京都の老舗〈ホソオ〉が手掛けた〈タトラス〉オリジナル柄の西陣織。シルクを中心とした繊細な糸で、緻密に織られた生地は、光の角度によって表情を変え、見る者を引きつける唯一無二の雰囲気を放つ。66万円(タトラス/タトラス カスタマーセンター)
今月の特集のテーマのひとつは、“勝負”ジャケット。男には必ず、ここぞという場面がある。特別なディナー、大事なパーティ、新たな挑戦のとき。こういうときのジャケットは、テイラードであれ、Gジャンであれ、着るだけで自信が湧き、堂々とふるまえる1着。もう少し具体的にいうなら、男らしさと品格を兼ね備え、かつ無難じゃないものでなければならない。
そして、今回紹介する〈タトラス〉の新作がまさにそれだ。ぱっと見は普通のMA -1型のジャケット。でも実はこれ、日本が誇る最高級素材にして、いまや世界中のトップメゾンが欲してやまない、西陣織が使用されているのだ。この生地の魅力はやはり、光に当てると浮き出る模様。ラグジュアリーホテルやレストランの柔らかな照明の下で、あるいは夕暮れのドライブで街灯やネオンの光に照らされて、柄が静かに姿を現す。それは、ただものならぬオーラを漂わせ、見る者の視線を自然と奪うはず。ミリタリー由来の武骨さに、西陣織ならではの上品さと特別感が加わったこの1着。まさに勝負に挑む男にふさわしいジャケットだ!
全体は着る者をスマートに魅せるモダンなシルエット。インナーには国産ダウンが用いられ、保温性は抜群。冬でもTシャツ1枚で快適に過ごせそうだ。
●タトラス カスタマーセンター
TEL:03-6277-1766
※『Safari』12月号217ページ掲載
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