海鮮冷やしそば
続けて紹介してきた涼麺だが、今回が最後。暑い夏も終わろうとしている今日この頃だけど、残暑はまだ続きそうだし、冷たい冷麺が恋しいという日も続きそうですよね。で、最後のトリを飾る涼麺は、広東料理の先駆けとなった老舗のこだわり涼麺。もちろんデートコースに組みこめば彼女の笑顔も見られるはず。う~ん、コレを食べなきゃ夏も終われない⁉
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- ホテルの名物メニューを彼女と♡ Gourmet Gadget
〈ホテルニューオークラ東京〉にある“桃花林”。こちらでは日本人の舌にもあった中国料理が人気。そして、注目は夏の定番である涼麺で、なんと4種類も提供されている。リピーターが夏の風物詩として必ずオーダーする涼麺だ。
右上:チャーシューや海老など具沢山の“五目冷やしそば”(2160円、税込・サ別) 左上:品のよい上湯から作られたスープが印象的な“冷やし坦々麺”(2160円、税込・サ別) 右下:コクのあるごまソースが癖にある“バンバンジー冷やしそば”(2160円、税込・サ別) 左下:魚介類好きにはたまらない“海鮮冷やしそば”(2700円、税込・サ別)
それぞれ個性豊かだが、この夏一番の必食メニューは、魚介類好きにはたまらない“海鮮冷やしそば”!
タラバガニまで加えた豪華を極める涼麺
“海鮮冷やしそば”は海老、帆立貝、イカ、クラゲ、海藻といったオーソドックスな魚介類に加えて、タラバガニまで加えた豪華を極める涼麺。タラバガニの太くてぷりぷりとした身は、ずっしりとした食感と凝縮された味わいがあって、これだけで十分な満足感! 海老の旨味と帆立貝の甘味、イカのなめらかな食感と海藻の潮の香りとが相まって、複雑ながらも涼しげで心地よい食味に。
タレにはちょうどいい甘酸っぱさが感じられ、わずかに加えられた山椒によってピリリとした抑揚あるアクセント。麺は小麦が感じられる自然な味わいなので、タレの旨味を引き出している。白髪ネギのシャキシャキとした食感と細切りされたパプリカの甘味は、“海鮮冷やしそば”にメリハリを与える、素晴らしい脇役だ。
さらに、点心とデザートがついた“特選冷やしそば セットメニュー”(3100円、税込・サ別)も用意されているのが嬉しいところ。
ちなみに、〈ホテルオークラ東京〉は日本のホテル御三家のうちのひとつであり、食のホテルともいわれている。1962年にオープンし、その開業時からこちらの“桃花林”も続いている。ホテルのレストランにおいて、はじめて広東料理を採用し日本人好みの中国料理を生み出してきた“桃花林”は、総料理長である陳龍誠のもと、東京を代表する中国料理の名店と高い評価を得ている。
常時200種類以上のア・ラ・カルトに加えて、ゲストからのリクエストで様々な裏メニューも提供。〈ホテルオークラ東京〉伝統の点心師による蒸し物や自慢のスイーツも食べられるので、お得であることは間違いナシ。
広東料理好きの女性は多いので、その先駆けとなった老舗で彼女と一緒に涼麺を食べてみてはいかが!?
●中国料理 桃花林
住所:東京都港区虎ノ門2-10-4 ホテルオークラ東京 12F
営業時間:11:30~14:30、17:30~21:30
※“海鮮冷やしそば”が提供されているのは2018年6月1日から9月17日の11:30~15:30
TEL:03-3505-6068
URL:http://www.hotelokura.co.jp/tokyo/restaurant/tohkalin/lunch2/
1976年台湾生まれ、後に日本国籍。ブッフェ、フレンチ、鉄板焼、ホテルグルメ、スイーツをこよなく愛する。テレビ東京「TVチャンピオン」で2002年と2007年に優勝。テレビや雑誌で活躍し、料理コンクール審査員、講演、プロデュースも多数。
2017年8月「一般社団法人 日本ブッフェ協会」設立、代表理事就任。