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CULTURE カルチャー

2020.11.27


アニメと実写を融合した革新映像に驚く! 『リベレーター:勝利へ、地獄の行軍500日』

第二次世界大戦を描いた映画には名作が多いし、ドラマでも『バンド・オブ・ブラザース』『ザ・パシフィック』といった人気作が頭に浮かぶ人は多いはず。この4話完結シリーズも、第二次世界大戦ものとして見ごたえある仕上がり。注目すべきは、その映像の革新性だ。まさに一見の価値がある世界が広がっている!

 

 
『リベレーター:勝利へ、地獄の行軍500日』
胸熱なポイントは?“兵士たちの壮絶な戦いぶりに手に汗握る!”



ジャンルでいえば、この作品はアニメ。しかし限りなく実写に近い印象を与えるのは、『Trioscope(トリオスコープ)』という実写とCGIの最新合成テクノロジーを、初めて本格的に使った作品だから。未体験の映像に最初はとまどうかもしれないが、目が慣れていくと新鮮な感動すらともなっていくのだ。

1943年、イタリアに上陸したアメリカ軍の歩兵連隊サンダーバーズ。ドイツ軍を相手に苦戦を強いられながらも、フランスの山を越え、バイエルンでの悪夢のような決戦に挑む。タイトルにあるとおり、500日におよぶ死闘は、連隊を率いたフェリックス・スパークスの実話。そのスパークスに軍規違反で逮捕状が出されるなど、ドラマチックこのうえない展開が待っている。

俳優の演技をそのままアニメ化した作品は、以前もキアヌ・リーヴス主演の『スキャナー・ダークリー』などがあった。けれども、この作品は、より実写に近いイメージ。人物の表情や動きが異様に生々しいのだ。背景、特に遠景は実写の印象に近く、砂ぼこりや水しぶきも細かい部分までリアル。

一方で、流れる血がアニメっぽかったりして、戦争ドラマの衝撃感は斬新。後半のアクションは予想以上に壮絶だ。スパークス隊長が集めたメンバーは、前科者のワルばかり。それぞれ戦闘のエキスパートで、黒澤明監督の『七人の侍』を受け継ぐ、チームものとして感情移入させる。映像が映像だけに、最初は兵士たちの区別がしづらいが、ドラマの進行とともに各キャラが味わい深くなり、違和感も忘れるはず。そこも今作の大きな魅力!

原作・制作/ジェブ・スチュアート 出演/ブラッドリー・ジェームズ、マーティン・センズメアー、ホセ・ミゲル・バスケス 配信/ネットフリックス
2020年/シーズン1:全4話/各話46分〜56分

ネットフリックスで配信中

文=斉藤博昭 text:Hiroaki Saito

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