-6-2
公式URL:https://www.tokyonode.jp/sp/exhibition-ghostintheshell/






























































