【セレブの愛車】なんたって西海岸っぽいし、セレブも大好き!
お洒落で面白そうなのは “アーリーブロンコ”!
ある調査によると、最近の若者は目立つことを嫌い、ほんのちょっとの差別化に個性を見出すんだとか。
なるほど。確かにSNSが発達したこのご時世、ワル目立ちは炎上のもと。まわりから後ろ指を指されない程度で物事を進めたほうが、波風立たずに安心なのはよくわかる。でもその一方で、なんだかモヤモヤとした閉塞感も、みなさんは感じているはず。それはクルマ選びでもそうじゃない? 快適でそれなりなクルマを手に入れたはいいものの、傍から見たら“フツー”クラスに埋没。ま、その程度で満足できる人ならいいけど、昔からクルマにこだわってきたような遊びを知っている大人はそうもいかないのでは!?
で、もしアナタが昔からアメリカンカルチャー大好きなら、クルマ選びにもそんな好みを反映したいもの。たとえば、この〈フォード〉“アーリーブロンコ”なんて面白そうでしょ?
実はこのクルマ、遊びを知っているハリウッドセレブたちにも以前から人気。み~んな屋根を取り外し、「日差しを楽しむのが最高!」とばかりに堂々と乗りこなしている。
Kellan Lutz [ケラン・ラッツ]
肉体派俳優ケラン・ラッツが乗る“アーリーブロンコ”は、赤いボディがとってもあざやか。隅々までレストアされていると見えて、まるで新車のようにシャッキリとした印象だ。屋根を取り外して乗るのは、カリフォルニアでのお約束。当然ドライバーは丸見えだけど、そこはワイルドキャラで鳴らしたケラン。ティアドロップのサングラスを選んでタフな演出も忘れていないようだ。
Lady GaGa [レディ・ガガ]
ヴィンテージカー好きとしても知られるガガ様。もちろん“アーリーブロンコ”の魅力を見逃すはずはない。ご覧のとおり、有名ブティックが並ぶ通りを走り抜けていく姿が目撃されている。で、彼女が選んだのは薄ブルーの1台。ヴィンテージライクなトーンで、まさに彼女のお好みそのままといえそう。それにしても、女性がキャップを被りオフローダーに乗る姿は好感度大。う~ん、かっこいい!
Jeremy Piven [ジェレミー・ピヴェン]
BBキャップに白Tといったアメカジがホントによく似合う“アーリーブロンコ”。ピヴェンの愛車のようにボディがブラウンなら、大人っぽくてこれまたお洒落。いい大人にはぴったりだろう。しかもこのクルマで彼が行った先はロンハーマン。なんともカリフォルニアらしいひとコマじゃない? こんなライフスタイルが実現できれば、毎日きっと楽しいはず!
Simon Cowell [サイモン・コーウェル]
米オーディションTV番組『アメリカン・アイドル』などの辛口審査員で知られる、音楽プロデューサーのサイモン。無類のクルマ好きとしても知られ、〈ブガッティ〉や〈ロールス・ロイス〉、〈フェラーリ〉など多くの高級車を所有しているのだが、それほどの彼でも“アーリーブロンコ”の虜に。他の愛車同様、ボディカラーは黒を選択。これなら、都会という“ジャングル”にも似合いそうだ。
Miles Teller [マイルズ・テラー]
真っ青な“アーリーブロンコ”で、ピザとコーヒーを買いに出た俳優マイルズ。昨年からこのクルマに乗る姿が目撃されているが、よっぽど気に入ったのか、普段のアシとして頻繁に乗りこなしているようだ。ひとたび“アーリーブロンコ”に乗れば、BBキャップにサングラス、タンクトップと格好はまさにワイルド。美術学士を持つなどワイルドなキャラとは無縁と思いきや、実は違った!
“アーリーブロンコ”と呼ばれる理由は、このクルマが1966年に販売が開始された初代〈フォード〉ブロンコだから。1977年までの11年間生産され、それ以降のブロンコとは区別して“アーリーブロンコ”という名で呼ばれている。このクルマは、当時人気だった〈ジープ〉の対抗馬として登場。ブロンコ(=野生馬)の名のとおり、バツグンの悪路の走破性を誇る4WDとして注目を集めた。
今じゃ珍しい四角いボディとたくましいタイヤはワイルド感満点。とはいえお顔を見ると、真ん丸なライトが愛嬌たっぷり。こんなギャップがいまだに根強いファンを獲得している理由だろう。そんな“アーリーブロンコ”は、生産からほぼ40年以上経過。いまやコレクターズアイテムとなるほど希少な存在となっている。日本で手に入れるならやはり専門店ということになるが、ちゃんとしたお店でしっかりレストアされたものならもちろん現役で乗ることは可能。そうなると当然お値段が張り、ほとんどが“応談”状態。でも、先ほどご紹介したセレブのように、このクルマに乗れるなら、ほかのクルマでは味わえないカーライフが待っているのは明らか。最近どうもクルマにドキドキしない、な~んて症状にお悩みなら、“アーリーブロンコ”はよく効くクスリになってくれるかも⁉