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2019.06.15

〈A.ランゲ&ゾーネ〉の歴史を語る1本は
複雑機構が自慢の限定ウォッチ!

今年は、〈A.ランゲ&ゾーネ〉のアイコンのひとつである”ランゲ1”の誕生25周年。これを祝し、なんとこの1年間、毎月限定モデルを発表するという。なぜそこまでするのか? 1845年に創業した名門が、戦禍による東西分裂という不幸な歴史に翻弄され、ようやく復活を宣言したのは、ベルリンの壁が崩壊した1990年。そして’94年に、“ランゲ1”をはじめとする4種類の時計を発表。その長い道のりとともに、新たなスタートを切った誇りがそこには注がれている。だからこそ25周年はブランドにとってかけがえのない年というわけだ。

で、4月に発表されたのがアニバーサリーコレクションの第4弾。コレクションの中で最も複雑な機構を持つモデル、“ランゲ1・トゥールビヨン・パーペチュアルカレンダー”をベースしたもので、18KWGケースと、指針やインデックスなどを美しいブルーで彩った超絶上品な1本だ。

最大の特徴は、回転式アウターリングで月を表示し、アウトサイズデイトとレトログラード表示の曜日、スモールセコンドダイヤルにムーンフェイズを備えた永久カレンダー。けれども、それだけの複雑機構をもってしても、“ランゲ1”のシンボリックなデザインは不可侵だったのだろう。というのも、優美なトゥールビヨンを内蔵しながらも、それはケースバックでしか確認できないから。贅を尽くした、まさにアニバーサリーにふさわしい1本と言えるだろう。

ランゲ1・トゥールビヨン・パーペチュアルカレンダー”25th アニバーサリー”は、世界限定25本。ケース径41.9mm、自動巻き、ホワイトゴールドケース、アリゲーターストラップ。3513万円(A.ランゲ&ゾーネ)

ちなみに、“ランゲ1”が発表されたのは、1994年の10月24日。それでもアウトサイズデイトが示した日付は25日だった。それは翌日の新聞に写真が掲載されることを見込んでの演出だったのだ。ドイツ時計というと生真面目な印象が強いが、実はそんなウィットに富むところがあったりも。きっと、この後も秋まで毎月1回のペースで発表される記念限定モデルにもそんな遊び心が存分に注がれるに違いない。それを思うと今から楽しみじゃない!?

 
Information

●A.ランゲ&ゾーネ
TEL:03-4461-8080

文=柴田 充 text : Mitsuru Shibata
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