【静岡・ガイアフロー静岡蒸溜所】蒸溜開始10周年、“静岡らしさ”を追求する唯一無二のウイスキー造り!
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- ジャパニーズ・ウイスキー・ジャーニー その土地で完成する一杯
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冷却水用の大きな貯水池と美しいコントラストを成す〈静岡蒸溜所〉。内外装には静岡県産の檜が用いられている。
静岡市内、といってもJR静岡駅からはクルマで山を分け入ること約40分、オクシズ(奥静岡)と呼ばれる山間ののどかな一角に〈静岡蒸溜所〉はひっそりと佇んでいる。すぐ隣を流れる安倍中河内川の清流には、翡翠色のカワセミが飛び交い、天然の鮎が泳ぎ回る、どこまでも自然豊かなロケーションだ。
〈静岡蒸溜所〉のエントランス。暖簾に描かれた『S』のロゴマークには、安倍中河内川に生息するカワセミと鮎がモチーフとして採用されている
同蒸溜所を創設したのは、地元静岡で再生可能エネルギー事業を計画していた実業家の中村大航。それまで単なるウイスキー愛好家に過ぎなかった中村は、2012年にスコットランド・アイラ島を初めて訪れた際に「日本で世界に通用するウイスキー造りをする」ことを決意。異業種からの参入のため、まずはウイスキー輸入業から業界での地歩を固め、2016年に前述した場所に〈静岡蒸溜所〉を開業した。
ウイスキーへの愛情が高じて、異業種から参入し、ついには〈静岡蒸溜所〉を起ち上げた代表の中村大航
中村が目指すのは、地元の風土に根ざし、自然と調和する“静岡らしい”ウイスキー。
そのため、同蒸溜所には静岡らしい素材や取り組みが随所に散りばめられている。
まず静岡在住のアメリカ人建築家デレック・バストンによる建物には、オクシズで育った檜がふんだんに使われ、周囲のランドスケープに美しく溶け込んでいる。

国産および静岡産のモルトにもこだわり、『100%日本産モルトウイスキー』『100%静岡産モルトウイスキー』を実現している
静岡産の杉材を使用した木製発酵槽。日本の杉をウイスキー造りに活かすという発想は世界初の試み
原料となるモルト(大麦麦芽)はスコットランド、英国、ドイツ、フランスといった海外産を使用するのと並行して、非常に希少な国産、さらに地元農家と協働して栽培する静岡産のモルトも使用する。仕込み水は隣を流れる安倍中河内川の伏流水。発酵槽はあえて手間のかかる木製を選び、米国産オレゴンパイン材と地元静岡の杉材の2種類を採用している。
左が地元間伐材の薪の直火で蒸溜する初留器『W』、右が蒸気の間接加熱により蒸溜する初留器『K』、中央奥が再留器『S』
極めつきは3基あるポットスチル。初留器『K』は今はなき伝説の〈軽井沢蒸留所〉から移設したもの。もう一つの初留器『W』は世界のウイスキー蒸溜所でも例を見ない薪による直火加熱式。しかも薪には地元の間伐材を使用しているという。これに再留器『S』を加えた3基で、多様な原酒を生み出している。
熟成は麦本来の味わいを大切にするためバーボン樽をメインに据える他、実験的に富士山麓から採取した貴重なミズナラ樽での熟成も行っている。
〈静岡蒸溜所〉のハウススタイルを体現する『シングルモルト静岡 ユナイテッドS』
主力商品となる『シングルモルト静岡 ユナイテッドS』は、初留器『W』と『K』の両方の原酒を使用したバランスの取れた味わい。クリーミーでまろやかな口当たりとすっきりした余韻により、ついついもう一杯飲みたくなってしまう絶妙なバランスだ。
〈静岡蒸溜所〉はもともと見学ツアーを前提として設計されているため、見学ツアーを定期的に開催している。静岡へのサーフトリップの後にでも同蒸溜所に立ち寄ってみることをお勧めしたい。気に入れば、プライベートカスクを購入、な~んて『Safari』読者の心をくすぐる贅沢な選択肢も用意されている。
⚫︎静岡蒸溜所/GAIAFLOW Shizuoka Distillery
住所:静岡県静岡市葵区落合555
TEL:054-292-2555
URL:https://shizuoka-distillery.jp/
オンラインショップ:https://whiskyport.jp/











































































