東京・麻布十番に、知る人ぞ知る大人のための美食隠れ家『かにじぇんぬ 麻布』が10月1日にオープン。わずか2室のみというエクスクルーシブな空間は、街の喧騒を忘れさせ、静謐で特別な時間を演出する。
ここで味わえるのは、活け蟹の持つポテンシャルを最大限に引き出した贅沢なひととき。専属の料理人が、活きた蟹を目の前で捌き、その場で刺身、茹で、焼きといった調理を提供してくれる。目の前で繰り広げられる手さばきと立ちのぼる香りは、料理というよりも一種の“ライブパフォーマンス”。大人の食欲と好奇心を同時に満たしてくれるはず。
専属料理人が目の前で魅せる、究極のライブ感
殻を割る音や立ちのぼる湯気、焼き台から広がる香ばしい匂い――。五感すべてを刺激するのが『かにじぇんぬ』の醍醐味だ。爪や甲羅といった定番部位はもちろん、活け蟹だからこそ楽しめる“ふんどし”や“心臓”といった希少部位まで、一杯丸ごとを余すことなく体験できる。
料理人がすぐ目の前で仕上げてくれるからこそ、蟹本来の甘みや旨みが最高潮の状態で口に運ばれる。鮮度と技が織りなすその瞬間は、まさに大人だけに許された贅沢と言えるだろう。
幻の「黄金蟹」や“蟹酒”――ここでしか出会えない一皿
ここでしか味わえない希少な蟹がある。数千匹に一匹しか揚がらないという“幻の蟹”黄金蟹だ。濃厚な旨みと上品な甘さは、食通さえも唸らせる特別な存在。そしてもうひとつの名物が、焼いた蟹殻を煮出して仕上げる芳醇な“蟹酒”。香り立つ湯気に包まれながら口に含めば、蟹の旨みがじんわりと広がり、酒の余韻とともに体を温めてくれる。
産地直送の鮮度を、東京の真ん中で味わう贅沢
提供される蟹は、その日に水揚げされたものだけ。産地から直送されるため、ここ東京でも漁港さながらの鮮度を楽しめる。遠出をせずとも、最高の状態で蟹を味わえる――それは忙しい大人にとってこの上ないご褒美だ。
オープンしたこの10月に味わえるのが『秋の味覚 松茸と活蟹のコース』(3万8000円/9〜10月中旬に提供)。全11品のコース料理で、こだわりの創作料理が振る舞われる。主なメニューがこちらだ。
先付けで出される茶碗蒸し。濃厚な蟹味噌のソースがかかった、風味豊かな一品
旬の食材を揃えた八寸は、内容が月ごとに変わる
お刺身の毛蟹赤酒漬けは甘みのある醤油でいただく
目の前で供される毛蟹と松茸の炭火焼き。焼き加減をミディアムレアで仕上げるのがポイント
松茸の出汁が効いたしゃぶしゃぶ。蟹の身がほろほろとほどけ、口の中で松茸の香りと蟹の甘みが絶妙に絡み合う
一口サイズのパンにキャビア、マスカルポーネ、蟹味噌、蟹の身などをのせた箸休めは、料理人のセンスが光る一品
アツアツで供される毛蟹と鮑の御石。濃厚な鮑の肝ソースが蟹の甘みと絡み合い、口いっぱいに芳醇な旨みが広がる
土鍋で丁寧に炊き上げた松茸ご飯。松茸を贅沢にふんだんに使い、シャキシャキとした食感と豊かな香りが口いっぱいに広がる。おこげの香ばしさもアクセントに
掘りごたつとテーブル、選べる大人のプライベート空間
麻布店に用意されたのは、掘りごたつとテーブル、それぞれ趣の異なる2つの個室。わずか2室だけの贅沢は、他の客に邪魔されることなく、ゆったりとした時間を過ごすためのもの。大切な人をもてなすにも、自分だけの隠れ家として訪れるにもふさわしい。
コースのラインナップも、通年楽しめる定番から旬の限定まで幅広い。
・『活けたらば蟹コース』5万5000〜6万円(通年)
・『活け毛蟹と気仙沼フカヒレコース』5万5000円(通年)
・『秋の味覚 松茸と活蟹のコース』3万8000円(9〜10月中旬)
・『松葉蟹コース』7万円(11月7日〜3月末)
※仕入れ状況により変更あり
どのコースも、ここでしか体験できない味覚の旅を約束してくれるだろう。
●かにじぇんぬ 麻布
住所:東京都港区麻布十番3-10-5 THE CITY 麻布十番 II CROSS 2F
営業時間:12時〜14時/18時〜23時 ※10月1日よりオープン
定休日:不定休
TEL:03-6809-4987
Instagram: @kani.azabu