さりげないリペア加工が大人の男にぴったりのダメージデニム
穿くだけで男らしさを強調できるダメージデニムは頼れる存在。ただ、場合によっては、肌が見えすぎて小僧っぽくなることも。そこで使えるのが、リペア加工のデニム。上品さをほどよく保ちながら、大人の男らしいワンランク上の着こなしをしてみない?
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P.M.D.S.
暑くなると、とりあえず見た目でラフさや爽やかさを出したくなるもの。となると、どうしてもTシャツにデニムというシンプルな格好を選ぶ人が多くなる。だってこれこそ究極のベーシックスタイルだし、絶対に失敗しないコーディネート。でも、アラフォーの『Safari』世代なら、定番のスタイルだからこそ人と差をつけたいし、男らしさだって加えたいところ。そんなときに頼りになるのがダメージデニムだ。でも、パックリと穴が開き、肌が見えすぎるものは上品さ、清潔感に欠けてしまう場合もある。しかも、加工がハードすぎるものは、若造っぽく見えてしまう可能性も。そこで、だらしない印象にならない、大人にぴったりのダメージデニムを紹介したい。
おすすめなのが、〈ピーエムディーエス〉のリペアデニム。ダメージ加工の裏にリペア加工をしているので、肌を露出せずにダメージ感のあるデニムを楽しめる。品がありながらも、ワイルドな雰囲気もあり、男らしさを一段上げて見せてくれるから頼もしい限り。ほどよいダメージ感やムラのある色落ち、ペイント加工は、大人カジュアルのほどよいアクセントになるはず。形は、腰まわりにゆとりを持たせたテイパード。裾に向かってツイストさせながらシェイプした、立体感のあるフォルムなので、穿いたときに下半身がすっきり見えるのも大人には嬉しい配慮。さらに、ロールアップすればヌケ感を作れ、カラフルなステッチワークをチラ見せできるのもポイントだ。
ここまでワザありの加工と美シルエットが効いたデニムなら、シンプルなTシャツを合わせても大人らしくサマになるってもの。ダメージデニムで肌が見えてしまうのに抵抗ある人も、すんなりと着こなすことができるはず。ダメージを全面に押し出さない、さりげないリペア加工の1本は、大人にはうってつけ!
イタリアの名門カンディアーニ社のデニムを採用。ストレッチ性もあって、穿き心地は抜群。すべてメイドインイタリアにこだわり、ナポリの職人が丁寧に仕上げている。裾は、カラフルな糸で縫われているので、裾を折り返して穿けば、足元に遊び心が出て軽やかな印象になる。2万7000円(ピーエムディーエス/WAKO&CO)
●WAKO&CO
TEL:06-6263-8188
雑誌『Safari』7月号 P234掲載