このところ、茶色って人気のカラー。基本的に落ち着いているうえに暖かみも感じる茶色は、秋冬の大人にはうってつけ。しかも、合わせによっては今季人気のレトロスタイルにもなるし、トップにどんな色を着ても馴染んでくれる懐の深さがあるから、1枚持っておくと便利!
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グラデテクで全体が落ち着く!
街がダークな落ち着きを見せはじめる秋。大人は、街に馴染むダーク系のコーデを楽しむ時期だ。とはいえ、暗い色ばかりじゃなんだか気分が乗らない。色使いしても大人っぽさを出せるテクがあれば、知りたいですよね。秋冬だって華やかコーデを楽しみたいから。で、そのテクとやらが今回の話。まあ、言ったって秋冬だから原色は避けて。ほどよいお目立ちを狙うなら、くすみ系を選ぶといい。今回は物思う秋にぴったりの、色っぽく見えるピンクを使用。これも、1点で使うとアラフォーにはちょっと若ぶって見えるのだが、“重ね”テクを使うとこれがしっくりくる。重ねたのはスウェットのくすみピンクよりも渋さのあるピンクのロンT。これをインからチラ見せするだけで、ピンクがぐっと落ち着くから不思議だ。合わせるボトムは、トップを際立たせるために、また、コーデに大人の貫禄をつけるためにダーク系にするのが正解。ボトムに濃い色を持ってくると、全体の印象が落ち着く効果があるっていうテクも知っておくと秋冬コーデの役に立つかも。ここでは、ピンクと相性のいい茶色のパンツを。さらに夏には白スニだった足元も、この時期はシックな色使いしてみて。こんなふうに足元までグラデーションを意識できたら、お洒落上級者!
スウェットシャツ2万3000円(オーラリー×ビューティ&ユース/ビューティ&ユース ユナイテッドアローズ 渋谷公園通り店)、ボーダーカットソー5500円(ビューティ&ユース/ビューティ&ユース ユナイテッドアローズ 渋谷公園通り店)、イージーパンツ2万4000円(ピルグリム サーフ+サプライ)、キャップ5500円(シティーライツブックストア/ビューティ&ユース ユナイテッドアローズ 渋谷公園通り店)、サングラス4万7000円(アイヴァン 7285/アイヴァン 7285 トウキョウ)、スニーカー5800円(コンバース/コンバースインフォメーションセンター)
するだけで雰囲気ガラリ!
そろそろレイヤードが楽しくなってくる季節。重ね着をするとなると、よく使う手が、チェックシャツやフーディをサンドイッチするということ。でもこれも、すでに定番のテクニックだし、代わり映えしないな~と思っていた人も多いはず。そこに新鮮さをプラスするには、新たな方法が必要だ。で、今回提案するのが、あまり手をつけていなかった“アノラックパーカ”を使ってみるということ。なぜアノラックパーカを選んだかというと、アクティブなアウトドアというシーンで活躍するイメージがあるけど、スポーティ流行りの今どきは意外にも都会で普段使いできるから。で、この着こなしをご覧あれ! エスニック柄のジャケットの下に、大胆にもアノラックパーカをイン! アノラックパーカというとアウターのイメージがあるかもしれないけど、ナイロン生地で薄手なので、秋冬にはインナーとしても使い勝手がいい。普段ならロンTなどをインしていたはずから、フード付きで素材感も違う、しかもスポーティさが出せるコレなら、新鮮さは十分ってわけ。もちろん今回合わせたエスニック柄や、イージーパンツとも相性は抜群。新しさのあるレイヤードをしたいという人は、是非お試しあれ!
ジャケット2万9000円(キャル オー ライン/ユナイト ナイン)、アノラック2万7000円、キャップ6800円(以上ピルグリム サーフ+サプライ)、イージーパンツ1万9800円(ザ ・ノース・フェイス パープルレーベル/ナナミカ 代官山)、サングラス3万4000円(モスコット/モスコット トウキョウ)、スニーカー1万1800円(ニューバランス/ニューバランス ジャパンお客様相談室)
進化したコーチJK合わせを!
アメカジ好きの男がレトロコーデを狙うなら、ヴィンテージ感の漂うチェックのネルシャツなんかを使うのが雰囲気を出しやすくていいかも。たとえば写真のように、褪せたブルー×土っぽさ香る茶色のチェックだったら、ほら、ちょっとレトロを感じるでしょ。そんなネルシャツのレトロ感を最大に生かすのであれば、デニムを合わせるよりも、こんなふうな濃茶のシューカットパンツを合わせたほうが雰囲気出る。まるで、’60年代風のスタイルだ。とはいえ、このままでは、単なる古~いスタイルに。ということで、今どきにアップデートするために投入したのが、こんなコーチジャケット。いつもなら、黒や白などが多かったコーチジャケットも、こんなモダンなグレーを羽織ればぐっと都会的。しかも、1枚持っとくとどんな色にも馴染みやすくて大人には使い勝手がいい。ちなみにコレ、撥水加工などの機能が搭載されているので、なんだか光沢感もひと味違う。コーチジャケット自体はレトロコーデにぴったり合うので、こういった細かいディテールでアクティブ感を出すと、断然若造のレトロコーデとは差がつくはず!
コーチジャケット3万円(アーモンド/トライオン)、ネルシャツ3万1000円(ロンハーマン)、パンツ1万円(ラングラー/リー・ジャパン カスタマーサービス)、サングラス3万2000円(アイヴァン/アイヴァン PR)、スニーカー9000円(ヴァンズ ヴォルト/ブルーウッド バイ ハンドイントゥリーPR)
こっくりカラーの秋コーデ!
まだまだ厚手のアウターは必要ないけど、夏場よりもレイヤードを楽しめる! というのがこの時期のいいところ。だからこそ、お洒落に気合が入るし、新しいアイテムだってほしくなってくる。そう、秋はファッション心がウズウズと湧き出てくる季節なのだ。そんな時期に、是非トライしてほしい秋コーデのひとつが、カラーリング。いわゆる色の組み合わせを楽しむってこと。で、一番に紹介したいのが“マロンカラー”だ。こっくりとした茶色と、イエローの合わせが、見た瞬間に秋らしさを感じさせるでしょ? 今回は、ボトムを濃茶のコーデュロイ、肩に掛けたニットも同じトーンの茶にしてぐっと引き締めた。というのも、シャツで目を引くイエローを取り入れたからだ。大人らしさのバランスを考えて、渋い濃茶にしたってわけ。見ておわかりのとおり、スタイルはあくまでもアメカジなのに、この色合わせをするだけで秋らしさを感じるから不思議。ちなみに、こういったコントラストの強い色合わせをする場合、インに挟んだTシャツを、パキ白ではなくオフホワイトにするっていうのもコーデを自然に見せるコツ。この秋は、“マロンカラー”に挑戦して、秋の美味しいもの巡りに行ったら?
チェックシャツ2万9000円(フランク&アイリーン/サザビーリーグ)、肩にかけたニット3万9000円(ラッド バイ デミリー/サザビーリーグ)、Tシャツ7000円(サタデーズ ニューヨーク シティ)、コーデュロイパンツ2万4000円(アントレ アミ/インターブリッジ)、サングラス3万4000円(モスコット/モスコット トウキョウ)、スニーカー1万4000円(コンバース/コンバースインフォメーションセンター)
●アイヴァン 7285 トウキョウ
TEL:03-3409-7285
●ビューティ&ユース ユナイテッドアローズ 渋谷公園通り店
TEL:03-5428-1893
●ナナミカ 代官山
TEL:03-5728-6550
●ニューバランス ジャパンお客様相談室
TEL:0120-85-0997
●ピルグリム サーフ+サプライ
TEL:03-5459-1690
●ユナイト ナイン
TEL:03-5464-9976
● アイヴァン PR
TEL:03-6434-5027
● トライオン
TEL:03-5820-7785
● ブルーウッド バイ ハンドイントゥリーPR
TEL:03-3796-0996
● リー・ジャパン カスタマーサービス
TEL:03-5604-8948
● ロンハーマン
TEL:03-3402-6839
●インターブリッジ
TEL:03-5776-5810
●コンバースインフォメーションセンター
TEL:0120-819217
●サタデーズ ニューヨーク シティ
TEL:03-5459-5033
●サザビーリーグ
TEL:03-5412-1937
●モスコット トウキョウ
TEL:03-6434-1070
photo : Tomoo Syoju (BOIL) styling : Takeshi Yanagawa、Takumi Tagawa(remix)
※価格は例外を除きすべて税抜き価格です