C・ロナウドが“お祝い”で買ったとされる、速すぎるスポーツカーの正体とは?
3月12日のプレミアリーグ第29節で、トッテナムを相手にハットトリックを記録したマンUのクリスティアーノ・ロナウド選手。その結果、ついに通算ゴール数が807となり、史上最多ゴール記録保持者に。なんともスゴイ偉業を達成したわけだが、実はその数日後、彼が練習場に乗って来たクルマに、またしてもまわりの目が注がれた。さて、そのクルマの正体とは?
サッカー好きならずとも、ロナウド選手のクルマ好きはすでに有名な話。昨年はスペインメディアが、彼の総額25億円超えのカーラインナップを紹介。ピッチの外でもスーパースターの貫禄を見せつけたというわけだ。そんな中で、彼が新しく手に入れたクルマがコチラ。〈アストンマーティン〉DBS スーパーレッジェーラ V12 ヴォランテだ。英国メディアはこのクルマに関して、“彼が世界一になったお祝いとして20万ポンド(約3000万円)のクルマを手に入れた”としているが、逆に言うと、この〈アストンマーティン〉は、“世界一のお祝いにふさわしいほどの1台”ということがいえるかも。果たして本当にそうなのか? それはこのクルマの性能を見るとよくわかる。
実はこのクルマ、究極の〈アストンマーティン〉量産モデルを謳うフラッグシップモデル。クーペとヴォランテ(屋根開きタイプ)が用意されるが、ロナウド選手が選んだのはヴォランテのほう。で、このクルマは中身が相当ヤバイ。最高出力725PS、最大トルク900Nmを誇る5.2ℓV型12気筒ツインターボエンジンが後輪を駆動し、最高速度はなんと340km/h! おまけに0-100km/h加速は3.6秒(クーペは3.4秒)というのだから、まさに泣く子も黙る“モンスター”というほかない。
ちなみに彼は、すでに最高速度380km/hを誇る〈ブガッティ〉チェントディエチをはじめ、〈マクラーレン〉セナ、〈ランボルギーニ〉アヴァンタドール、〈フェラーリ〉F12 tdfなどなど、驚愕の速さをウリにするマシンを揃えているのだが、この〈アストンマーティン〉もそれらに決して引けを取らないスーパースポーツ。そんな1台を“お祝い”として手にするとは、彼のスポーツカーへの情熱は“いまだ飽き足らず”といったところだろう。
さらにこのクルマをよく見ると、彼はいろいろと自分の好みを反映させている様子が窺える。たとえばボディカラー。写真を見る限り“サテン・ジェットブラック“という純正カラーと思われるが、ほどよく光を反射するマット調のブラックは実にお洒落。そしてそれに合わせるように、フロントの〈アストンマーティン〉のバッジをブラッククロームに。テールライトもスモークタイプを選択するなど、精悍極まる演出を意識しているのは間違いない。もっとも最近のクルマは、ユーザーの好みに合わせられるよう“パーソナライゼーション”が進化しているのはご存知のとおり。彼もそれを上手に使いこなしているようで、大袈裟なカスタムに走ることなく、さりげなく自分好みのクルマに仕立てているのが面白い。
それにしても史上最多ゴール記録を達成した数日後に、自分仕様の“お祝いカー”をお披露目できたとはなかなか考えにくい話。もしかしてロナウド選手は、世界一の大記録達成を見越して、以前からちゃっかりオーダーしていた!?