Safari Online

SEARCH

CARS クルマ

2024.05.20


世界のセレブを魅了する流麗なグランドツアラー! 〈マセラティ〉グラントゥーリズモ

〈マセラティ〉然とした流麗なスタイリングが目を引くグラントゥーリズモ。クルマ好きを魅了するエクステリアだけではない。インテリアも、エンジンも伝統を受け継ぎながら進化を遂げてきた、このクルマの魅力に迫る。

世界のセレブを魅了する流麗なグランドツアラー! 〈マセラティ〉グラントゥーリズモ自動車メディアをご覧の方々はおわかりだろうが、一昨年あたりから〈マセラティ〉がにわかに動きはじめている。まずは新世代モデルのフラッグシップとしてスーパーカーのMC20が登場、それに続きコンパクトSUVのグレカーレがお披露目された。そのグレカーレは広いマーケットに向けたモデルであることから、2023〜2024日本カー・オブ・ザ・イヤーの“10ベスト”に残ることとなる。比較的身近なモデルであるとはいえ、イタリアの高級車ブランドの〈マセラティ〉がその中に入ったのは異例。仕上がりが高く評価されたのだろう。走りやデザイン、パッケージングがかなりいい。そして第3弾としてクルマ好きをざわつかせているのがこのグラントゥーリズモ。見るからにイタリアの香りをプンプンさせる。

このクルマの発表自体は少し前で、昨夏に国内ディーラーで展示されたり、11月には日本を含むアジア7カ国のメディア向けに限定車がアンベールされたりした。その意味ではすでに目にした方もいるかもしれない。お披露目活動を経て、ついに今年、本格始動となったわけだ。スタイリングはかなり〈マセラティ〉然としている。それもそのはず、かつて販売されていた同名のモデルによく似ているからだ。印象を新しくしているのはヘッドライトやグリルの意匠と位置関係で、新世代を象徴する。

が、フェンダーの膨らみや全体のプロポーションは、あえて以前のモデルを継承した。理由は〈マセラティ〉デザインとして完成されているものを変える必要はないと判断したからだ。デザインはブランドの財産であり、それを最適に扱うのもデザインチームの手腕。これはひとつの英断といえる。デザインチームのリーダー、クラウス・ブッセのインテリジェンスを感じさせる作品だ。

世界のセレブを魅了する流麗なグランドツアラー! 〈マセラティ〉グラントゥーリズモ国内で展開しているグラントゥーリズモにはふたつのグレードがある。“モデナ”と“トロフェオ”だ。ともに3リッターV6ツインターボを積む。これはMC20やグレカーレにも採用され、デザイン同様、新世代〈マセラティ〉用に開発されたものだ。“モデナ”が490PS、“トロフェオ”が550PSを発揮する。

もうひとつ、今後導入予定とされる完全電動モデル“フォルゴレ”が存在する。こちらは761PSという強者。0〜100㎞/h加速2.7秒は尋常じゃない。最大トルク1350Nmも通常とはひと桁違う数字だ。電気自動車とはいえ、こんなスペックのクルマを我々の前に登場させるのだから、ほかのメーカーとはひと味もふた味も違う。どうやらフォーミュラEに出場しているレーシングカーのノウハウをつぎ込んでいるようだ。

ちなみに、名前には意味があり、“モデナ”は〈マセラティ〉本社の地名、“トロフェオ”はトロフィーをもらえるレベルの走り、要するに表彰台に上るパフォーマンスを指す。そして“フォルゴレ”はイタリア語の“稲妻”。電気であることとその威力を表現したようだ。なんとなくイタリア人のユーモアを感じる。

そんな感じで走りに話題が集まるグラントゥーリズモだが、インテリアの高級感や上質さも見逃すわけにはいかない。最新のデジタルプラットフォームを持つインターフェイスもそうだが、シートやドアトリム、ダッシュボードを覆うレザーのエレガントさは抜群。これに魅了されるセレブは世界中に数知れずってところだろう。実にお見事である。
※欧州仕様の数値です。

大人が欲しくなる理由!  
デザインで伝統を表現するクルマ


世界のセレブを魅了する流麗なグランドツアラー! 〈マセラティ〉グラントゥーリズモ大きく口を開けたようなグリルが〈マセラティ〉の特徴。トライデントのマークを含め、戦前のレーシングカーからの伝統だ。全体的なモチーフは1950年代にピニンファリーナが製作したA6 GCSベルリネッタ。抑揚のある前後のフェンダーがそんな感じ。エレガントの中に“艶”を匂わすのが〈マセラティ〉流。

技術向上が彼らの世界観を広げる


世界のセレブを魅了する流麗なグランドツアラー! 〈マセラティ〉グラントゥーリズモインテリアにこだわったのも見逃せない。たとえば“モデナ”に施されたシートやトリムの刺繍グラフィックは、ミケランジェロが設計したローマのカンピドリオ広場へのオマージュだそうだ。刺繍や縫製の技術が上がったからだろうが、テキスタイルとテクノロジーの調和が〈マセラティ〉の世界観を広げる。

デザインと機能性を見事両立!


世界のセレブを魅了する流麗なグランドツアラー! 〈マセラティ〉グラントゥーリズモスイッチ類を減らし、ナビやオーディオ、温度コントロールやクルマの設定などはセンターモニターに集約された。しかも、上部にあるデジタルクロックと合わせ、ダッシュボードに自然に溶け込みデザインを邪魔しない。メータークラスターがフルデジタルなのもそうだが、インターフェイスの進化は絶妙。

クルマ好きを魅了するエンジン


世界のセレブを魅了する流麗なグランドツアラー! 〈マセラティ〉グラントゥーリズモ海王神ネプチューンのイタリア語“ネットゥーノ”と名づけられた3リッターV6ツインターボエンジン。高出力なのはもちろん、そのサウンドとフィーリングは根っからのクルマ好きをワクワクさせる仕上がりだ。MC20に積まれるのと同型ユニットであることからも〈マセラティ〉の自信作なのがわかる。

SPECIFICATIONS
マセラティ グラントゥーリズモ モデナ
●全長×全幅×全高:4960×1955×1410㎜
●ホイールベース:2930㎜
●車両重量:1870㎏
●エンジン:V型6気筒ツインターボ
●総排気量:2992㏄
●最高出力:361kW(490PS)/6500rpm
●最大トルク:600Nm/2500~4500rpm
●駆動方式:FR
●トランスミッション:8速AT
●乗車定員:4名
●価格:2444万円~
※写真は一部日本仕様車と異なる場合があります。

 
Information

●マセラティ コールセンター
TEL:0120-965-120

雑誌『Safari』6月号 P252〜253掲載

“大人の愛車選び!”の記事をもっと読みたい人はコチラ!

●『Safari Online』のTikTokがスタート!
こちらからアクセスしてみて!

文=九島事務所 text : Kushima Office
素材感と職人技が光る〈アニアリ〉。ミニマルに洗練されたジャパンメイドのトートバッグ。
SPONSORED
2025.11.18

素材感と職人技が光る〈アニアリ〉。
ミニマルに洗練されたジャパンメイドのトートバッグ。

上質なレザーのしなやかな感触と使い勝手の良さで支持を集めている〈アニアリ〉のバッグ。ミニマルで洗練されたデザインは、装いを自然に洗練されたものへと導いてくれる。また、確かな日本の職人技に裏打ちされた使いやすさと安心感が、使うほどに深まる風…

TAGS:   Urban Safari Fashion
建築家・クマタイチが〈バルミューダ〉で発見。豊かな暮らしをデザインする、加湿器の新しい選択。
SPONSORED
2025.11.14

建築家・クマタイチが〈バルミューダ〉で発見。
豊かな暮らしをデザインする、加湿器の新しい選択。

〈バルミューダ ザ・ストア 青山〉を訪れた建築家・クマタイチさん。暮らしに寄り添う建築を数多く手掛けてきたからこそ、関心を寄せたのは新しい加湿器“レイン”だ。ただ湿度を調整するだけでなく、暮らしを豊かに導くための機能や造形美を兼ね備えた“…

勝利を呼び込む〈タグ・ホイヤー〉の傑作3選!名作時計はファッション使いするのが決め手!
SPONSORED
2025.11.11

勝利を呼び込む〈タグ・ホイヤー〉の傑作3選!
名作時計はファッション使いするのが決め手!

2025年で創業165周年を迎え、そのうえ、22年ぶりにモータースポーツの最高峰である“F1”公式タイムキーパーにも返り咲いた〈タグ・ホイヤー〉。モータースポーツと密接な関わりをもち、勝利を象徴するウォッチとして君臨してきたそれは、時を経…

俳優・三浦翔平が着こなす〈エクスタイル〉の“アメスポ”スタイル!こだわりのスウェットでワンランク上の休日姿に!
SPONSORED
2025.10.29

俳優・三浦翔平が着こなす〈エクスタイル〉の“アメスポ”スタイル!
こだわりのスウェットでワンランク上の休日姿に!

ファッションモデル顔負けの長身と抜群のスタイルで、見るものを魅了する俳優・三浦翔平。幼い頃は水泳とバスケに打ち込み、現在はオフにサーフィンやゴルフ、ジムなどでアクティブに身体を動かすスポーツマンとしての側面も。そんな三浦翔平に〈エクスタイ…

TAGS:   Fashion
年末は〈エフピーエム ミラノ〉で特別な旅を。機能美と遊び心が光る上質トロリー。
SPONSORED
2025.10.31

年末は〈エフピーエム ミラノ〉で特別な旅を。
機能美と遊び心が光る上質トロリー。

高品質で優れたデザインのトロリーは旅そのものの満足感を上げてくれる大切な相棒。もちろん見た目だけじゃなく、使い勝手などの機能面も優秀なものを選びたいところ。そんな見た目と機能を兼ね備えたトロリーといえば〈エフピーエム ミラノ〉の“バンクコ…

TAGS:   Urban Safari Fashion

NEWS ニュース

More

loading

ページトップへ