D型のシグネチャーバックル、中央のベロなど“ブリヨン”の象徴的デザインはそのまま。しなやかな手触りで軽いシボ感のあるカーフレザーを採用した、新作“ブリヨンテンポ L”。デイリーに使いやすいたっぷりしたコンパートメントは、柔らかなゴートスキンでライニング。W37.5×H28×D13.5㎝。各139万3700円(デルヴォー/デルヴォー)
夏以降、連日の大混雑が伝えられた大阪・関西万博が閉幕した。購入チケットの入場予約が取れない、7時間待ちでパピリオンに入場……など、押し寄せる人波の中でハードな体験をした方もいるのでは? そんな中で、訪れる誰の目も楽しませたのが、様々な趣向を凝らした建築。ぶるぶると震えて見えるシグネチャーパビリオン“ヌルヌル”や、会場全体を見わたせるダイナミックな大屋根リング。次から次へと現れる、個性ある建築に驚いた人は多いはず。
そんなユニークな建築にインスパイアされて生まれたバッグがある。それがベルギー王室御用達〈デルヴォー〉の“ブリヨン”。第二次世界大戦後初となったブリュッセル万国博覧会で、建築家ル・コルビュジエが設計したパビリオンに着想を得たシグネチャーだ。その進化版である“ブリヨン テンポ L”は、2パターンにアレンジできるフラップが特徴。通常の留め方のほかに、写真左のようにフラップを折り返して固定できる。開口部は回転式のD型ロックで留められるため、貴重品を守りながら中身の出し入れができる構造だ。誕生からずっと進化し続けてきたこの名品。確かに万博の名建築のごとく人を驚かせ、永遠に惹きつける魅力を宿しているかと。
●デルヴォー
TEL:03-6432-9125
※『Safari』12月号246ページ掲載
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