“きちんと感”と“ラフさ”のバランスが上手!
アンドリュー・ガーフィールドのチェスターコートこなし!
LA生まれの俳優、アンドリュー・ガーフィールド。彼といえば、映画『アメージング・スパイダーマン』の印象が強いという人も多いだろう。そのときは学生役だったから、ひょっとして若いイメージを持っている?
でも、アンドリューは現在30代半ば。この冬好んで着ているチェスターフィールドコートだって、大人らしく堂々と着こなしている。しかもどの着こなしも決してコンサバにならず、とってもカジュアル。さて、上品コートをカジュアルに着こなす、アンドリューならではの着こなしとは?
大人っぽく見える要因は、その人のキャラはもとより、当然選んでいる服の影響もある。アンドリューの場合、近頃彼がよく着ているチェスターフィールドコートがまさにそれ。チェスターといえば長丈で迫力があり、品格あふれるアウターの代表格。それに、もともとフォーマルなシーンで着用されるアイテムだけに、これほど大人らしく見えるアイテムはない。つまり、アンドリューが大人っぽく見えるのは、そのチェスター使いに負うところが大きいってわけだ。で、見ていただきたいのが、その着こなし。上品なチェスターといえど、日常に馴染むラフな着こなしをしているのがわかるでしょ? さらに彼は、チェスターをよっぽど気に入っているのか、違ったタイプのチェスターを使い分け。しかも、ちゃんとそのチェスターの特徴を踏まえ、“きちんと感”と“ラフさ”のバランスをうま~く調整しているのだ。う~ん、この着こなし感覚は、すぐに冬の着こなしに活用できそう!
01 ベージュの“上品チェスター”
上品顔のチェスターを主役に!
まずは、肌触りも滑らかそうな上質な生地感のチェスター着こなしから。パッと見「おや、そんなにカジュアルに着こなしをしてないのでは?」と思うかも。確かに、コート以外はモノトーンでまとめているし、都会的ですっきりとした着こなし。だけど、こんな上質なコートを無理にラフに着ようとしたら、場合によってはチグハグな印象になる危険性がある。でもアンドリューはそこを無理しない。洗いざらしのような白シャツ、それに足元はスニーカー。パンツも黒のすっきりタイプを選ぶことで、主役のコートを引き立てている。もし、彼女とデート、な~んてときなら、これくらいの“きちんと感”と“ラフさ”のバランスがほどよいのかも。
ベージュのチェスターコート 7万6851円(オールセインツ)
02 濃紺の“定番チェスター”
ほどよいカジュアル感は脇役の演出で!
続いては、オーソドックスな濃紺のチェスター使い。このコートをカジュアルに着ようとするなら、もちろん、ダメージ入りのデニムパンツを合わせたりする手もある。でも、チェスター使いにこなれたアンドリューのテクはコチラ。ブルーのGジャンをインナーに合わせるという方法で、パッと見の大人らしさを優先。さらに、ネップ入りのマフラーで、ほどよいこなれ感も演出している。そのうえ、彼らしい個性を感じるのが、緑のカラーシューズ。以前から、こんな差し色を使った着こなしが多いアンドリュー。チェスターの着こなしにおいても、ちゃ~んと取り入れているのはさすが。おまけに手に持ったのは、緑のバッグ。これもさりげに色リンクを狙った彼流のテクニック!?
03 茶の“味ありチェスター”
チェスターの古着っぽい演出もお手のもの!
ひと口にチェスターといっても、モノによってはずいぶんと雰囲気は異なるもの。こちらは、バーガンディのちょっとふっくらとしたチェスター使い。こんなふうに見た目に味わいがあると、グッとカジュアルな印象は強くなる。アンドリューもそのへんのテイストを生かそうと(?)、ヴィンテージ感あるアメカジ着こなしに落としこんでいる。やや太めのリジットデニムを“太ロール”で穿いたのはその表れ。クタッとした味茶のレザーバッグやローテクスニーカー合わせにしたって、確信犯っぽいでしょ? もちろんインのブルー効かせは、彼らしい着こなしの真骨頂。ちゃんとキャラ出しを忘れないあたりは、さすがは俳優のなせるワザ!?
茶のチェスターコート 4万2000円(ザ・ダファー・オブ・セントジョージ/ジョイックスコーポレーション)
●オールセインツ
TEL:03-5766-3011
●アングレー
TEL:03-5459-7788
●ジョイックスコーポレーション
TEL:03-3486-1573
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