俳優・永瀬正敏が感激した〈宝酒造〉“一刻者”のこだわりと出会い!
“頑固者”というと“とっつきづらい”イメージがあるけれど、その一方、徹底的に“なにかにこだわる”という面では逆に興味が湧くというもの。たとえば〈宝酒造〉の全量芋焼酎“一刻者(いっこもん)”もそう。南九州の話し言葉で頑固者を意味するこの“一刻者”だが、徹底的にこだわってきたのは芋のうまさ。今回はそんな一刻者を手に、ブランドアンバサダーを務めて3年めを迎えた俳優・永瀬正敏が、写真家・映画監督の若木信吾と対談。「〜たいせつなこだわり、たいせつな出会い〜」をテーマに、写真と映像、それぞれの魅力や制作におけるこだわりなどについて語り合った。対談中には、永瀬正敏が写真家として若木氏のポートレートを撮影したり、最後には互いにカメラを向け合うシーンも見られた。
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〈宝酒造〉の“一刻者”は、宮崎県高鍋町にある“宮崎・日向 黒壁蔵”で作られる人気の芋焼酎。年間を通して温度変化の少ない石蔵での貯蔵は、原酒内の雑味成分の発生を抑え、最適な熟成を促すという。
そして、そんな“一刻者”の発売20周年(2021年9月)を機にアンバサダーに就任したのが俳優の永瀬正敏だ。実は彼自身も宮崎出身なのだが、これまで様々な役柄を演じてきた永瀬に対して、演技への並々ならぬこだわりを感じている人も多いはず。一方、対談のお相手である若木信吾は、今回の“一刻者”のキービジュアルを撮影した間柄。酸いも甘いも嚙み分ける2人だからこそ、こだわりの芋焼酎“一刻者”を楽しむシーンがよく似合う。そんな彼らが、出会った日を振り返る。
永瀬正敏(以下、永瀬)「若木さんには“一刻者”のキービジュアルを撮影していただきましたが、実はこれまでも何度か撮ってもらっているんですよね」
若木信吾(以下、若木)「最初は確か1996年か97年の雑誌のファッションポートレートで、モノクロで撮った記憶があります。そこから30年の間に何回か撮らせてもらったけれど、一番覚えているのはクルマの撮影かな」
永瀬「すごく覚えています。とても楽しかった」
若木「雑誌の撮影は、広告と違ってコンテ(撮影台本)がないじゃないですか。だから現場で思いつくまま、相手にこうしてくださいとお願いするんですが、当然『それはできない』と断られる場合もままあって。でも、永瀬さんに“NO”と断られたことはこれまで一度もないですね」
永瀬「あのときは写真だけでなく、動画の撮影もありましたよね。若木さんは映画監督もされているけれど、写真と映像の違いは何か感じていますか」
若木「どちらも物語性があるんだけど、写真の場合だと、静止しているものを見つめることで、物語を自ら発見していく。映像の場合は、次から次へと目の前のものが変化していくので、それを追いかけながら、相手から物語を見せてもらえるという感じでしょうかね。永瀬さんも長く写真家として活動されていますが、自分が被写体のときと、撮影しているときに何か違いはありますか」
永瀬「映像と写真というのは、僕の中では同じ表現としては変わらないんですが……。物語性で言うと、昔、ある映画で、当時はまだフィルムでの撮影だったんですが撮影監督の方が、その1コマをプリントしてプレゼントしてくださったんです。そこに“1コマの映画です”と書いてあって、ああ、なるほどと思いました。あと、著名なカメラマンの方に自分の写真を見ていただいたとき、1枚だけ手が止まって『永瀬くん、これがいい写真っていうんだ。写真の前後の時間が想像できる』と言われたことがあって」
若木「映像の中のひとコマも物語であったり、1枚の写真から前後が想像できる物語であったり」
永瀬「そう。いとこ同士みたいな感じで」
制作へのこだわりを語らう2人は、“一刻者”キービジュアル撮影の裏側も明かす。
永瀬「一般の人を撮るときと、今回の“一刻者”のキービジュアルのようにきっちりした世界観を作って撮るときの、心構えの違いはありますか」
若木「“一刻者”に関していうと、背景に本棚があり、本を読みながら“一刻者”を飲んで味わうというテーマがしっかりとあったので、それは俳優・永瀬正敏にお任せしました。表情を含め、ディレクションはほとんどしていないです。ただ、その空間に永瀬さんが入ってきたときに、気持ちもグッと入れるような現場づくりには気を配りましたね。ファインダーを覗くと、”なんか来たな”とか“まだ入れていないな”というのはわかるものなんです。つまりそれは、演技だけど、本物だということ。カメラマンは“いま、この瞬間は本物なんだ”と信じられるときにシャッターを切れるかどうか、それが勝負です」
今回のキービジュアルでも見せる永瀬正敏の豊かな表現力は、どこにルーツがあるのだろうか。
「“いっこもん”というのは、頑固者という意味で、南九州の話し言葉です。実際、宮崎県の黒壁蔵を見学したのですが、本当に細かいところから職人さんがこだわっているし、“いいものを味わっていただきたい”という深い思いに、正直感激しました」と語る永瀬正敏。自ら焼酎づくりの現場に足を運び、自らの目で確かめたことは、まさに職人のこだわり。“一刻者”のうまさを支える大事なポイントといえるだろう。そんな“一刻者”を彼はどのように楽しんでいるのだろう?
「飲むときはひとりが多いです、もちろん誰かともありますが。撮影の打ち上げに“一刻者”を持参して、一緒に作品をつくってきた仲間がそれを取り合ってくれる姿を見ながらほくそ笑んじゃうことも(笑)。『美味い!』なんて声が聞こえちゃうと、よしよしと。お酒を飲むシーンって、本当にいろんなシチュエーションがありますが、僕にとっては“一刻者”の甘みが特別なものなので、それを飲んでリラックスしたいときもあるし、逆にいろいろ考えたりするための起爆剤にもなる。とてもポテンシャルの高いお酒だと思います」
“一刻者”との出会いは、なにかにつけてとてもいい影響を与えているようだが、
「僕、自慢できることがひとつもないんだけど、その中で唯一自慢できるのが、出会い。若木さんとの出会いも、“一刻者”との出会いもそう。どちらも大事にしていきたいです」
永瀬正敏がアンバサダーに就任した2021年9月は、ちょうど一棟の石蔵が完成したタイミング。上品な風味をもつ芋焼酎を熟成させるには温度変化が起きにくい構造をもつ石蔵に貯蔵するのがベストという結論のもと、理想の“一刻者”を届けられるようになった。
原材料に南九州産のさつまいもを100%使用し、独自の“芋麹仕込”と“石蔵貯蔵” による芋本来の甘い香りと上品な味わいが特長の“一刻者”。そのうまさを是非体感してみてはいかがだろうか。
全量芋焼酎 一刻者
2022 SFWSC特別金賞受賞、2023 ISC金賞受賞。良質な芋麹が実現した、芋本来の甘い香りと、すっきりとした上品な味わい。アルコール分:25% 容量:720㎖ 参考小売価格:1528円(消費税抜き)
俳優・写真家。1966年生まれ、宮崎県出身。83年に俳優としてデビュー。写真家としても国内外で多くの個展を開き、これまで9冊の写真集を発表。2018年、芸術選奨文部科学大臣賞を受賞。2021年5月、宝酒造の全量芋焼酎“一刻者”アンバサダーに就任。
若木信吾(わかぎしんご)
写真家・映画監督。1971年、静岡県浜松市生まれ。ニューヨーク州ロチェスター工科大学写真学科卒業。現在は雑誌・広告・音楽媒体・映画監督として作品を手掛けるなど、幅広い分野で活動中。2010年には、故郷の浜松で書店『ブックスアンドプリンツ 』をオープンし、国内外から集めてきた写真集はもちろん、絵本、小説、雑貨なども販売。
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