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2024.04.18


プロのこだわりが効いたキッチンが主役の住まい

料理男子でなくとも憧れる業務用キッチン。無駄を省いた使い勝手のよさと飾らない機能美でどんなインテリアとも相性がいい点が魅力だ。そんな業務用キッチンが存在感を放つ住まいは、プロの料理人の夫と、ラジオ局に勤務する妻がリノベして手に入れたもの。キッチンから小物収納まで、日用品に宿る美を追求したセレクトが秀逸!

中村邸/2LDK/71.4㎡
プロのこだわりが効いたキッチンが主役の住まいハイカロリーバーナーや魚がおろせる舟形シンクを組み込んだ本格的業務用キッチン。鉄やアルミのフライパンなど使い勝手重視のシンプルさがソリッドな美しさを醸す

料理人であり店舗プロデュースも手掛ける中村さんは、自宅でも料理するのを厭わないタイプ。築十数年のマンションを購入し、リノベーションした物件だが、当然こだわったのはキッチンだ。構造柱の右側には、二重バーナーのガスコンロを入れ、「業務用キッチンは基本的に収納が少ないので」と、冷蔵庫の隣には、キャスター付きで引き出せるタワー型の調味料入れをセッティング。

むき出しにした天井から下がるのは、〈トム・ディクソン〉のペンダントライトと、立体的なスピーカー。ラジオ局に勤務し、音を常に身近に感じていたい妻のために、中村さんが選んだ〈リスチュード〉のものだ。バーチの木目を生かした蜜蝋ワックス仕上げで、角度によって様々な形に見え、柔らかく広がった音が上から降ってくる。

面積以上にLDKを広く感じさせているのは、妻の丁寧なもの選びとこだわりによるところが大きい。リノベにあたってプレゼンシートを作って、叶えたい世界観を伝えたそう。床は、張り合わせた板の向きで市松模様を作るスクールパーケット。建具はオーダーで、好みの色に塗った後にあえてふき取ることで木目の表情を出し、軽やかな印象に仕上げた染色塗装。壁と床の境目に付ける幅木は数㎜の細さを指定し、白い壁を広く見せている。思わずダイブしたくなる〈リーン・ロゼ〉の大きなソファも、ローバックのため視界を邪魔せず、部屋を広く感じさせることにひと役買っている。

「この場所を気に入った理由のひとつが、傾斜地のため、2階ながらリビングの外に庭があること」と中村さん。完全なプライベートガーデンとして楽しめ、子供と遊んだり、夜風を感じながら酒を飲んだりするのが、中村夫妻のお気に入りの休日の過ごし方だ。

01 3シーター+コーナーソファでくつろぎ方、自在に
プロのこだわりが効いたキッチンが主役の住まいソファは〈リーン・ロゼ〉のロゼトーゴ。絶妙なカーブを持つ個性的なデザインと丈夫な張り地が特徴で、愛猫の爪も気にならない。リビングで使う小物は、天然木で手作りされた〈オルネ ド フォイユ〉のシェーカーボックスに入れてすっきりと。

02 プライベートガーデンへ続く、抜けのいい空間
プロのこだわりが効いたキッチンが主役の住まい天井までのハイサッシを生かしバーチカルカーテンで窓まわりはすっきりと。一面の窓からの光がむき出しにした天井やパーケット張りの床を柔らかく照らす。庭には〈HAY〉のパリサードシリーズのガーデンテーブルとチェアを購入予定。

03 ベッドルームは〈HAY〉でコーディネート
プロのこだわりが効いたキッチンが主役の住まいベッドカバーやピローケースは〈HAY〉でコーディネート。ハリのあるコットンが心地いい。ベッドルームへは通路側のドアからだけでなくクローゼットからウォークスルーできるため、仕事で就寝時間がずれても家族の眠りの邪魔をせずにバスルームに向かえる便利な動線。

04 洗面室はタイル×木張りで洗練に温かみをオン
プロのこだわりが効いたキッチンが主役の住まい洗面台は足元を抜いてシンプルに造作。上部をスクエアな白のタイル張りに、カウンターから下は木張りにした温かみのあるスタイル。タオルの色も統一することで、洗練された空間に。

INTERIOR POINT
薄色で木の表情を見せるキッチンキャビネット

プロのこだわりが効いたキッチンが主役の住まい食器類を収めているキャビネットはこの家のリノベが完成してから、壁のサイズに合うものを探して古家具店で購入したもの。染色塗装のドアやレトロなパーケット張りの床に似合う落ち着いた風合いが気に入っている。作家ものの食器やアンティークのグラスなど、好きなものを少しずつ買い足して、棚上にはコーヒー、紅茶、中国茶をストック。その日の料理に合わせて飲み物や器をセレクトしているという。

プロのこだわりが効いたキッチンが主役の住まい「庭のある立地が気に入って、このフロアに空きが出るのを待って購入しました。中古マンションを買ってリノベをするのは、周辺環境などが見えてから、自分たちらしい空間にできる良さがあると思います。こだわりや好みを反映してもらい、家にいる時間が今まで以上に好きになりましたね。リビングで子どもが駆け回ったり、猫が気持ちよさそうにくつろいでいると、良かったなと思います」

『Safari』×〈HOUSETRAD〉と
居心地のいい空間づくりを

この記事を読んで、自宅、会社のリノベーション、戸建てに興味を持たれた方は、是非下記アドレスにご連絡ください。『Safari』が、インテリアデザイン会社〈HOUSETRAD〉と一緒に、あなたのライフスタイルに合った住空間をご提案させていただきます。物件探しなどもお気軽にご相談ください。
info_house@hinode.co.jp
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Information

●ハウストラッド
TEL:03-6412-7406
URL:www.housetrad.com

雑誌『Safari』5月号 P242〜243掲載

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写真=松村隆史 文=中城邦子
photo : Takafumi Matsumura text : Kuniko Nakajo
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