災害による避難生活では、快適な睡眠環境と食を確保することが大切といわれています。心身にストレスがかかる環境で眠りの質が落ちると、疲れが溜まる原因になります。一方で、温かくて美味しい食事や飲みものは、心とカラダをリラックスさせるうえで重要な役割を果たしてくれます。そういった意味でも、非日常を快適に過ごすためのアイデアが満載のキャンプアイテムは、頼り甲斐のある存在になってくれること請け合いです。ここで集めたアイテムは初心者でも扱いやすいものばかりです。だから、ライフラインが止まってしまっても、寒い、空腹などといった悩みも少しは解決できるはずです。

“ラルゴ 0”の中綿は、中空ポリエステルなので丸洗いできてメンテも簡単。足元には消臭加工が施されている。同型の寝袋と連結できる設計なので、パートナーや家族とダブルベット感覚で使うことも。8250円（ホールアース／FDRカスタマーセンター）

避難生活が何日か続いても、万年床はやっぱり考えもの。そこでこの寝袋の出番。大人がゆったり寝られる90㎝幅のワイド設計ながら、畳むとクッションに。お昼寝のときの枕代わりにもなってくれます。

“3qt サービングボウル ウィズ リッド”は、耐久性に優れるステンレス製。ポリプロピレン製の蓋を外せばスタッキングできるので、複数揃えても収納場所に困らない。7480円（ハイドロフラスク／アルコインターナショナル）

停電で空調がきかない場合も、温かいものは温かく、冷たいものは冷たく食べたいもの。このボウルは保冷ボトルと同じ真空断熱構造だから、それが叶います。お皿としても使える蓋も便利。

出来上がり量はお茶碗大盛り1杯分なので、お腹も大満足。万が一、お湯を沸かせない環境であっても、そのまま食べることができるので非常食として備えておくと安心。パッケージが自立するので、お湯を入れて3分経ったら、そのまま食器として使える。各421円（以上モンベル／モンベル・カスタマー・サービス）

災害時は、お湯を入れるだけのインスタント食品が便利。おすすめは、ふんわり食感にこだわったフリーズドライ製法のリゾット。食べやすい優しい食感と即席食品の常識を覆す美味しさが、登山家に大人気なのだとか。

-10℃を5時間保てる保冷力を実現した、“ザ アイスエラ コールドアイスブリック”。いかにも保冷剤っぽくないミリタリーテイストの配色なので、使う楽しさも。2200円（ポストジェネラル／クレエ ポストジェネラル事業部）

500㎖のペットボトルや350㎖缶が、ぴったり保冷剤に密着する設計が特徴。シリコンバンドは伸縮するので、収納数が減っていっても密着感を保てる

停電が何日続くかわからない。そんなときは、飲料などを保冷する際も無駄なく行いたいもの。この保冷剤なら、シリコンバンドで缶などを密着させ、効率よく冷やせます。

上質なシルクを使っているため、薄手ながら高い保温力が期待できる“トラベルシーツ シルク”。寝袋のインナーとして使えば、寝袋自体の保温力を引き上げることもできる。1万3750円（コクーン／エイアンドエフ）

在宅避難中、季節を問わず快適な睡眠をとるためにはシルク製シーツが強い味方に。冬は蒸れずに暖かさを保ってくれます。汗ばむ夏はサラリとした肌触りで涼しく寝られます。

低温下でも火力が低下しにくく、安定した火力を保てる“レギュレーターストーブRangeST-340”。点火や火力調整も簡単に行えるので、ストーブを使い慣れていない人も安心。8800円（ソト／新富士バーナーお客様係）

直径66㎜の火口は中型サイズ（直径11～19㎝程度）のアウトドア用クッカーと相性がよく、クッカーの底をムラなく均等に加熱できる

電気やガスが使えない状況に備えて持っていたい、折り畳み式ストーブ。これはカセット燃料なので扱いやすく、5℃程度までなら外気温が下がっても火力低下しにくいので、寒い季節でも手際よく調理ができます。