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CULTURE カルチャー

2026.01.02 NEW


『ワーキングマン』 お正月の新定番! ステイサムが今度は建築現場で大暴れ!



最近はあまり聞かなくなった“お正月映画”。かつては年末年始の映画館を盛り上げるキーワードで、おなじみのシリーズ新作の公開などは“年中行事”になっていた。ガラパゴス化しつつあるお正月映画を密かに復活させているのが、じつはジェイソン・ステイサムだったりも!?

2026年の1月2日に日本公開となったのが、ジェイソン・ステイサムの最新主演作『ワーキングマン』。1年前の1月3日は『ビーキーパー』、さらに2年前の1月5日は『エクスペンダブルズ ニューブラッド』と、なんとステイサムの出演作が3年連続で年明けすぐの公開。あくまでも偶然だが、めでたい新年にはステイサムの豪快アクションで気分を上げてほしい……という日本の映画会社の目論見を感じてしまう。3年目となる本作は、これまでのステイサム主演作の中でも激しさ、豪快度は最高レベルと言っていい。タイトルから想像できるように、主人公のレヴォン・ケイドは建築現場で働く男。雇い主の一家とは家族のような絆を育んでいるが、彼らの一人娘が失踪。人身売買に手を染める組織が事件に絡んでおり、レヴォンは立ち上がる。じつはレヴォンは元特殊部隊員で、無敵の戦闘スキルを持っていたのだ。
 

 
昨年の年明け公開だった『ビーキーパー』と同じく、スゴ腕の才能を隠して静かな日常を送る主人公。このパターンは、すっかりステイサムの定番となったが、今回の強さは尋常ではない。基本的に単独で敵地に乗り込み、次から次へと敵を倒していく。その殺し方も容赦なく、冷静に考えるとツッコミどころも多いのだが、『ビーキーパー』でも組んだデヴィッド・エアー監督が、とにかくアクションの見せ方がうまい。カメラのアングルや編集の効果で、ありえない攻撃法にも映像として説得力を与えてくれる。プールサイドで斜めになった椅子に座らせ、不安定の状態で相手を脅迫したり、ブルートゥースの機能を使い、こちらは身を隠したまま銃撃したりと、斬新なテクニックも次から次へと登場。建築現場で手元の工具を武器にするあたりは、ジャッキー・チェンっぽくて楽しい。誘拐の救出劇に、レヴォンの愛する娘との複雑な事情など基本はシリアスなのだが、勢いで突っ走るのがステイサム映画らしく、たしかに新年一発目にふさわしい映画だ。

『ワーキングマン』1月2日公開
原作/チャック・ディクソン 製作・脚本/シルベスター・スタローン 製作・監督・脚本/デヴィッド・エアー 出演/ジェイソン・ステイサム、デヴィッド・ハーパー、マイケル・ペーニャ 配給/クロックワークス
2025年/アメリカ/上映時間116分
 
  

 

 
文=斉藤博昭 text:Hiroaki Saito
(C)2025 CADENCE PRODUCTIONS LIMITED
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