〈エルメネジルド ゼニア XXX〉品格ある大人のための未来まで見据えた“モアレ柄”
大人が柄アウターを着るとワル目立ち!? 確かに一理あるが、地味になりがちな冬コーデに差をつけるのに、柄は使える……。そんなジレンマを解消するのが、品格と遊び心はもちろん、未来のことまで考えたリッチなモアレ柄だった!?
- SERIES:
- FOCUS ON 今月注目したいモノ・コト!
ERMENEGILDO ZEGNA XXX
年相応、は両刃の剣⁉ だって、年齢に縛られるとつまらない大人になるし、かといって経験値を重ねた成熟がなければみっともない。だから、好奇心を忘れずにアクティブに過ごす一方、品格も磨いていきたい……な~んて言うだけ言ってみたが、その道はなかなか険しい。で、ここからが本題。ファッションにおける、アウターの“柄”問題についてだ。これから迎える冬の本番は、アウターひとつで見た目を判断されがち。人と違う個性を出すには、柄が有効なのだが、年相応の着こなしとなると、なかなか難しい。派手な柄は、いい大人が着るとオラオラ感が強く出たり、安っぽくなったり、若作りに見えたり。さらに無地と違って個性が強いため、合わせる服も狭まる。だから、いつの間にか無難な地味色ワントーンのアウターを着こむわけだが、はたしてそれでいいのか? こんな安直な選択を続けているうちに、つまらない大人になっていく可能性も⁉
で、そんな“柄”問題に応えたのが、〈エルメネジルド ゼニア XXX〉のブルゾン。この柄はなに⁉ って驚いた人も多いかと。コチラは“モアレ”といって、規則正しく繰り返された線を重ね合わせたときに、それらの微妙なずれによって生まれる波模様。そんな視覚効果で自然に発生する波柄ゆえ、個性たっぷりなのに、ワル目立ち感は皆無。どこか未来的、それでいてエレガントな品格も漂う。まさに、大人の男が着るふさわしい柄じゃありません? しかも、汎用性の高いチャコールグレーだから、着こなしの幅も広く、デニムでカジュアル使いはもちろん、都会的なコーデとも相性がいい。加えてこの生地、実は端切れや残布などを革新的ワザでリサイクルした、サスティナブルなポリエステル素材。柄といい、未来を考える発想といい、これぞ“年相応”の大人の選択かと!
タフな魅力をもたらす、スタンドカラーの短丈ジップアップブルゾン。さりげないパイピング使いが、都会的かつ洒脱なアクセントに。防寒効果を高めるスナップボタンを配した前立て、内側に配したジップ仕様のポケットなど機能面も充実。45万7000円(エルメネジルド ゼニア XXX/ゼニア カスタマーサービス)
●ゼニア カスタマーサービス
TEL:03-5114-5300
雑誌『Safari』12月号 P276掲載
“FOCUS ON”の記事をもっと読みたい人はコチラ!