〈アークエアー〉は機能性と洗練度が違う!
お洒落鮮度を上げるアウターは“軽快ミリタリー”!
ミリタリー系ウエアはワイルドな印象に仕立ててくれるから、タフな男の演出にはうってつけ。でも一歩間違えると、その武骨さが野暮ったいと思えてしまうことも。そこで、紹介したいのが〈アークエアー〉の新作。ミリタリーテイストだが、洗練されたデザインなうえに軽快感があるので、これからの季節にはぴったり。男らしさにモダンを取り入れたウエアは、旬な大人カジュアルの完成に欠かせない新顔アウターといえるかも!
- TAGS:
- Fashion
〈アークエアー〉は軍隊へ製品を提供してきたアークティス社という会社が立ち上げたレーベル。これまでアークティス社は約30年間という長きにわたって世界中の軍隊・特殊部隊へ製品を提供してきた。だから、その機能性はお墨つき。ただ、そういうと「武骨すぎるのでは?」な〜んて思うかも。でも心配ご無用。経験と知識を継承しつつも、タウンユース向けに展開されたコレクションは、見た目のデザインもグッと洗練されている。百聞は一見に如かずということで、実際にどんなアイテムがあるのか見ていこう。
item01
モノトーンミリ柄
スモックジャケット
右:5万5000円 左:6万6000円(以上アークエアー/グリニッジ ショールーム)
大きめの4つポケットが機能的かつ見た目にも印象的!
デザインのベースは英陸軍の特殊空挺部隊で採用されたスモックジャケット。同型をアレンジしたものもヨーロッパ諸国の特殊部隊に採用されており、〈アークエアー〉の定番といえるモデル。撥水性・防風性の高いコットンキャンバスを使用し、水や風の進入を防ぐため、生地の打ちこみを強くしている。ちなみに、この生地は英空軍のパイロットように開発された高密度生地“ベンタイル”に着想を得ている。マチつきの大容量ポケットも特徴的。右の黒迷彩は主にドイツ軍で用いられたものをベースにダークトーンのグラデをつけたもの。左のクレイジーパターンは今シーズンのカモ柄を集結させたもの。
たとえばこ〜んなコーデ!
ジャケット5万2000円、パンツ2万4000円、ハット8400円、バッグ1万2000円(以上アークエアー/グリニッジ ショールーム)
カモフラ柄アウターなら個性が出て新鮮!
ワル目立ちを避けたい人は、ついつい無地のものを選びがち。ただ、違いを出すのであれば、柄を取り入れるなどの工夫が必要だ。で、この写真のようにモノトーンのカモ柄なら派手すぎるということはないし個性も出る。この個性を生かすなら、たとえばカモ柄に馴染むカーゴパンツを合わせるのもいい。こんな合わせであれば、当然アウトドアのようなシーンで着ても似合うし、遊びゴコロも感じるはず。しかも、特筆すべきは、ミリタリー特有の重苦しさがないってこと。これも、男らしさをモダンに仕上げているモノトーンのジャケットのおかげといえる。
item02
ホワイトミリ柄
スモックジャケット
6万2000円(以上アークエアー/グリニッジ ショールーム)
動きやすさを追求したデザインはアクティブな大人に最適!
item01のスモックジャケットを近年の軍従事者の要望に応えてアップデイトしたバージョン。腕まわりは、動かしやすいようにカーブしたパターンに。見た目も、腕を上げた際に腕や肩まわりがすっきりと見えるように工夫が凝らされたという。実はこの工夫、スナイパー部隊の動きに合わせた仕様。また、脱着可能なフードを採用し、アーム下には通気性を確保するベンチレーション付き。ちなみにこのカラーは、2000年代にフランス陸軍に提供された“ツンドラ”カラー。本来は雪の冬山をモチーフにして作られた柄だが、こちらは北極の夏をイメージしたカラーリングだとか。
item03
パッカブルジャケット
2万4000円(以上アークエアー/グリニッジ ショールーム)
パッカブルで持ち運びもできて突然の雨にも対応可能!
〈アークエアー〉のライトウエイトアウターで、代表的アイテムともいえる雨天仕様のパッカブルジャケット。ジッパーも水が入りこまない止水テープ付きになっている。“マンモスシャツ”という人気のあったプルオーバーのボア付きアウターの軽量版で、2オンスのリップストップナイロンを使用するなど、できる限り軽く、そしてシンプルデザインを目指して開発。大容量のカンガルーポケットはなにかと重宝しそう。
item04
オーバーシャツジャケット
2万9000円(以上アークエアー/グリニッジ ショールーム)
都会的な印象のバイカラーと4つポケットがアクセント!
“ジャングルシャツ”、または“ホットクライメットシャツ”と呼ばれる、熱帯雨林での活動を想定したオーバーシャツ。通気性を確保するベンチレーションや、収納性の高いポケットがポイント。コチラは〈ジュンヤワタナベ〉や〈エヌ.ハリウッド〉など多くのブランドがコラボする人気モデルでもある。裾にあるウェビングなどはデザイン的アクセント。
item05
ジャーナリストベスト
3万9000円(以上アークエアー/グリニッジ ショールーム)
グレイッシュなカラーでスタイリッシュに着られる!
もともと軍用に開発されたベストだったが、その機能性の高さから戦地に赴くジャーナリストやカメラマンに多く着用されるようになった通称“ジャーナリストジャケット”。今季のベストはスタンドカラーのためすっきりとした印象に仕上がっている。斜めに付いたポケットや、ウェビングテープはジャーナリストジャケットと同じディテール。シルエットは細身に作られており、スタイリッシュに着こなせる。
●グリニッジ ショールーム
TEL:03-5774-1662
URL:http://greenwich-showroom.com/
photo : Tomoo Syoju (BOIL)
※価格は例外を除きすべて税抜き価格です