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FASHION ファッション

2023.05.20

【デニム用語】今さら聞けない!? でも知っておきたい、 
“かっこいい”に欠かせない、デニムの“加工”ってなに?

ヴィンテージデニム人気が再燃している昨今。ここしばらくリジッドばかり履いていたという人も、久しぶりに色落ちデニムを履きたくなっているのではないだろうか。といっても、リアルヴィンテージを手に入れるのは少々ハードルが高い。価格もそうだが、理想の色落ちデニムを見つけるのは結構骨が折れるから。そんなとき、頼りになるのが加工モノだ。

■加工デニムがかっこいい理由!■

理由1:ストーリーを感じさせる
理由2:唯一無二な味わいがある
理由3:タフで男らしい雰囲気

今や当たり前となった加工デニムの存在。その立役者といえば、いうまでもなく日本。デニムの世界的産地である岡山然り、日本にはリアルな加工技術を誇るファクトリーが沢山ある。それらの活躍により、リアルヴィンテージでなくともヴィンテージ気分を存分に楽しめることができるのだ。

しかし、なかにはおおよそ通常穿き込んだときにつかないアタリなど、リアルヴィンテージ好きが見れば不自然な色落ちを見せるデニムも。ということで、今回は加工デニムを買う際に知っておきたい色落ちなどの名称やその特徴を紹介しよう。

◆◆デニム加工の主な種類とは?◆◆
加工1:ヒゲ◆

股の部分から放射状に伸びる色落ちのこと。ご想像のとおり動物のヒゲのように見えることから名づけられた。デニムの色落ちにおける象徴。

加工2:たて落ち◆

縦に細い筋状に色が落ちている状態のこと。デニムの織り方、染色方法、糸の太さや撚りの不均一など様々な要素が重なって出てくる色落ち。

加工3:ダメージ◆

膝やポケットの縁など、破れてしまった状態。別名クラッシュとも呼ばれ、どちらもハードでワイルドな印象になる。

特徴4:リペア◆

裏から布を当てたり、またはステッチを無数に走らせる通称タタキと呼ばれる方法を用いて修理した様子。写真のように、あえて別生地を当てることも。

特徴5:サイドのアタリ◆

一般的なデニムの場合、2枚のデニム生地を縫い合わせる際、外側は重なった生地端を開いた状態にする。その部分が表の色落ちに影響し、浮かび上がっている様子。

加工6:ハチノス◆

膝裏の色落ちのこと。屈伸などを繰り返すと、文字どおり蜂の巣状の色落ちになる。色落ち加工において複雑な箇所となり、表現力が求められる。

◆ついでにウンチク!◆

新品のデニム生地は糊付けされた状態で、堅く表面もフラットだ。この状態をリジッドと呼ぶ。一度選択すると糊が落ち、履き込むにつれて徐々にやわらかくなり色も落ちてくるのだ。

《今回使用したデニムはコチラ》
[リーバイス]
LEVI'S
“501”


ヒゲの説明で使用。1万5400円(リーバイス/リーバイ・ストラウス ジャパン)

もはや見わけがつかないほど
リアルさにこだわった1本

リーバイスにおける、いやデニムパンツ全般において名品と言える501。こちらは長年穿き込んだ色落ちを再現したオーセンティック・ヴィンテージで、濃淡のハッキリと出たリアルなヒゲが見どころ。 

 

“505”

ハチノスの説明で使用。1万4300円(リーバイス/リーバイ・ストラウス ジャパン)

ヒゲもサイドのアタリも
通が見ても納得の仕上がり

501に続き人気なのが505。スッキリとしたストレートシルエットがどこか洗練さを帯びながらも、こんなリアルな色落ちならやはりワークパンツが出自であることを思い起こさせてくれる。 

 

“150周年 501”

ダメージ、リペアの説明で使用。2万900円(リーバイス/リーバイ・ストラウス ジャパン)

ここまで実際に穿き込むには
相当な時間がかかるはず

今年で誕生から150周年を迎えた名品501。このハードなダメージ加工を施した1本は、それを祝してリリースされたもの。手の込んだリペアに加え、150の数字がパッチやタブにも記されたスペシャル仕様。 

 

[リーバイス ビンテージ クロージング]
LEVI’S VINTAGE CLOTHING
“1947-501”

たて落ち、サイドのアタリの説明で使用。4万8400円(リーバイス ビンテージ クロージング/リーバイ・ストラウス ジャパン)

元のデニム生地が最上なら
色落ちだって最上に

第2次世界大戦終了後、大戦中に簡素化されたディテールが復活したのがこの年代。ディテールの再現はもとより、日本製の最高級セルビッジデニムにリアルすぎる加工を施すなど、ヴィンテージマニアも納得の仕上がり。 

 

 
Information

●リーバイ・ストラウス ジャパン
TEL:0120-099-501

写真=正重智生 スタイリング=田川 匠 文=安岡将文
photo : Tomoo Syoju(BOIL) styling : Takumi Tagawa  text : Masafumi Yasuoka
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