美食と源泉かけ流しの強力タッグ。伊豆の温泉も2人で独占!
自然の中で美味しいものを食べる、オーベルジュの旅。それだけでも最高だけれど、温泉まで加わったら、もういうことなし! さらにこんなご時世だし、彼女と2人を存分に満喫するなら、ほかのゲストとかち合わない温泉付きの部屋がやっぱり嬉しい。都心からも好アクセスの伊豆の2軒は、そんな温泉を2人で独占できる美食の宿。客室の露天温泉から海を一望、あるいは1室のみの宿でヒノキの香りのお湯を満喫。しかも温泉成分が浸透しやすい泉質や、女性に嬉しい“美肌の湯”で、彼女のカラダも心もぽっかぽかに。
永劫回帰
(オーベルジュ フォンテーヌ・ブロー熱海)
アジのマリネをサルサロメスコソースやトマトゼリー、三杯酢の3つの味で堪能。2回ループして楽しめるよう、2つサーブ
食べて、温泉に浸かって
相模湾を見わたす高台に建ち、晴れた日には三浦半島から房総半島まで広がる素晴らしいパノラマビュー。熱海の海と山の幸を使った、シェフの思いを形にしたコース料理には、眺望のスパイスも効いている。12の客室はすべて源泉かけ流しの露天風呂付き。オーシャンビューの客室なら、水平線を眺めながら湯浴みができる。しかも南熱海温泉は効能が浸透しやすい高張性泉。部屋タイプが豊富に揃い、カップル旅からワーケーションまで、お好み次第。
ツインベッドが海と向き合った配置の“プライムルーム”。朝起きて最初に目にするのが海、という幸せ
フルハイトの窓の絶景レストラン。実は目の前の長浜海水浴場では花火大会を開催。隣の熱海に比べ隠れた穴場
ワーケーションにもぴったりの“エトワールツイン”
一番人気の“ナチュラルスイート”。オープンテラスに露天温泉とソファを置き、太陽の下でくつろげる。もちろん眺望は抜群!
●オーベルジュ フォンテーヌ・ブロー熱海
住所:静岡県熱海市下多賀1484-5
TEL:0557-68-3303
URL:https://fontenu-atami.com/
ダブルルーム3万3000円~、ナチュラルスイート4万4000円~
ブッフ・ブルギニョン
(オーベルジュ レピアーノ)
あまり流通していない秋田錦牛のバラとその隣の部位を、赤ワインで約4~5時間コトコト。ほろりととろける、絶品煮込み
2人に贅沢なおもてなし
料理研究家の加藤明子オーナーの誠心誠意のおもてなしが受けられるのは1日1組のみ。建築家の岸本和彦が手掛けた和モダンな建物は、レストラン棟と宿泊棟の2棟を月見台が結んだ造り。ヒノキが香るクラシックな温泉は、2人きりでのんびりと。もちろん源泉かけ流しだ。このオーベルジュをはじめるまで、実は構想30年。栄養士や商品開発、ペンション経営など経験を積み、人とのご縁を重ねて、夢を結実させたもの。その情熱は、料理にもたっぷり!
船内をイメージした天井のレストラン。器は作家にお願いした1点ものばかり。すべてに妥協のない空間
天城から海へと風が流れる月見台。湯上がりにレトロな籐椅子に腰かけて、くつろぐのもいい。春は桜の木が愛でられる
寝室の壁紙は海をイメージした特別な和紙
湯船も床も清潔感のあるヒノキ材。温泉は水素イオン濃度が高い、彼女も喜ぶ“美肌の湯”!
●オーベルジュ レピアーノ
住所:静岡県伊東市八幡野1251-3
TEL:0557-51-0177
URL:https://www.ikyu.com/00002118/
3万5000円~(平日)
※ホテルの室料は、特に明記がないものは2名1室利用時の1名分、2食付き、税・サ込みの金額となります。
雑誌『Safari』4月号 P202~203掲載
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photo : Jiro Otani, Koki Marueki(BOIL) text : Chieko Koseki