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DENIM デニム

2021.11.21

再び注目の〈リーバイス〉“501”!
今買える時代違いのモデルでおさらい!

再びのアメカジ人気を受けて、注目度急上昇中のインディゴデニム。『Safari』スタイルにはなくてはならないド定番アイデムだが、ヴィンテージデニム市場も活況とあらば、さらに気になるところ。そこで、みなさんに改めて質問をしてみたい。「“インディゴデニム”と聞いて、一番に思い浮かぶモデルは?」。おそらく十中八九、〈リーバイス〉の501を挙げるのではないだろうか。じゃあ、「501ってどんなデニム?」と聞かれて、ちゃ~んと答えられる人となると……。ですよね。でも、ズバッと答えられなくても、気にする必要はナシ。なにせ、同じ501でも時代によって全然違うので!

■〈リーバイス〉“501”とは■

〈リーバイス〉は、ゴールドラッシュに湧く1853年のサンフランシスコで、ドイツ移民のリーバイ・ストラウスが前身となる雑貨商を開いたのがそのはじまり。そして、1873年に金鉱労働者のためにリベット補強したデニムパンツを生み出した。それこそが、現在に続くロットナンバー501の元祖だ。

“501”と正式に命名されたのは、それから27年後の1890年。そう、100年以上の歴史があるモデルなのだ。そんな世紀を超えて支持され続けるモデルともなれば、その変遷も実に様々。最初期の1890年モデルでは、ヒップポケットは片側ひとつ、そしてベルトループはなくサスペンダーボタンとバックシンチが付けられていた。コレは、当時の501があくまで作業着であり、パンツの上から穿くオーバーパンツとして使用されていたことによるもの。その後、1940年代に大流行が起きた際にはより街穿きしやすいシルエットになったり、第2次世界大戦中にはヒップポケットのステッチがペイントになったりと、同じ501というロットナンバーを掲げ続けながらも、実際は様々な変化を遂げているのだ。

ちょっと前まではテイパードシルエットの501が登場し人気を集めていたが、最近の古きよきアメカジブーム到来によって、再びストレート人気が復活。こんなふうに読み解いていくと、時代やトレンドの変化と501の変化は、常にリンクしているということがわかる。つまり、〈リーバイス〉501の歴史は、ファッションの歴史そのものと言っても過言じゃないってこと。 

 

[リーバイス ビンテージ クロージング]
LEVI'S VINTAGE CLOTHING
年代別変遷はコチラ!
《1890年》

3万800円(リーバイス ビンテージ クロージング/リーバイ・ストラウス ジャパン)

コレがすべてのはじまり!
労働着としてのつくりが随所に!

501というロットナンバーをはじめて冠したのが1890年。あくまで金鉱労働者向けの作業パンツであり、ヒップポケットはひとつ、ベルトループではなくサスペンダーボタンにシンチバックと、今の501とはずいぶんと形が異なる。ちなみに、レザーパッチに記される501の後に続くXXという文字だが、1890年以前は501という数字がなく、ただXXと呼ばれていた。 

 

《1944年》



3万800円(リーバイス ビンテージ クロージング/リーバイ・ストラウス ジャパン)

501がお洒落アイテムとして
認知された中で生まれた変わり種!


西海岸を中心とした大学生の間で、ファッションアイテムとしてデニムが流行した1940年代。しかし、その後訪れた第2次世界大戦中は、物資の不足から501も簡素化されることに。ウォッチポケットのリベット、クロッチリベット、バックシンチが省略されるとともに、ボタンは量産品の月桂樹ボタンに、そしてヒップポケットのアーキュエイトステッチも糸ではなくペイントに変更された。 

 

《1954年》


3万800円(リーバイス ビンテージ クロージング/リーバイ・ストラウス ジャパン)

ファッションとしての需要が
確立された時代らしい変化!

1950年代に入り東海岸へマーケットを拡大するため生まれたのが、1954年にリリースされたジッパータイプの“501Z”だ。ニューヨーカーに向けたデザインは、これまでのシルエットをよりモダンに。細身のシルエットにテイパードを効かせ、ウエスト、ヒップの余分な腰まわりもすっきりと仕立てたモデル。 

 

《1966年》



3万800円(リーバイス ビンテージ クロージング/リーバイ・ストラウス ジャパン)

ヴィンテージと呼ばれる
事実上の最終モデル!

1967年に全品番を変更したことで、501XXというロットナンバーは消滅。だが、1966年には徐々に501という表記に移行がはじまっており、501XXというロットナンバーを併記しているものがあった。同年代の特徴は、さらにバックポケットのリベットが糸によるバータックに変更。ビッグEタブは継承されており、この両方を持ち合わせたモデルは1971年までのわずか5年しか製造されていない。 

 

《2021年》


1万4300円(リーバイス/リーバイ・ストラウス ジャパン)

名品の系譜を継ぎつつも
進化を続ける501の今!

コチラは現行の501。バリエーションが様々に展開されているが、この1本はコーンミルズ社製の12.5オンスデニムを採用したもの。コーンミルズ社の文献に残る1909年製の極濃色インディゴをイメージしてつくり上げた、XXX9デニムのアップデイトバージョンを使用。経糸に異なる太さの糸をミックスしたデコボコ感のある表情が特徴的で、デニムの原点を思わせる、穿きこむほどに味わいを増すスペシャルデニム。ヴィンテージの豊かな風合いが魅力のオーセンティックヴィンテージ。 

 

《こんなコーデがイマドキ!》
武骨なストレート味デニムにも
旬のスポーティな要素をプラス!

カバーオールジャケット6万2700円(ラグ & ボーン/ラグ & ボーン 表参道店)、カーディガン4万2900円(ロンハーマン)、サーマルパーカ2万5300円(トラディショナル ウェザーウェア/トラディショナル ウェザーウェア 青山店)、デニムパンツ1万4300円(リーバイス/リーバイ・ストラウス ジャパン)、サングラス4万2900円(モスコット/モスコット トウキョウ)、スニーカー6050円(ヴァンズ/ヴァンズ ジャパン)

色落ちした501に、スウェットパーカとカバーオール。アメカジにおける鉄板の組み合わせと言っていい。確かに、昔ながらのアメカジが再び人気を集めている昨今にはうってつけだが、鉄板なだけではもの足りないというもの。カバーオールにビビッドカラーをチョイスし、パイル生地のカーディガンをプラス。さらに足元に〈ヴァンズ〉を合わせることで、武骨なワーク系アメカジから西海岸な香りのする爽やかなアメカジにアップデイトできる。 

 

 
Information

●ヴァンズ ジャパン
TEL:03-3476-5624

●トラディショナル ウェザーウェア 青山店
TEL:03-6418-5712

●モスコット トウキョウ
TEL:03-6434-1070

●ラグ & ボーン 表参道店
TEL:03-6805-1630

●リーバイ・ストラウス ジャパン
TEL:0120-099-501

●ロンハーマン
TEL:0120-008-752

写真=正重智生 スタイリング=田川 匠 文=安岡将文
photo : Tomoo Syoju(BOIL) styling : Takumi Tagawa  text : Masafumi Yasuoka

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