最新コレクションを東京でお披露目!
メンズファッション界を牽引するデザイナー、キム・ジョーンズがアーティスティック デザイナーを務める、フランスのメゾンブランド〈ディオール〉が11月30日に、東京で大規模なファッションショーを行った。
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- ハートに火をつけて! Vol.100
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- ハートに火をつけて! Fashion Safari Magazine
[ディオール]
DIOR
なんと、〈ディオール〉がプレフォールをランウェイ形式で発表したのはメンズ史上初! 会場には、サッカー元イングランド代表のデビッド・ベッカムや、モデルのケイト・モスをはじめとする多くの著名人が来場し、特別な一夜に華を添えた。
そんな会場の中心には、〈ソニー〉のペットロボットシリーズ“アイボ”などのデザインを手掛けてきた、現代芸術家の空山基による総重量9150㎏、10m超えの巨大な“セクシーロボット”がそびえ立ち、まるで近未来のような雰囲気に。
ショーがスタートすると、赤や緑のレーザー光線が飛び交う中、モデルが次々とランウェイに登場。メタリックな素材感が際立つアイテムや、着物からインスピレーションを受けた仕立てのスーツなど、日本の要素が取り入れられたデザインが印象的なルックも目立った。フィナーレを終えたショーの最後にはキム・ジョーンズがランウェイに小走りで登場。会場は大きな拍手で包まれた。
そして、ショーが終わるとランウェイフロアはパーティ会場に早変わり。ショーの音楽を手掛けたディプロによるDJブースも作られ、シャンパンなどのドリンクがゲストに振る舞われた。1日限りのエクスクルーシブなショーとパーティは、盛大に盛り上がり幕を閉じた。
ファッションショーのフィナーレ。レーザービームが舞う演出の中、モデルたちが再度登場
新素材のメタリックが際立つルック。角度によって光り方が違うのも面白い
空山基による、ブランドのアルファベットと桜がモチーフになったイラストプリントが目を引く
着物を彷彿させるような前合わせのスーツ
近未来的なロボットを彷彿とさせる、ブランドロゴが胸にデザインされたスウェットシャツはなんとも印象的
雑誌『Safari』 3月号 P224掲載