注目度が高まる〈東京ステーションホテル〉のヨーロピアンな空間で極上フレンチを!
国指定重要文化財である東京駅丸の内駅舎の中に位置する〈東京ステーションホテル〉は、1915年に開業した歴史あるホテル。昔の意匠を随所に残したまま、2012年10月3日に大改装オープンしてから、ますます注目度が高まっている。2015年には、開業100周年を記念して、東京のホテルで初めて、小規模のラグジュアリーホテルが集まる“スモール・ラグジュアリー・ホテルズ・オブ・ザ・ワールド”に加盟するなど、話題には事欠かない。これだけの伝統的なホテルだから、当然のことながら食も充実している。
総料理長の石原雅弘さんは日本を代表するグランシェフ中村勝宏さんに師事。2008年の北海道洞爺湖サミット晩餐会では、中村さんのもと料理スタッフとして腕をふるったという輝かしい経歴をもつ。
ヨーロピアンクラシックスタイルのインテリアがくつろぎをもたらす
この石原さんが自ら腕をふるうのがメインダイニングである〈ブラン ルージュ〉。ヨーロピアンクラシックに彩られたインテリアで、天井が高くて開放感がありながらも、上質な大人の静謐な空間が紡ぎ上げられている。ここでは伝統的なフレンチが堪能できるとあって、日夜ゲストで賑わっている。
石原さんの料理を存分に楽しむのなら、3日前までの完全予約制となっている“ルージュ”(2万5000円)に決まり! ランチとディナーに提供されている季節のフルコースで、フロマージュまで付いた全部で8品前後の構成。日本各地の旬の野菜や魚介類はもちろん、フランスの名産地から届く食材や銘柄和牛を織りまぜたという、至福の特別メニューとなっているのだ。
“五感を刺激するプチクリュディテ キャヴィアと北海縞海老タルタル ライムの香り”は、旬を迎えた8種類もの野菜を少しずつ味わえるというアミューズ。それぞれ調理法やソースも異なっており、非常に手間がかかっている。加えて、キャビアをふんだんに用いた一品も添えられており、シャンパーニュに合うことは間違いない!
“国産伊勢海老のビスク カプチーノ”
“国産伊勢海老のビスク カプチーノ”は伊勢海老のポテンシャルが存分に堪能できる一品。カップに入れられた濃厚なスープは、伊勢海老の殻や肝などを凝縮したスープで滋味にあふれている。
“青森産平目のムニエル 各種きのこのソテ添え”
“青森産平目のムニエル 各種きのこのソテ添え”は、脂がのった平目の旬味を生かした魚料理。隠し味的にジュ・ド・ビアンド(肉汁)が加えられているので力強さも感じられるのだ。ソースとキノコの旨味が、平目の繊細な輪郭をくっきりと際立たせている。
経験豊富なソムリエ陣によるセレクトが、ワインと食のマリアージュをもたらす
ワインも豊富で、フランスのボルドーやブルゴーニュから日本、オーストラリアやニュージーランドまで、幅広くラインナップ。経験豊富なソムリエ陣によって、料理にぴったりなワインがセレクトされる。
東京駅は世界中に知られている、日本を代表する駅。その丸の内駅舎で味わえる極上のフレンチは、唯一無二の“口福”だ!
●〈東京ステーションホテル〉ブラン ルージュ
住所:東京都千代田区丸の内1-9-1 東京ステーションホテル2F
営業時間:ランチ11:30~15:00(14:00LO)、ディナー17:30〜22:00(21:00LO)
TEL:03-5220-0014(11:00~20:00)
URL:https://www.tokyostationhotel.jp/
※サービス料込み
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1976年台湾生まれ。テレビ東京「TVチャンピオン」で2002年と2007年に優勝。ファインダイニングやホテルグルメを中心に、料理とスイーツ、お酒をこよなく愛する。炎上事件から美食やトレンド、食のあり方から飲食店の課題まで、独自の切り口で分かりやすい記事を執筆。審査員や講演、プロデュースやコンサルタントも多数。