インペリアルパンケーキ いちご添え
2018年に開業128年を迎えた、日本を代表する老舗高級ホテルが〈帝国ホテル〉。その〈帝国ホテル 東京〉本館1Fにある “パークサイドダイナー”が今回の舞台。格式高いレストランが並ぶ中で、〈帝国ホテル〉流ダイナースタイルを追求したカジュアルさが魅力。数あるメニューの中でも特に女性に人気となっているのが、伝統あるパンケーキだ。
〈帝国ホテル〉ではじめてパンケーキが提供されたのは1953年。その後、瞬く間にシグネチャースイーツとなり、朝食やディナーのデザート以外に食べる“3時のおやつにパンケーキ”も根づかせた。“コーヒーハウス”、“ザ・テラス”、“さいくる”、“ユリーカ”から現在の“パークサイドダイナー”と提供店舗は変わっても、パンケーキは不動の定番となっている。
インペリアルパンケーキ いちご添え1650円(税込・サ別)
モチモチともサックリとも異なる、極みの新食感!
今回紹介したいのは定番中の定番となっている“インペリアルパンケーキ いちご添え”(1650円、税込・サ別)。適度な厚みのパンケーキはモチモチともサックリともフンワリとも異なる、極みの新食感だ。まずは生地だけの食感と香りを楽しむのが、このパンケーキならではの流儀。その後で、マーガリンとバターから作られたホイップバターや、すっきりとした甘味のメイプルシロップと合わせて食べれば、三段階に楽しめる。
特徴的な美しい焼き色にも注目したい。作り方はまさに職人技だ。生地を混ぜ合わせた後に、少し寝かせた生地をパンケーキ専用のディッシャーですくい、厚さ3cmの専用鉄板へと流す。このときの鉄板の温度は約180度で、油をよく馴染ませておくのがコツ。温度と油の具合が少しでも狂うと、この均一な焼き色は決して生まれないので、まさに神業といえよう。
1ドル銀貨パンケーキ1250円(税込・サ別)
ちなみに、朝食で提供されている“パンケーキ ブレックファスト”(3240円、税込・サ別)は付け合せにベーコンやハム、ソーセージを選べ、ボリュームもあるので朝活やビジネスマンにも評価が高い。またティータイムに人気の“1ドル銀貨パンケーキ”(1250円、税込・サ別)は小さなパンケーキが整然と折り重なっており、コチラもまさにパンケーキの芸術作品だ。
〈帝国ホテル 東京〉で神業的に美しいパンケーキを一緒に食べれば、“本物”がわかる彼女も納得のはず!
●〈帝国ホテル 東京〉パークサイドダイナー
住所:東京都千代田区内幸町1-1-1 帝国ホテル 東京 本館 1F
営業時間:6:00~23:00
※“インペリアルパンケーキ いちご添え”の提供は11:00~23:00
TEL:03-3539-8046
URL:https://www.imperialhotel.co.jp/j/tokyo/restaurant/parkside_diner/
1976年台湾生まれ、後に日本国籍。ブッフェ、フレンチ、鉄板焼、ホテルグルメ、スイーツをこよなく愛する。テレビ東京「TVチャンピオン」で2002年と2007年に優勝。テレビや雑誌で活躍し、料理コンクール審査員、講演、プロデュースも多数。
2017年8月「一般社団法人 日本ブッフェ協会」設立、代表理事就任。