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2020.09.24


奥行きある美しさに男心がくすぐられる!?

ビジュアルがいいクルマならいくらでもある。でも、できる大人の男なら、そこにストーリーも求めたい。〈フェラーリ〉ローマなら、その願いを叶えてくれるはず。


[フェラーリ ローマ]
FERRARI ROMA

お洒落で美しいデザインのクルマが〈フェラーリ〉から登場した。今回スポットを当てるローマである。よくよく考えてみると、フェラーリのデザインはどちらかというとストイックなものが多い。クルマを速く走らせるためのテクノロジーを積極的に取り入れ、エアロダイナミクスを中心にデザイン構成されているといった感じだ。エンジンやブレーキの冷却効率を高め、最適なダウンフォースで高速走行時のクルマの浮き上がりを抑えながらトラクションをしっかり稼ぐことが念頭に置かれる。

こうした傾向が強いのは当然のことだ。レースで培ったノウハウをアップデイトして市販車に搭載するのが彼らの流儀であり、カスタマーもそれを期待しているからだ。「時速200㎞になるとここのフラップが開いて空気の流れを変えます……」、なんてウンチクが購買意欲を高めるってものだろう。 

 
ところが今度出たローマは違う。名前の由来となったのはまさにローマという街。1950年代から’60年代のそこに住む人々の自由なライフスタイルをモチーフにしてデザインされた。戦後の復興から時間がたち心と財が豊かになってきた頃で、芸術やエンターテインメント、食文化が盛り上がっていた時代だ。アメリカで言うな1920年代と’50~’60年代あたり。いろいろなカルチャーが生まれた“古きよき時代”である。

そんなローマにつけられたキャッチコピーは“La Nuova Dolce Vita”。直訳すると“新しい甘い生活”となる。1960年に公開された映画界の巨匠フェデリコ・フェリーニ監督の代表作『甘い生活(LA Dolce Vita)』を現代的に解釈した感じだ。 

 
ということで、このクルマはその世界観を演出する。妖艶なデザインはまさにそこから生まれた。新しさの中にどこかレトロさを感じるのは、その時代のテイストを取り入れた結果である。

と同時に、このクルマには’60年代のフェラーリ製GTカーへのオマージュも含まれている。衝突安全規制がなく、のびやかにデザインが許された時代の産物だ。クラシックカーがかっこよく見えるのは、そうした背景があるからだ。そんなローマのデザインはキラリと光る。このクルマの誕生で、今後のGTカーデザインは変わるかも。それにしても、’50年代のローマにスポットを当てるなんて、昔のほうが人々の生活に余裕があったってことだろうか。なんかうらやましい。 

 

ほかにもある!
このクルマの楽しみ方&使い方


ローマには、美しいプロポーション、バランスの取れた優美なボリューム感が落とし込まれている。それは、︿フェラーリ﹀のミッドフロント・エンジン・グランドツーリングカーの伝統に基づくもの。その美しい見た目と反するように、スペックは、最高出力620cvの8速D C Tギアボックスを備える新パワートレイン。だからこそ、パワフルでドライビング・プレジャーにあふれるモデルに仕上がっている。

また、コンポーネントの70%が新設計というのは見逃せない。基本骨格となるボディシェルとシャーシにも手が入っている。主な目的は軽量化。クルマを軽くし、より高い運動性能を引きだしながら、日常での運転のしやすさを実現している。きっとこの辺の技術も、長年トップで居続けたレースで培われたものからきているのだろう。本当に彼らのテクノロジーは、まさに日進月歩である。

それにフェラーリとしてはこのクルマを単なる追加モデルに終わらせたくないという思惑があるのではないか。アストンマーティンやベントレーなどハイスペックGTカーが台頭する中で、自分たちの存在をもう一度アピールする必要があるからだ。50年代彼らはGTカーをヒットさせた実績がある。それにこの分野はマーケットが広いから当たればドル箱だ。

そんなローマのワールドプレミアは昨年11月ローマで行われた。なんかオシャレなんだよね。そういうところも。

ココにもソソられる!


01 メーター&ステアリングホイール
見せ方にもこだわります!
軽量化など走りのスペックもそうだが、インターフェイスの進化も止まらない。ローマの液晶メーターは最新技術が満載で、様々な情報をかっこいいグラフィックで見ることができる。この辺の“見せ方”のこだわりも今回の目玉と言えそう。

02 620cvのV8ツインターボ
最高のエンジン+最速のTM
エンジンは3.9ℓ V8ツインターボで最高出力は620cv。4年連続でインターナショナル・エンジン・オブ・ザ・イヤーを獲得したV8ターボファミリーの一員だ。エンジンに組み合わされるトランスミッションも8速DCTに変更されている。

03 ツインコックピット
温故知新的なコックピット
’50年代のレーシングカーをモチーフにしたデュアルコックピットを取り入れながら、ダッシュボードやセンターコンソールを新デザインに進化させた。もしかしたらその辺のデザインは今後登場するモデルでデフォルトになるかもしれない。

SPECIFICATIONS
フェラーリ ローマ
●全長4656×全幅1974×全高1301㎜
●ホイールベース:2670㎜
●エンジン:3.9ℓ V8 DOHCターボ
●最高出力:620 cv/7500 rpm
●最大トルク:77 . 5㎏m/3000 - 5750 rpm
●トランスミッション:8速デュアルクラッチ
●最高速度:320㎞/h、0 - 100㎞/h加速:3.4秒
●車両重量:1472㎏
●駆動方式:RWD
●定員:4名
●ハンドル位置:左
●価格:2682万円~(税込み) 

  

 
Information

●フェラーリジャパン 
https://www.ferrari.com/ja-JP

雑誌『Safari』10月号 P210~211掲載

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文=九島事務所
text : Kushima Office
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