〈ヴァレンティノ〉のスタジアムジャンパーは、王道アメカジアイテムが上品に、そして贅沢に!
シボレザーがほかにはない表情を生む。シンプルにTシャツの上に着るだけで存在感のあるコーデに。パンツは、黒デニムがおすすめ。製品は左身頃が上になる。39万6000円(ヴァレンティノ/ヴァレンティノ インフォメーションデスク)
“基本に忠実”なスタジャン!?
フィギュアスケートから“規定の演技(自由な表現力ではなく、基礎的な技術を採点する)”がなくなって30年以上経つが、今でも“フリーの演技”が上手な選手は“規定の演技”も上手だ。“フリーの演技”だけが上手な人はいない。などと議論になることもしばしば。そして、ここで導き出される結論は、得てして「基本に忠実であれ!」ということだ。
そんなことをこの〈ヴァレンティノ〉のスタジャンを見ていて、再確認した。身頃がウールで、袖部分はレザー。胸の大きなブロック体の“V”のもこもこワッペン。加えて、リブの2本の白ライン、スナップボタン……。そう、これらのディテールはまさに、基本に忠実な“ザ・スタジャン”というべきもの。
しかし、ここからが真骨頂。往々にして、スタジャンには野暮ったさが伴うけれど、こちらは違う。上品ですっきりしたシルエットや、落ち着いたブラウンの色使いで、洗練された雰囲気をまとう。簡単にいってしまえば、“大人のスタジャン”ということになるだろう。でも、“基本に忠実”な大人って、いるようでいない。だからこそ、特別に見えるのかも!?
スタジャン、またの名をバーシティ(代表チーム)ジャケット。だから、CREWの文字や、年代、土地名は誇らしく感じるのかも!? 1960はブランドの設立年
●ヴァレンティノ インフォメーションデスク
TEL:03-6384-3512
雑誌『Safari』2月号 P41掲載
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