出来がよすぎて気になる、まさかの“和紙のデニム”とは?
大好きなアイテムも時間が経てば、なにか新しさを求めるのが洒落者の常。たとえば穿き慣れたデニムだってそう。最近ではデニムも多彩に進化。高いストレッチ性はもちろん、防臭・抗菌など、機能性の高いタイプも登場してきている。そんな中、日本古来の和紙の特性を生かしたデニムがあると言われたら? しかも快適で、見た目もいいとなったら、とっても気になりません?
で、そんな意外性の高いデニムを手掛けたのが日本発ブランドの〈アンダーソン アンダーソン〉。2019年よりスタートし、アンダーウエアを中心に展開しているこちら。ブランドのコンセプトは、“和紙がつくる健やかな肌”。文字どおり独自開発した和紙を用いた“ワシファブリック”を強みとし、展開するウエアに使用。肌あたりのよさや吸放湿性、抗菌防臭性といった和紙ならではの特性が評判で、多くの人に好まれているようだ。
で、そんなブランドが2月25日(金)から発売するのが、ブランド初展開となる“和紙のデニム”。こちらの素材は経糸にコットン、緯糸に和紙を使用したもの。和紙の原料に使用したアバカ(マニラ麻)は抗菌・防臭などの機能に優れ、一般的なデニムよりも軽くて薄手なのが特徴となっている。
気になるラインナップは、長く愛用できるようにと、ベーシックなストレートシルエットで3色の展開。カラーごとにディテールをそれぞれ変更するなど、細かいこだわりも窺える。では、ここからは気になるデザインをチェックしていこう。
UNDERSON UNDERSON
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どんなスタイルにもハマる
プレーンな淡青デニム!
■Detail
バックサイドはこんな感じ。インディゴと呼ばれるこちらの淡青デニムのみ、ウエスト部分にレザーパッチ跡を表現。斬新な素材使いに、こういったヴィンテージライクな意匠を組み合わせるギャップがまたお洒落じゃない?
都会派には欠かせない
上品顔のブラックデニム!
“漆黒”という概念からインスピレーションを得たというブラックデニム。その名のとおり、深いトーンの黒が特徴的で、黒い漆塗りのような絶妙なツヤがデニムに品を添えている。また、通常のデニムにはない外側のダブルステッチをサイドに加えつつ、タックボタンやステッチをブラックで統一。あえてリベットをなくすことで、さらにすっきりと上品な印象に仕上げているのがポイント。
■Detail自然光に当たると、ブラックの絶妙なツヤがよくわかる。よくある黒デニムにはない特徴といえるだろう。さらに、しっかりとしたハリのある表情もスタイリッシュさを後押し。とはいえ、穿き心地が柔らかなのが、“和紙のデニム”の嬉しいところ。
オーセンティックなリジッドデニムも
ゴワつきなしでサラッと穿ける!
王道のリジッドデニムは、コッパー色のリベット、オレンジのステッチをあしらうなど、オーセンティックな顔つきに仕上げた1本。そんな本格デニムの仕様を取り入れつつも、見た目からは想像できないほど軽量で柔らかく、機動力を損ねないのが“和紙のデニム”。こんな王道デニムを快適に穿けるのは、楽ちん派にとって嬉しいはず。穿きこむほどに通常のデニム同様、色合いの変化も楽しめる。
■Detail
ヒップを美しく見せるのは、しっかりとしたステッチワークのおかげ。ポケットを縁取るステッチが、クラシックなデニムの後ろ姿に表情を加える。こちらも先ほどのブラックデニムと同じく、スマートさやハリのある見た目が都会派にも喜ばれそうだ。
どのタイプも肌面はサラッとした感触で、肌触りも良好。しかも和紙という素材が持つ吸放湿性などの多彩な機能により、汗ばむ日にも快適に過ごせるはず。日本の気候を考えると、まさにこんな素材のデニムこそが次なるスタンダードになるかも!
●アンダーソン アンダーソン 東京ミッドタウン(六本木)店
TEL:03-6447-1099
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