平安王朝の雅を伝える歌合わせを美しい生菓子に!
味はもちろん、目でも楽しめる手土産なら嬉しさも倍増する。貝の中から涼しげな生菓子が現れるという今回の一品も、そんな楽しみ方ができそうじゃない!?
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- 美人秘書の手土産! [甘春堂の貝合せ]
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- 美人秘書の手土産! Gourmet Safari Magazine
甘春堂の
貝合せ
5個入り2322円(甘春堂)
貝合わせとは、平安時代の王朝貴族による遊びのひとつ。これをイメージして本物の蛤の貝殻に、葛と蕨を用いて作られた生菓子を詰めたのがこちら。縁起のいい蛤を使っており、お祝いのギフトとしてもおすすめ。中の餡は季節毎に変わり、夏は写真の抹茶餡に。
四寅商店
秘書/若女将
堀 美香さん
京焼・清水焼の海外客向け販売業務を経て、“京の台所”と称される錦市場にて、1910年創業の八百屋〈錦 四寅〉へ。秘書として、また若女将としても接客から経理、SNS担当など幅広い業務に携わっている。休日には家族とともにパン屋や公園巡り、ドライブなどアクティブに過ごすほか、趣味の三味線に没頭することも。
京都出身で子供の頃から茶道を嗜んでいた堀さんにとって、和菓子は身近な存在。そんな彼女が自信を持っておすすめするのが、今回の貝合せだ。
「本物の蛤の貝殻を使った外側も中の生菓子も美しく、はじめて見たときは食べるのがもったいないと思ったほど。この気持ちを是非ほかの人にも伝えたいと、自分でも手土産にするようになりました」
見た目にもインパクトがあり、お茶とも好相性。そのうえ、歌合わせという平安王朝の遊び由来の和菓子とあって、京都ならではの手土産としても重宝する。
「自分が美味しいと思った気持ちを共有したいので、京都土産として府外の人に贈ることも多いですし、あえて近くの人にもよく贈りますね。気に入ってもらえたらすぐリピートできるよう、お相手がすぐ買える場所のモノを贈るというのもありかなと思います」
普段堀さんは相手との会話を思い出しながら手土産を探すというが、ふと見つけたモノを、これ好きそうだなと相手の顔が浮かんで選ぶこともあるし。実際に贈った相手の喜んでいる顔が見られて、思わず自分が嬉しくなることもある。
「こういう相手を考える時間や渡す時間も含めて手土産ですよね。私はそこに手土産ならではの温かさを感じるし、自分も相手からそんなふうに思ってもらえる人になれたらいいなと思っています」
●甘春堂
TEL:075-561-4019
雑誌『Safari』8月号 P220掲載
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