その裏には、ブランドの原則を維持し、 一貫性を保ちながら革新を重ねてきた姿勢がある。それはパンデミックの時代でもブランドの強みになっているようだ。 「予測が難しい時代に、私たちの人生や仕事の意味、なにを買うかはこれまで以上に問われています。だからこそ永続する価値を持つ美しい時計を作らないといけないのです」と語るロシロCEO。同時に、新作の発表を遅らせることなく、SNS上でも情報発信を強化。情報の探し方が変化したユーザーに対応することで、eブティックの可能性のほか、ファンとダ イレクトに繋がれたことが大きな発見に。 「今後はこの2年間の延長線上にあります。そんな中でも原点を大切にし、コレクションを発展させていきたい」と語るロシロCEO。5月に東京・銀座に新ブティックを展開予定。こちらも楽しみだ。
『Urban Safari』Vol.21 P9掲載