『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』で来日!
トム・クルーズ「人生は冒険。怖いと思ってもいい、でもとにかく前へ進むことが大事なんだ」
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写真左からグレッグ・ターザン・デイヴィス、ヘイリー・アトウェル、トム・クルーズ、クリストファー・マッカリー監督、サイモン・ペッグ、ポム・クレメンティエフ
トム・クルーズが満を持して全世界に贈る、シリーズ最新作『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』。豪華キャスト陣・監督が登壇し、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで来日記者会見が行われた。3年振り、25回目の来日となるトム・クルーズが、シリーズ集大成ともいえる作品への思いを語った。
『ミッション:インポッシブル』や『トップガン』をはじめ、約15分にわたるトム・クルーズのキャリアを辿る特別映像がオープニングを飾り、トム・クルーズが登場。「温かく迎えてくれてありがとう。みんなに会いたかったし、ここに来られてうれしいよ」と来場したファンに向けて挨拶をした。
シリーズが30年続いたことについて聞かれると、「僕は4歳の頃から映画を作りたいと思っていたんだ。色々な国を見たい、ジェット機を飛ばしてみたい、サムライになってみたい、とかね。その夢を叶えられているからこそ、頑張れていると思う。映画を作れるというのは特別なことで、支えてくれる人たちがいるからできるし、みんなには感謝している。それを忘れたことはないんだ。僕は物語を伝えることが好きで、それはやり続けたいと思っているよ」と語った。
トムが初めてプロデュースを手がけた1作目の『ミッション:インポッシブル』についても触れ、「『トップガン』の後、続編を作ってほしいと言われてね。自分の能力がどのくらいあるのか試したかったんだ。まわりからはテレビシリーズをなんで映画にするんだと言われたけどね」と当時を振り返った。
本作を手がけたマッカリー監督とは常に物語について話しているそうで、トム曰く「マッカリーはスイスの時計のように精密」とのこと。アクションへの妥協もなく、「監督はウィングウォーキング(飛行機の羽上でのスタント)のシーンで、もっと早く動いてと言うんだ。風圧で呼吸も難しいのに。このスタントはすごく体力が奪われて、エネルギーがきれることもあったんだ。トレーニングを積んで挑んだけど、こんな大変な経験は初めてだったよ」と明かした。水中のシーンではマッカリー監督も一緒に潜り、トムに直接指示を出しながら撮影し、できるだけ効率よく撮影をしたという。
マッカリー監督が、「プロペラ機のシーンは、トム1人で照明もカメラアングルもすべてこなしたので、まるでワンマンショーだったよ」と明かすと、トムが「それなのに、もっとフォーカスを早めて! とか言うんだよ」と、ユーモアを交えながら2人のアツい信頼関係と作品作りに対しての情熱が伝わる会話が繰り広げられた。困難な撮影をこなした彼らだが、撮影中にもう無理かもと思ったことは無かったか? と聞かれると、トムはすかさず「毎回!」と答えて会場の笑いを誘っていた。
北極圏のロケでは、マイナス40度の中、トムはポムを連れてシロクマを探しにスノーモービルで出かけたという撮影中のエピソードも飛び出し、同行したポムは「これって本当にいいアイデアなの? と思っていたけど、言えなかった」と吐露する場面も。
チャレンジし続けるエネルギーはどこから来るのかという質問には、「大変なことは構わない。どんなに大きなチャレンジでも、目標を達成するためのスキルを身につけて、ゴールを目指すんだ。人生は冒険。怖いと思ってもいい、でもとにかく前へ進むことが大事なんだ。今の立場に感謝しながら、人々を喜ばせるエンターテイメント作りをしていきたいね」と、熱い解答を披露した。
イベントの最後には、5月23日(金)からの全国公開に先駆け、5月17日(土)~5月22日(木)に先行上映をすることが発表された。
『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』
2025年5月17日(土)~22日(木)先行上映
2025年5月23日(金) より全国公開
配給:東和ピクチャーズ
©2025 PARAMOUNT PICTURES.